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公開番号2025090274
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205413
出願日2023-12-05
発明の名称蓄電セル
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250610BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】軸方向の両端の外周面に絶縁テープが配置された捲回電極体をケースにより安定的に固定(保持)することが可能な蓄電セルを提供する。
【解決手段】蓄電セル100は、正極シート1(電極シート)と負極シート2(電極シート)とセパレータ3とが捲回された捲回電極体10と、捲回電極体10を収容する筒状のケース20と、捲回電極体10の外周面11に配置された絶縁テープ30(第1絶縁テープ)と、捲回電極体10の外周面12に配置された絶縁テープ40(第2絶縁テープ)と、を備える。ケース20は、絶縁テープ30に対応するZ方向の位置に設けられた筒状の拡径部21(第1部分)と、絶縁テープ40に対応するZ方向の位置に設けられた筒状の拡径部22(第2部分)と、拡径部21と拡径部22との間に設けられた筒状の縮径部23と、を含む。縮径部23には、凹凸部23aが形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電極シートとセパレータとが捲回軸線を中心に捲回されることにより形成された捲回電極体と、
前記捲回電極体を収容するとともに、前記捲回電極体の軸方向に延びるように形成された筒状のケースと、
前記捲回電極体における前記軸方向の一方端の外周面に配置された第1絶縁テープと、
前記捲回電極体における前記軸方向の他方端の外周面に配置された第2絶縁テープと、を備え、
前記ケースは、
前記第1絶縁テープに対応する前記軸方向の位置に設けられた筒状の第1部分と、
前記第2絶縁テープに対応する前記軸方向の位置に設けられた筒状の第2部分と、
前記第1部分と前記第2部分との間に設けられ、前記第1部分および前記第2部分の各々よりも前記捲回電極体の径方向に縮径された筒状の縮径部と、を含み、
前記縮径部には、凹凸部が形成されている、蓄電セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特開2007-200755号公報(特許文献1)には、電池素子と、電池素子を収納する中空円柱状の電池容器とを備える二次電池が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-200755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1には記載されていないが、電池素子(捲回電極体)の外周面に絶縁テープが配置される場合がある。この場合、絶縁テープによる荷重を低減するために、電池素子における軸方向端部の外周面にのみ絶縁テープが配置されることが考えられる。このような電池素子を電池容器(ケース)により安定的に固定(保持)することが望まれている。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、軸方向の両端の外周面に絶縁テープが配置された捲回電極体をケースにより安定的に固定(保持)することが可能な蓄電セルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る蓄電セルは、電極シートとセパレータとが捲回軸線を中心に捲回されることにより形成された捲回電極体と、捲回電極体を収容するとともに、捲回電極体の軸方向に延びるように形成された筒状のケースと、捲回電極体における軸方向の一方端の外周面に配置された第1絶縁テープと、捲回電極体における軸方向の他方端の外周面に配置された第2絶縁テープと、を備える。ケースは、第1絶縁テープに対応する軸方向の位置に設けられた筒状の第1部分と、第2絶縁テープに対応する軸方向の位置に設けられた筒状の第2部分と、第1部分と第2部分との間に設けられ、第1部分および第2部分の各々よりも捲回電極体の径方向に縮径された筒状の縮径部と、を含む。縮径部には、凹凸部が形成されている。
【0007】
本開示の一の局面に係る蓄電セルでは、上記のように、第1部分および第2部分の各々よりも捲回電極体の径方向に縮径された縮径部が第1部分と第2部分との間に設けられている。これにより、捲回電極体のうち第1絶縁テープと第2絶縁テープとの間の部分(縮径部に対向する部分)とケースとの間に空間が形成されるのを抑制することができる。その結果、捲回電極体をケースにより安定的に固定(保持)することができる。
【0008】
また、縮径部に凹凸部が形成されることにより、捲回電極体の膨張収縮を吸収することができる。また、凹凸部が形成されていることによって縮径部の表面積を大きくすることができるので、縮径部からの放熱量を大きくすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、軸方向の両端の外周面に絶縁テープが配置された捲回電極体をケースにより安定的に固定(保持)することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態による蓄電セルの構成を示す斜視図である。
一実施形態による捲回電極体の概略的な構成を示す斜視図である。
図1のIII-III線に沿った断面図である。
一実施形態による蓄電セルの製造方法の一例を示す図である。
一実施形態の第1変形例による蓄電セルの構成を示す断面図である。
一実施形態の第2変形例による蓄電セルの構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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