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公開番号
2025112123
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-31
出願番号
2024006225
出願日
2024-01-18
発明の名称
診断装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人小笠原特許事務所
主分類
B60R
16/02 20060101AFI20250724BHJP(車両一般)
要約
【課題】理想ダイオードのON固着を適切に検出することができる診断装置を提供する。
【解決手段】DCDCコンバータ、バッテリ、およびアノード側にDCDCコンバータの出力を接続しカソード側にバッテリを接続した理想ダイオード、を含む電気回路における、理想ダイオードの異常を検出する診断装置であって、DCDCコンバータの出力を電源とする理想ダイオードに対して、動作が停止した状態におけるDCDCコンバータの出力電圧を取得する取得部と、出力電圧が所定の閾値以上である場合に、理想ダイオードが異常であると判定する判定部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
DCDCコンバータ、バッテリ、およびアノード側に前記DCDCコンバータの出力を接続しカソード側に前記バッテリを接続した理想ダイオード、を含む電気回路における、前記理想ダイオードの異常を検出する診断装置であって、
前記DCDCコンバータの出力を電源とする前記理想ダイオードに対して、
動作が停止した状態における前記DCDCコンバータの出力電圧を取得する取得部と、
前記出力電圧が所定の閾値以上である場合に、前記理想ダイオードが異常であると判定する判定部と、を備える、診断装置。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記電気回路は、車両に搭載されており、
前記取得部は、前記車両のイングニッションがオフ状態にされて前記DCDCコンバータの動作が停止した後に前記出力電圧を取得する、請求項1に記載の診断装置。
【請求項3】
前記電気回路は、車両に搭載されており、
前記取得部は、前記車両のイングニッションがオン状態にされた後かつ前記DCDCコンバータが動作する前に前記出力電圧を取得する、請求項1または2に記載の診断装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記車両のイングニッションがオフ状態にされたときに前記理想ダイオードが正常であると判定した場合、当該正常の判定をした後から所定の時間は、新たな判定を行わない、請求項2または3に記載の診断装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、理想ダイオードの制御について診断を行う診断装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、順方向電圧がゼロで一方向のみに電流を流す理想的なダイオード特性を実現した理想ダイオードを用いた車載電気回路が開示されている。
【0003】
この理想ダイオードは、例えば、同期整流で動作する金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(以下「MOSFET」という)と、このMOSFETの導通状態(ON動作)/遮断状態(OFF動作)を切り替えるゲート制御機能とを、少なくとも含む回路によって実現される。一般的には、理想ダイオードとして、MOSFETとゲート制御機能とを集積回路化した理想ダイオードICや、ゲート制御機能のみを集積回路化した理想ダイオードコントローラICを用いてディスクリートのMOSFETを制御する構成などが、知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-174245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
理想ダイオードでは、ゲート制御機能に異常が生じてMOSFETが導通したままとなる、いわゆるON固着の症状が生じてしまうと、意図しない電流の逆流が発生する。この電流の逆流は、理想ダイオードを使用する回路に少なからず影響を及ぼすため、理想ダイオードのON固着の症状を適切に検出する必要がある。
【0006】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、理想ダイオードのON固着を適切に検出することができる診断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、DCDCコンバータ、バッテリ、およびアノード側にDCDCコンバータの出力を接続しカソード側にバッテリを接続した理想ダイオード、を含む電気回路における、理想ダイオードの異常を検出する診断装置であって、DCDCコンバータの出力を電源とする理想ダイオードに対して、動作が停止した状態におけるDCDCコンバータの出力電圧を取得する取得部と、出力電圧が所定の閾値以上である場合に、理想ダイオードが異常であると判定する判定部と、を備える、診断装置である。
【発明の効果】
【0008】
本開示の診断装置によれば、理想ダイオードの電源をDCDCコンバータの出力から取っている場合、理想ダイオードがON固着していれば、DCDCコンバータの動作が停止しても出力側にバッテリの電圧が現れる。よって、DCDCコンバータの出力電圧に基づいて、理想ダイオードのON固着の症状を適切に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係る診断装置および理想ダイオードを含む電気回路の概略構成図
IG-OFF時に診断装置が実行する理想ダイオードの診断制御の処理フローチャート
IG-ON時に診断装置が実行する理想ダイオードの診断制御の処理フローチャート
理想ダイオードの他の構成を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示による診断装置は、理想ダイオードがON固着していればアノード側とカソード側とが電気的に導通することを利用して、DCDCコンバータの動作を停止させたときに理想ダイオードを介してバッテリの電圧がDCDCコンバータの出力端に現れるか否かに基づいて、理想ダイオードのON固着の発生を検出する。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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