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公開番号2025102443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219892
出願日2023-12-26
発明の名称モータ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02K 5/20 20060101AFI20250701BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】モータにおいて、ステータコアを保持するハウジングの段差部における冷却性能を向上させる技術を提供する。
【解決手段】モータの中心軸に平行な軸方向に沿って延びる環状体であるステータコアと、前記ステータコアを径方向外側から保持するハウジングと、と備え、前記ハウジングは、前記ステータコアの軸方向一方側の端面である第1端面を越えて前記軸方向一方側に延在するとともに前記第1端面に当接する当接面を有する端部保持部と、前記軸方向に前記ハウジングを貫通する冷媒流路と、を備え、前記冷媒流路は、前記ステータコアの軸方向他方側の端面である第2端面又はその近傍よりも前記端部保持部において前記ステータコアに近接して冷媒を流通させる流路を含む。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
モータの中心軸に平行な軸方向に沿って延びる環状体であるステータコアと、
前記ステータコアを径方向外側から保持するハウジングと、
を備え、
前記ハウジングは、前記ステータコアの軸方向一方側の端面である第1端面を越えて前記軸方向一方側に延在するとともに前記第1端面に当接する当接面を有する端部保持部と、前記ハウジングを前記軸方向に貫通する冷媒流路と、を備え、
前記冷媒流路は、前記ステータコアの軸方向他方側の端面である第2端面又はその近傍よりも前記端部保持部において前記ステータコアに近接して冷媒を流通させる流路を含む、モータ。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記冷媒流路は、前記端部保持部に向かうのに伴って拡大する流路を含む、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記冷媒流路は、前記端部保持部に向かうのに伴って前記ステータコアに徐々に近接するように延在する流路を含む、請求項1に記載のモータ。
【請求項4】
前記冷媒流路は、前記第2端面又はその近傍から前記端部保持部に向かうのに伴って前記ステータコアに徐々に近接するように延在する流路を含む、請求項3に記載のモータ。
【請求項5】
前記冷媒流路は、前記端部保持部において、前記ステータコアに近接するように屈曲する屈曲流路を含む、請求項1に記載のモータ。
【請求項6】
前記屈曲流路は、前記第1端面を越える前記軸方向一方側で屈曲する、請求項5に記載のモータ。
【請求項7】
前記冷媒流路は、断面積が略同一で軸方向に延びる、請求項1に記載のモータ。
【請求項8】
前記冷媒は、水である、請求項1~7のいずれかに記載のモータ。
【請求項9】
前記ハウジングは、前記ステータコアの外周を覆う筒状体であり、前記ステータコアを前記第1端面及び前記第2端面を覆うカバーを備える、請求項1~7のいずれかに記載のモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、モータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1にはモータのステータコアの半径方向外側を保持するハウジングの周壁内を流通する水を冷媒としてステータコアを冷却することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-68513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ハウジングは、ステータコアの長軸方向の一方の端部の端面に当接してステータコアの半径方向内側に突出する段差部を有することがある。段差部では、表面積が増えるため、冷却性能を向上させることが望まれる。また、段差部を利用して、ステータコアの端部を効果的に冷却する試みはなされていない。
【0005】
本明細書は、モータのステータコアを保持するハウジングの段差部における冷却性能を向上させる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する技術は、モータに具現化される。前記モータは、モータの中心軸に平行な軸方向に沿って延びる環状体であるステータコアと、前記ステータコアを径方向外側から保持するハウジングと、を備える。前記ハウジングは、前記ステータコアの軸方向一方側の端面である第1端面を越えて前記軸方向一方側に延在するとともに前記第1端面に当接する当接面を有する端部保持部と、前記ハウジングを前記軸方向に貫通する冷媒流路と、を備え、前記冷媒流路は、前記ステータコアの軸方向他方側の端面である第2端面又はその近傍よりも前記端部保持部において前記ステータコアに近接して冷媒を流通させる流路を含む。
【0007】
上記モータによれば、ハウジングを貫通する冷媒流路が、第2端面又はその近傍よりも、ステータコアの第1端面を保持する端部保持部において、ステータコアにより近接して冷媒が流通されるため、端部保持部の冷却性能を向上させることができる。すなわち、この冷媒流路と端部保持部とによれば、ステータコアの第1端面を含む端部を、径方向及び軸方向の両方向から効果的に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
モータにおけるステータコアと、ハウジングと、冷媒流路と、を示す、ステータコアの半径方向断面図である。
図1A中b-b線断面図である。
冷媒流路の他の一態様を示す、ステータコアの半径方向断面図である。
冷媒流路の他の一態様を示す、図2A中b-b線断面図である。
冷媒流路の他の一態様を示す、ステータコアの半径方向断面図である。
冷媒流路の他の一態様を示す、ステータコアの半径方向断面図である。
冷媒流路の他の一態様を示す、ステータコアの半径方向断面図である。
冷媒流路の他の一態様を示す、ステータコアの半径方向断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書に開示されるモータの一実施形態は、モータの中心軸に平行な軸方向に沿って延びる環状体であるステータコアと、前記ステータコアを径方向外側から保持するハウジングと、を備え、前記ハウジングは、前記ステータコアの軸方向一方側の端面である第1端面を越えて前記軸方向一方側に延在するとともに前記第1端面に当接する当接面を有する端部保持部と、前記ハウジングを前記軸方向に貫通する冷媒流路と、を備え、前記冷媒流路は、前記ステータコアの軸方向他方側の端面である第2端面又はその近傍よりも前記端部保持部において前記ステータコアに近接して冷媒を流通させる流路を含んでいてもよい。
【0010】
前記モータの他の一実施形態は、前記冷媒流路は、前記端部保持部に向かうのに伴って拡大する流路を含んでいてもよい。こうすることで、端部保持部の径方向及び軸方向の両方向からの冷却性能を簡易に向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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