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公開番号
2025087181
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201654
出願日
2023-11-29
発明の名称
電動車
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250603BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電源装置においてリレーの誤作動による電池の短絡を回避する。
【解決手段】電源装置は、第1電池と、第2電池と、第1電池の正極と第2電池の正極との間を電気的に接続及び遮断する第1リレーと、第1電池の負極と第2電池の正極との間を電気的に接続及び遮断する第2リレーと、第1電池の負極と第2電池の負極との間を電気的に接続及び遮断する第3リレーと、第1リレー、第2リレー及び第3リレーの動作を制御する制御装置とを備え、制御装置は、少なくとも一つのプロセッサと、第1ANDゲート素子と、第2ANDゲート素子とを備える。第1ANDゲート素子及び第2ANDゲート素子は、駆動信号と許可信号との組み合わせに応じて、対応するリレーを駆動するように構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電源装置であって、
第1電池と、
第2電池と、
前記第1電池の正極と前記第2電池の正極との間を電気的に接続及び遮断する第1リレーと、
前記第1電池の負極と前記第2電池の前記正極との間を電気的に接続及び遮断する第2リレーと、
前記第1電池の前記負極と前記第2電池の負極との間を電気的に接続及び遮断する第3リレーと、
前記第1リレー、前記第2リレー及び前記第3リレーの動作を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、少なくとも一つのプロセッサと、第1ANDゲート素子と、第2ANDゲート素子とを有し、
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記第1リレー及び第3リレーに対する第1駆動信号と、前記第2リレーに対する第2駆動信号と、少なくとも一つの許可信号とを出力するように構成され、
前記少なくとも一つの許可信号は、前記第1リレー及び第3リレーのオンを許可する第1許可信号と、前記第2リレーのオンを許可する第2許可信号との少なくとも一方を含み、
前記第1ANDゲート素子は、前記第1駆動信号に加えて、前記第1許可信号又は前記第2許可信号の反転信号の一方をさらに受信し、それらのAND信号を前記第1リレー及び前記第3リレーへ出力するように構成され、
前記第2ANDゲート素子は、前記第2駆動信号に加えて、前記第1許可信号の反転信号又は前記第2許可信号の一方をさらに受信し、それらのAND信号を前記第2リレーへ出力するように構成されている、
電源装置。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記少なくとも一つの許可信号として、前記第1許可信号と前記第2許可信号とをそれぞれ出力するように構成され、
前記第1ANDゲート素子は、前記第1駆動信号と前記第1許可信号とを受信し、それらのAND信号を前記第1リレー及び前記第3リレーへ出力するように構成され、
前記第2ANDゲート素子は、前記第2駆動信号と前記第2許可信号とを受信し、それらのAND信号を前記第2リレーへ出力するように構成されている、請求項1に記載の電源装置。
【請求項3】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記少なくとも一つの許可信号として、前記第1許可信号と前記第2許可信号との一方のみを出力するように構成され、
前記プロセッサと前記第1ANDゲート素子との間、又は、前記プロセッサと前記第2ANDゲート素子との間には、前記第1許可信号又は前記第2許可信号を受信し、その反転信号を出力するNOTゲート素子が設けられている、請求項1に記載の電源装置。
【請求項4】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記第1駆動信号又は前記第2駆動信号を出力する第1プロセッサと、前記少なくとも一つの許可信号を出力する第2プロセッサとを含む、請求項1に記載の電源装置。
