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公開番号2025091297
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206485
出願日2023-12-06
発明の名称電池モジュール
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 50/204 20210101AFI20250611BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池セルの放熱性の向上を図る。
【解決手段】電池モジュール10は、複数の電池セル12が積層方向に積層されて、電池セル12の下側に冷却器24が配置されている。電池セル12には、積層方向両側に金属板18が配置され、金属板18との間に断熱部材20が配置されている。また、金属板18には、上方視において中間部18Aよりも積層方向における長さが長い端部18Bが形成されており、金属板18は、端部18Bの平坦面28が冷却器24に面接触されている。このため、電池モジュール10では、金属板18と冷却器24との接触面積が広げられて、金属板18の熱を効果的に放熱できる。これにより、電池モジュール10では、金属板18により電池セル12の放熱性の向上が図られる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数が第1方向に積層された電池セルと、
前記電池セルの各々の前記第1方向の両側に配置された金属板と、
前記電池セルと前記金属板との間の各々に配置され、前記金属板及び前記電池セルの各々に接触された断熱部材と、
前記電池セルの各々に対して前記第1方向と交差する第2方向に配置され、前記電池セルの各々を冷却するための冷却器と、
を備え、
前記金属板は、前記断熱部材に面接触される第1部分、及び前記第1部分の前記第2方向側端部の第2部分を含み、
前記第2部分は、前記第2方向から見て前記第1部分よりも前記第1方向における長さが長くなるように形成されて前記冷却器に面接触されている電池モジュール。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記積層された前記電池セルを挟んで前記第1方向の両側に対で配置されたエンドプレートと、
前記第2方向において前記電池セルに対して前記冷却器とは反対側に配置され、前記第1方向両側の前記エンドプレート同士を接続する金属製の接続部材と、
を更に備え、
前記金属板は、前記接続部材側の前記第2部分が前記接続部材に面接触されている請求項1に記載の電池モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の組電池には、電池ケースの内部に複数の電池セルが格納されており、隣接する電池セルの間には、熱制御シート(組電池用熱制御シート)が介在されている。熱制御シートは、一対の表面層の間に中間層が配設されると共に、中間層と各々表面層との間に断熱材が配設されている。表面層及び中間層には、断熱材よりも放射率が低く熱伝導率の高い材料が用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-141506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、熱制御シートでは、表面層や中間層の熱が放射されずに蓄積されてしまうと、表面層は中間層が断熱材や電池セルを加熱してしまい、発熱した電池セルのみでなく、この電池セルに隣接する電池セルを加熱してしまう懸念がある。このため、複数の電池セルが用いられた電池モジュールでは、電池セルの放熱において改善の余地がある。
【0005】
本開示は上記事実を鑑みて成されたものであり、電池セルの放熱性が向上された電池モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための第1の態様の電池モジュールは、複数が第1方向に積層された電池セルと、前記電池セルの各々の前記第1方向の両側に配置された金属板と、前記電池セルと前記金属板との間の各々に配置され、前記金属板及び前記電池セルの各々に接触された断熱部材と、前記電池セルの各々に対して前記第1方向と交差する第2方向に配置され、前記電池セルの各々を冷却するための冷却器と、を備え、前記金属板は、前記断熱部材に面接触される第1部分、及び前記第1部分の前記第2方向側端部の第2部分を含み、前記第2部分は、前記第2方向から見て前記第1部分よりも前記第1方向における長さが長くなるように形成されて前記冷却器に面接触されている。
【0007】
第1の態様では、複数の電池セルが第1方向に積層されている。電池セルの各々には、第1方向の両側に金属板が配置されており、電池セルと金属板との間の各々には、断熱部材が配置されている。これにより、第1方向に隣接する電池セルの間には、断熱部材、金属板及び断熱部材が順に配置されている。
【0008】
また、冷却器は、電池セルの各々に対して第1方向と交差する第2方向に配置されており、電池セルの各々は、冷却器により冷却可能となっている。このため、電池セルから発せられる輻射熱が第1方向に隣接する電池セルに伝わるのを断熱部材により抑制できると共に、断熱部材から金属板を介して冷却器に伝熱できる。
【0009】
ここで、金属板は、断熱部材に面接触される第1部分、及び第1部分の第2方向側端部の第2部分を含んでおり、第2部分は、第2方向から見て第1部分よりも第1方向における長さが長くなるように形成され、冷却器に面接触されている。
【0010】
これにより、単に金属板の端面を冷却器に接触する場合に比して、金属板と冷却器との間の接触面積を広くできて金属板の放熱性を向上できるので、電池セルから発せられる輻射熱が第1方向に隣接する電池セルに伝わるのを金属板により効果的に遮断できる。
(【0011】以降は省略されています)

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