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公開番号
2025090421
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205628
出願日
2023-12-05
発明の名称
車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
B60W
30/20 20060101AFI20250610BHJP(車両一般)
要約
【課題】自動運転モードでの車両の加速時に、デファレンシャルギヤでのガタ打ちショックを運転者に感じさせるのを抑制する。
【解決手段】車両は、エンジンと、エンジンに接続され且つロックアップクラッチを有するトルクコンバータと、トルクコンバータに接続されると共に駆動輪にデファレンシャルギヤを介して接続された変速機と、制御装置と、を備える。この場合に、制御装置は、自動運転モードで車両の加速要求を予測したときには、ロックアップクラッチの過渡制御をデファレンシャルギヤのガタ詰め制御よりも前に行なう。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンと、前記エンジンに接続され且つロックアップクラッチを有するトルクコンバータと、前記トルクコンバータに接続されると共に駆動輪にデファレンシャルギヤを介して接続された変速機と、制御装置と、を備える車両であって、
前記制御装置は、自動運転モードで前記車両の加速要求を予測したときには、前記ロックアップクラッチの過渡制御を前記デファレンシャルギヤのガタ詰め制御よりも前に行なう、
車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の車両としては、エンジンと、エンジンに接続され且つロックアップクラッチを有するトルクコンバータと、トルクコンバータに接続されると共に駆動輪にデファレンシャルギヤを介して接続された変速機とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、加減速操作を必要とすることなく予め定められた目標走行状態で走行するように少なくともエンジンのトルクを自動的に制御して走行する自動運転走行制御部と、予め定められたロックアップ条件に従ってロックアップクラッチを係合解放するロックアップ制御部とを備える。そして、自動運転走行制御部は、ロックアップクラッチがロックアップ条件に従って係合状態となるように目標走行状態を設定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-199919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両では、ロックアップクラッチの過渡制御中、エンジンからトルクコンバータおよび変速機を介してデファレンシャルギヤに伝達されるトルクが変動しやすくなる。このため、車両の加速時にデファレンシャルギヤのガタ詰め制御を行なう場合に、これとロックアップクラッチの過渡制御とが並行すると、デファレンシャルギヤでガタ打ちショックを生じやすくなる。特に自動運転モードでは、運転者がこうしたショックを感じやすくなる。本開示の車両は、自動運転モードでの車両の加速時に、デファレンシャルギヤでのガタ打ちショックを運転者に感じさせるのを抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。本開示の車両は、エンジンと、前記エンジンに接続され且つロックアップクラッチを有するトルクコンバータと、前記トルクコンバータに接続されると共に駆動輪にデファレンシャルギヤを介して接続された変速機と、制御装置と、を備える車両であって、前記制御装置は、自動運転モードで前記車両の加速要求を予測したときには、前記ロックアップクラッチの過渡制御を前記デファレンシャルギヤのガタ詰め制御よりも前に行なうことを要旨とする。
【0006】
本開示の車両では、上述の制御により、自動運転モードでのその後の車両の加速時に、ロックアップクラッチの過渡制御とデファレンシャルギヤのガタ詰め制御とが並行するのを抑制し、デファレンシャルギヤでのガタ打ちショックを運転者に感じさせるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の実施形態のハイブリッド車の概略構成図である。
処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本開示の実施形態のハイブリッド車20の概略構成図である。図示するように、実施形態のハイブリッド車20は、エンジン22と、モータ30と、インバータ32と、クラッチK0と、動力伝達装置40と、ブレーキ装置50と、操舵装置52と、ナビゲーション装置60は、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)70とを備える。
【0009】
エンジン22は、ガソリンや軽油などの炭化水素系の燃料を用いて動力を出力する内燃機関として構成されており、エンジン22のクランクシャフト23は、クラッチK0を介して伝達軸38に接続されている。モータ30は、例えば同期発電電動機として構成されており、モータ30の回転子は、伝達軸38に取り付けられている。インバータ32は、複数のスイッチング素子を有し、電力ラインを介してバッテリ34に接続されている。モータ30は、インバータ32の複数のスイッチング素子のスイッチングにより、回転駆動される。クラッチK0は、例えば油圧駆動の摩擦クラッチとして構成されており、エンジン22と伝達軸38との接続および接続の解除を行なう。
【0010】
動力伝達装置40は、トルクコンバータ41と、自動変速機44とを備える。トルクコンバータ43は、一般的な流体伝動装置として構成されており、ロックアップクラッチ42を有する。ロックアップクラッチ42は、例えば油圧駆動の摩擦クラッチとして構成されており、伝達軸38に接続されたポンプインペラと自動変速機44の入力軸45に接続されたタービンランナとの接続およびその解除を行なう。こうしたトルクコンバータ41は、伝達軸38の動力を自動変速機44の入力軸45にトルクを増幅して伝達したり、トルクを増幅することなくそのまま伝達したりする。自動変速機44は、入力軸45と、出力軸46と、少なくとも1つの遊星歯車機構と、油圧駆動の複数の摩擦係合要素(クラッチ、ブレーキ)とを有する。出力軸46は、駆動輪49a,49bにデファレンシャルギヤ48を介して連結されている。自動変速機44は、複数の摩擦係合要素の係合・解放により複数の前進段や後進段を形成し、入力軸45と出力軸46との間で動力を伝達する。
(【0011】以降は省略されています)
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