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公開番号2025097025
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213076
出願日2023-12-18
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60J 5/00 20060101AFI20250623BHJP(車両一般)
要約【課題】予期せぬ電力供給の停止により降車支援機能の提供が停止したことを乗員に認識させる。
【解決手段】車両10は、インターフェイスECU11と、乗員の降車を支援するための降車支援機能を提供する降車支援ECU12と、を備えている。インターフェイスECU11は、降車支援ECU12が降車支援機能の提供を停止しているか否かを示す第1情報と、降車支援機能の提供に必要な電力が降車支援ECU12に供給されているか否かを示す第2情報と、を取得する。そして、インターフェイスECU11は、降車支援機能の提供を停止していないことを第1情報が示しており、かつ必要な電力が降車支援ECU12に供給されていないことを第2情報が示している場合に、降車支援機能が提供されていないことを示す情報を乗員に通知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
乗員の降車を支援するための降車支援機能を提供する制御部と、
前記制御部が前記降車支援機能の提供を停止しているか否かを示す第1情報と、前記降車支援機能の提供に必要な電力が前記制御部に供給されているか否かを示す第2情報と、を取得するとともに、前記制御部が前記降車支援機能の提供を停止していないことを前記第1情報が示しており、かつ前記降車支援機能の提供に必要な電力が前記制御部に供給されていないことを前記第2情報が示している場合に、前記降車支援機能が提供されていないことを示す情報を前記乗員に通知する通知部と、
を備える車両。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記通知部は、前記第1情報に基づき、前記制御部が前記降車支援機能の提供を停止することを確認した場合に前記降車支援機能の提供を停止することを示す情報を前記乗員に通知する請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記制御部への電力供給を管理する電源管理部を備えており、前記通知部は、前記電源管理部から前記第2情報を取得する請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記通知部は、前記制御部に供給されている電力を自身で検出することで前記第2情報を取得する請求項1に記載の車両。
【請求項5】
前記通知部は、前記制御部が前記降車支援機能の提供を停止していないことを前記第1情報が示しており、かつ前記制御部と通信できない状態にある場合にも前記降車支援機能が提供されていないことを示す情報を前記乗員に通知する請求項1に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、降車支援機能を備える車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のように、降車支援機能を備える車両が知られている。降車支援機能は、自車両に近接した他車両や歩行者等の障害物と開放したドアとの接触を避けるため、ドアの開放操作に対して警告や開放操作の制限を実施する機能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-161097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
故障等により、降車支援機能を提供する制御ユニットへの電力供給が不意に途絶えてしまうことが考えられる。このような場合、乗員は降車支援機能の提供が停止したことを認識できない。そのため、開放したドアが障害物と衝突する可能性があっても、警告や制限なしに、乗員がドアを開放してしまう可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する車両は、乗員の降車を支援するための降車支援機能を提供する制御部と、前記制御部が前記降車支援機能の提供を停止しているか否かを示す第1情報と、前記降車支援機能の提供に必要な電力が前記制御部に供給されているか否かを示す第2情報と、を取得するとともに、前記制御部が前記降車支援機能の提供を停止していないことを前記第1情報が示しており、かつ前記降車支援機能の提供に必要な電力が前記制御部に供給されていないことを前記第2情報が示している場合に、前記降車支援機能が提供されていないことを示す情報を車内に通知する通知部と、を備えている。
【発明の効果】
【0006】
上記車両は、予期せぬ電力供給の停止により降車支援機能の提供が停止したことを乗員に認識させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車両の一実施形態の構成を模式的に示す図である。
降車支援ECUが実行する通知ルーチンのフローチャートである。
HMIが実行する通知ルーチンのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、車両の一実施形態を、図1~図3を参照して詳細に説明する。
<車両の構成>
まず、図1を参照して、本実施形態の車両10の構成を説明する。車両10は、各種の電子制御ユニット(ECU:Electric Control Unit)を備えている。車両10に搭載されたECUには、インターフェイスECU11、降車支援ECU12、及び電源管理ECU13が含まれる。各ECUはそれぞれ、処理装置14、記憶装置15を備えている。各ECUは、記憶装置15に格納されたプログラムを処理装置14が実行することで各々の機能を提供する。また、車両10は、各ECUが参照可能な記憶媒体である共用メモリ16を備えている。共用メモリ16は、例えば車両10に搭載されたECUのうちの一つに設置されている。各ECU及び共用メモリ16は、車載ネットワーク17を介して互いに通信可能に接続されている。
【0009】
インターフェイスECU11は、乗員と車両10とのインターフェイス機能を提供するECUである。インターフェイスECU11には、車内に設置されたディスプレイ18及びスピーカ19が接続されている。インターフェイスECU11は、ディスプレイ18の画像出力、及びスピーカ19の音声出力を通じて、各種情報を車内の乗員に通知する。
【0010】
降車支援ECU12は、降車支援機能の提供するECUである。降車支援ECU12には、車両10の周辺の物体を検知する周辺センサ20、乗員によるドアの開放操作を検知するドアセンサ21、及びドアの開放操作を制限する開放制限装置22が接続されている。周辺センサ20の例には、ソナー、LiDARが挙げられる。降車支援ECU12は、周辺センサ20及びドアセンサ21の検知結果に基づき、ドアの開放操作が行われたときに、開放した場合にドアに接触する可能性がある物体が存在するか否かを判定する。そして、降車支援ECU12は、ドアに接触する可能性がある物体が存在する場合、乗員への警告やドアの開放制限を実施する。こうした降車支援に係る処理の詳細は、例えば特許文献1や特開2020-078959号公報等に記載されている。
(【0011】以降は省略されています)

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