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公開番号2025091152
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206224
出願日2023-12-06
発明の名称管継手構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類F16L 19/065 20060101AFI20250611BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】継手本体と連結されるチューブの圧壊を効果的に防止できる管継手構造を提供する。
【解決手段】管継手構造は、チューブ12と、継手本体20と、前記継手本体20と軸方向に隣接するとともに前記チューブ12が貫通し、楔状の断面形状を有するフェルール40と、筒部52と端板56とを有するナット50と、を備え、端板56は、前記継手本体20の末端面との間に前記フェルール40を挟み込むように前記筒部52から径方向内側に延びており、前記フェルール40のうち前記継手本体20の末端面との対向面には、前記継手本体20の末端面と当接することで、前記継手本体20の前記端板56に近づく方向への更なる相対移動を規制するストッパ46が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
チューブと、
前記チューブの軸方向末端が挿し込まれる略管状の継手本体であって、外周面に雄ネジが形成された継手本体と、
前記継手本体と軸方向に隣接するとともに前記チューブが貫通するフェルールであって、前記継手本体の内周面と前記チューブの外周面との隙間に入り込む楔状の断面形状を有するフェルールと、
内周面に前記雄ネジに螺合する雌ネジが形成された筒部と、前記継手本体の末端面との間に前記フェルールを挟み込むように前記筒部から径方向内側に延びる端板と、を有するナットと、
を備え、前記フェルールのうち前記継手本体の末端面との対向面には、前記継手本体の末端面と当接することで、前記継手本体の前記端板に近づく方向への更なる相対移動を規制するストッパが形成されている、
ことを特徴とする管継手構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、チューブと、管状の継手本体と、を連結する管継手構造を開示する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、二つの管状体を軸方向に連結する管継手構造が多数提案されている。例えば、特許文献1には、石英管と、管継手と、を備える石英管継手構造が開示されている。特許文献1において、石英管の外周面には、周方向の溝が形成されている。また、管継手は、石英管の端部を収容する継手本体と、石英管を囲むとともに石英管の外周面と継手本体の内周面との隙間を塞ぐフェルールと、石英管の溝に配置されるストッパと、継手本体の外周面と螺合締結するナットと、を備える。特許文献1の構成によれば、ナットを締め付けることで、フェルールが、石英管の外周面と継手本体の内周面との隙間に楔状に入り込んでいく。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-074940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構成の場合、ナットを過剰に締め付けると、フェルールが無制限に継手本体の内部深くまで進入するおそれがある。そして、フェルールが、継手本体の内部深くまで進入すると、その分、石英管が、フェルールにより径方向圧縮の力を受ける。そして、この径方向圧縮の力を受けて、石英管が圧壊するおそれがあった。
【0005】
そこで、本明細書では、継手本体と連結されるチューブの圧壊を効果的に防止できる管継手構造を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書で開示する管継手構造は、チューブと、前記チューブの軸方向末端が挿し込まれる略管状の継手本体であって、外周面に雄ネジが形成された継手本体と、前記継手本体と軸方向に隣接するとともに前記チューブが貫通するフェルールであって、前記継手本体の内周面と前記チューブの外周面との隙間に入り込む楔状の断面形状を有するフェルールと、内周面に前記雄ネジに螺合する雌ネジが形成された筒部と、前記継手本体の末端面との間に前記フェルールを挟み込むように前記筒部から径方向内側に延びる端板と、を有するナットと、を備え、前記フェルールのうち前記継手本体の末端面との対向面には、前記継手本体の末端面と当接することで、前記継手本体の前記端板に近づく方向への更なる相対移動を規制するストッパが形成されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本明細書で開示する技術によれば、継手本体の端板への接近が一定範囲内で制限されるため、フェルールによるチューブの過度な締め付けが効果的に防止される。そして、これによりチューブの圧壊を効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
管継手の断面図である。
図1のA部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して管継手10の構造について説明する。図1は、管継手10の模式的な断面図であり、図2は、図1のA部拡大図である。この管継手10は、樹脂製のチューブ12の末端に、管状の継手本体20を気密に連結する。チューブ12は、種々の流体(例えば水素ガス等)が流れる管状部材であり、適度な柔軟性を有する樹脂からなる。
【0010】
継手本体20は、チューブ12と気密に連結される管状部材である。かかる継手本体20は、例えば、金属や硬質樹脂等からなる。継手本体20は、略左右対称であり、継手本体20の右端および左端それぞれに、チューブが連結される。これにより、二つのチューブが、継手本体20を介して連結される。継手本体20の右端および左端の構成は、ほぼ同じであるため、以下では、継手本体20の左端の構造を例に挙げて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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