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公開番号
2025092049
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207685
出願日
2023-12-08
発明の名称
金属材料のトレーサビリティ方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G06Q
10/087 20230101AFI20250612BHJP(計算;計数)
要約
【課題】正規認証された採掘場で採掘された鉱物に由来する金属材料を確認することができる、金属材料のトレーサビリティ方法を提供する。
【解決手段】金属材料のトレーサビリティ方法は、認証を取得した正規採掘場(10)の識別情報に、正規採掘場(10)ごとに指定された添加物を示す添加物情報を対応付けて記憶部(64)に登録する工程と、記憶部(64)に登録された情報に基づいて、正規採掘場(10)で採掘された鉱物を製錬して生成された金属材料に、当該正規採掘場に対応する添加物を配合する工程と、流通ルートにおかれた金属材料の成分分析を実行する工程と、記憶部(64)に登録された情報に基づいて、成分分析にて検出された添加物から、金属材料が正規採掘場(10)から採掘された鉱物から生成されたことを確認する工程とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
金属材料のトレーサビリティ方法であって、
認証を取得した正規採掘場の識別情報に、前記正規採掘場ごとに指定された添加物を示す添加物情報を対応付けて記憶部に登録する工程と、
前記記憶部に登録された情報に基づいて、前記正規採掘場で採掘された鉱物を製錬して生成された金属材料に、当該正規採掘場に対応する前記添加物を配合する工程と、
流通ルートにおかれた前記金属材料の成分分析を実行する工程と、
前記記憶部に登録された情報に基づいて、前記成分分析にて検出された添加物から、前記金属材料が前記正規採掘場から採掘された前記鉱物から生成されたことを確認する工程とを備える、金属材料のトレーサビリティ方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、金属材料のトレーサビリティ方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特表2020-524924号公報(特許文献1)には、物理的材料の追跡システムが開示される。この追跡システムでは、分散型台帳を利用して物理的材料を検証する。分散型台帳とは、1または複数の材料情報及び1または複数のデジタル署名を含み、ネットワークに接続される複数のノード全体に広がる複製、共有及び同期されたデジタルデータの合意形成(コンセンサス)である。物理的材料に伴うトランザクションが完成するたびに分散型台帳が更新される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2020-524924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、世界各地でレアメタルの違法採掘が行われており、それによる環境破壊及び人権侵害が未だ後を絶たない状況にある。しかしながら、レアメタルから製錬された金属材料の流通過程において、正規認証を受けた採掘場から採掘されたレアメタルに由来する金属材料と、違法採掘されたレアメタルに由来する金属材料とを見分ける術がない。そのため、違法採掘されたレアメタルに由来する金属材料を流通ルートから排除することが難しいという課題がある。
【0005】
本開示は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、正規認証された採掘場で採掘された鉱物に由来する金属材料を確認することができる、金属材料のトレーサビリティ方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に従う金属材料のトレーサビリティ方法は、認証を取得した正規採掘場の識別情報に、正規採掘場ごとに指定された添加物を示す添加物情報を対応付けて記憶部に登録する工程と、記憶部に登録された情報に基づいて、正規採掘場で採掘された鉱物を製錬して生成された金属材料に、当該正規採掘場に対応する添加物を配合する工程と、流通ルートにおかれた金属材料の成分分析を実行する工程と、記憶部に登録された情報に基づいて、成分分析にて検出された添加物から、金属材料が正規採掘場から採掘された鉱物から生成されたことを確認する工程とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、金属材料が正規採掘場で採掘された鉱物に由来するものであることを確認することができる。これにより、違法に採掘された鉱物に由来する金属材料を流通ルートから排除することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施の形態に従うトレーサビリティシステムの構成例を概略的に示す図である。
トレーサビリティシステムの処理の流れを示すフローチャートである。
データベースに登録される情報の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
【0010】
<トレーサビリティシステムの構成>
図1は、本開示の実施の形態に従うトレーサビリティ方法が適用されるトレーサビリティシステムの構成例を概略的に示す図である。図1に示すトレーサビリティシステム100は、金属材料の流通過程を追跡するためのシステムである。金属材料は、例えば、レアメタルと呼ばれる希少金属である。レアメタルとは、地球上の存在量が稀であるか、技術的または経済的な理由で抽出困難な金属のうち、安定供給の確保が政策的に重要な非鉄金属である。レアメタルは、構造材料へ添加して特性を向上させたり、または電子材料及び磁性材料などの機能性材料などに使用される。
(【0011】以降は省略されています)
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