【請求項5】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記第1リレー及び前記第3リレー又は第2リレーをオンするときに、前記少なくとも一つの許可信号を切り替えた後で、前記第1駆動信号又は前記第2駆動信号を切り替える、請求項1に記載の電源装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、電源装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、電源装置が開示されている。この電源装置は、第1電池及び第2電池と、複数のリレーとを備える。複数のリレーには、第1電池の正極と第2電池の負極との間を電気的に接続及び遮断する第1リレーと、第1電池の正極と第2電池の正極との間を電気的に接続及び遮断する第2リレーと、第1電池の負極と第2電池の負極との間を電気的に接続及び遮断する第3リレーと、が含まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-118221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような電源装置では、第2リレーをオフ(即ち、開放)した状態で、第1リレー及び第3リレーをオン(即ち、閉成)することにより、二つの電池を並列に接続することができる。また、第1リレー及び第3リレーをオフした状態で、第2リレーをオンすることにより、二つの電池を直列に接続することができる。その一方で、第1リレーと第3リレーの少なくとも一方と、第2リレーとが同時にオンされてしまうと、第1電池及び/又は第2電池において、両極間が短絡されるという懸念がある。本明細書は、このような短絡を回避するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術は、電源装置に具現化される。この電源装置は、第1電池と、第2電池と、第1電池の正極と第2電池の正極との間を電気的に接続及び遮断する第1リレーと、第1電池の負極と第2電池の正極との間を電気的に接続及び遮断する第2リレーと、第1電池の負極と第2電池の負極との間を電気的に接続及び遮断する第3リレーと、第1リレー、第2リレー及び第3リレーの動作を制御する制御装置とを備える。制御装置は、少なくとも一つのプロセッサと、第1ANDゲート素子と、第2ANDゲート素子とを有する。少なくとも一つのプロセッサは、第1リレー及び第3リレーに対する第1駆動信号と、第2リレーに対する第2駆動信号と、少なくとも一つの許可信号とを出力するように構成されている。少なくとも一つの許可信号は、第1リレー及び第3リレーのオンを許可する第1許可信号と、第2リレーのオンを許可する第2許可信号との少なくとも一方を含む。第1ANDゲート素子は、第1駆動信号に加えて、第1許可信号又は第2許可信号の反転信号の一方をさらに受信し、それらのAND信号を第1リレー及び第3リレーへ出力するように構成され、第2ANDゲート素子は、第2駆動信号に加えて、第1許可信号の反転信号又は第2許可信号の一方をさらに受信し、それらのAND信号を第2リレーへ出力するように構成されている。
【0006】
上記の構成によると、電源装置の各リレーは、第1駆動信号又は第2駆動信号だけでは駆動(特に、オン)されず、許可信号との組み合わせによって始めて駆動される。これにより、各リレーの意図しない駆動が防止され、第1電池及び第2電池において、両極間が短絡することを回避することができる。
【0007】
本技術の一実施形態において、上記の電源装置の少なくとも一つのプロセッサは、少なくとも一つの許可信号として、第1許可信号と第2許可信号とをそれぞれ出力するように構成され、第1ANDゲート素子は、第1駆動信号と第1許可信号とを受信し、それらのAND信号を第1リレー及び第3リレーへ出力するように構成され、第2ANDゲート素子は、第2駆動信号と第2許可信号とを受信し、それらのAND信号を第2リレーへ出力するように構成されてもよい。即ち、二つの駆動信号に対して、二つの許可信号がそれぞれ用いられてもよい。
【0008】
本技術の一実施形態において、上記の電源装置の少なくとも一つのプロセッサは、少なくとも一つの許可信号として、第1許可信号と第2許可信号との一方のみを出力するように構成され、プロセッサと第1ANDゲート素子との間、又は、プロセッサと第2ANDゲート素子との間には、第1許可信号又は第2許可信号を受信し、その反転信号を出力するNOTゲート素子が設けられてもよい。即ち、二つの駆動信号に対して、単一の許可信号とその反転信号が用いられてもよい。このような構成によると、各リレーの意図しない駆動をより確実に防止することできる。
【0009】
本技術の一実施形態において、上記の電源装置の少なくとも一つのプロセッサは、第1駆動信号又は第2駆動信号を出力する第1プロセッサと、少なくとも一つの許可信号を出力する第2プロセッサとを含んでもよい。このような構成によると、一方のプロセッサが誤作動を起こした場合でも、各リレーの意図しない駆動を確実に防止することできる。
【0010】
本技術の一実施形態において、上記の電源装置の少なくとも一つのプロセッサは、第1リレー及び第3リレー又は第2リレーをオンするときに、少なくとも一つの許可信号を切り替えた後で、第1駆動信号又は第2駆動信号を切り替えてもよい。このような構成によると、プロセッサ又はその他の構成要素が誤作動を起こしたときに、駆動信号と許可信号の両者が誤って出力されることがなく、各リレーの意図しない駆動を確実に防止することできる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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