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公開番号
2025122544
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024018111
出願日
2024-02-08
発明の名称
蓄電装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/367 20210101AFI20250814BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ケース内での発熱の促進を抑制することが可能な蓄電装置を提供すること。
【解決手段】蓄電装置1は、複数の蓄電モジュール101と、複数の蓄電モジュールを収容するケースと、ケースに設けられた圧力開放弁600と、ケースに設けられた呼吸膜700と、を備える。複数の蓄電モジュール101の各々は、ガスを排出する排気口hを有する。呼吸膜700と圧力開放弁600との間の距離D1は、排気口hと圧力開放弁600との間の距離D2よりも小さい。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に沿って並ぶように配置された複数の蓄電モジュールと、
前記複数の蓄電モジュールを収容するケースと、
前記ケースに設けられており、前記ケース内の圧力を開放する圧力開放弁と、
前記ケースに設けられており、前記ケース内と前記ケース外との間の気体の通過を許容することによって前記ケース内の圧力を調整する呼吸膜と、を備え、
前記複数の蓄電モジュールの各々は、ガスを排出する排気口を有し、
前記呼吸膜と前記圧力開放弁との間の距離は、前記排気口と前記圧力開放弁との間の距離よりも小さい、蓄電装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
各前記蓄電モジュールは、
複数の蓄電セルと、
前記複数の蓄電セルを収容するスタックケースと、
耐熱性及び絶縁性を有する材料からなり、前記スタックケースを覆う保護板と、を有し、
前記保護板には、前記排気口が形成されており、
前記排気口は、前記スタックケースのうち前記圧力開放弁に近い側の端部から離間した位置に形成されている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
各前記蓄電モジュールは、
複数の蓄電セルと、
前記複数の蓄電セルを収容するスタックケースと、を有し、
前記スタックケースは、
上方に開口する下部ケースと、
前記下部ケースの開口を閉塞する蓋と、を有し、
前記下部ケースと前記蓋との境界は、前記排気口を構成している、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記ケースは、前記複数の蓄電モジュールを覆う上壁を含み、
各前記蓄電モジュールは、複数の蓄電セルを含み、
前記複数の蓄電セルの各々は、前記上壁と対向する位置に設けられた安全弁を含み、
前記安全弁は、前記排気口を構成している、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記ケースは、前記第1方向における前記複数の蓄電モジュールの一方側に形成された一方側空間を含み、
前記ケースは、
前記一方側空間を挟んで前記第1方向に前記複数の蓄電モジュールと対向する側壁と、
前記複数の蓄電モジュールを覆う上壁と、を含み、
前記圧力開放弁は、前記上壁のうち前記一方側空間の上方の部位に設けられており、
前記呼吸膜は、前記側壁に設けられている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記第1方向及び上下方向との双方と直交する第2方向に前記複数の蓄電モジュールと対向し、かつ、前記第1方向に沿って並ぶように配置された複数の他の蓄電モジュールと、
前記蓄電モジュールと前記第1方向に対向する位置に配置された第1ジャンクションボックスと、
前記他の蓄電モジュールと前記第1方向に対向し、かつ、前記第2方向に前記第1ジャンクションボックスと間隔を置いて対向する位置に配置された第2ジャンクションボックスと、をさらに備え、
前記一方側空間は、前記第1方向における前記複数の蓄電モジュール及び前記複数の他の蓄電モジュールの一方側に形成されており、
前記第1ジャンクションボックス及び前記第2ジャンクションボックスは、前記一方側空間に配置されており、
前記圧力開放弁は、前記上壁のうち前記第1ジャンクションボックスと前記第2ジャンクションボックスとの間のボックス間空間の上方の部位に設けられており、
前記呼吸膜は、前記側壁のうち前記ボックス間空間と対向する部位に設けられている、請求項5に記載の蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特開2023-47012号公報には、複数の電池セルと、複数の電池セルを収容するケースと、ケースに設けられた圧力開放弁と、ケースに設けられた呼吸膜と、を備える電池パックが開示されている。ケースは、ロアケースとアッパーカバーとを有している。圧力開放弁は、アッパーカバーに設けられており、呼吸膜は、ロアケースの側壁部に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-47012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特開2023-47012号公報に記載される電池パックでは、いずれかの電池セルからガスが発生し、ケース内の圧力が基準値に達すると、圧力開放弁を通じてガスが排出される。その後、ケースの内圧の調整のために呼吸膜を通じてケース内に空気が流入する。
【0005】
このとき、先にガスが発生した電池セルとは異なる電池セルが発熱している場合、当該電池セルから発生するブラストに空気が接触することによってケース内において発熱が促進される懸念がある。
【0006】
本開示の目的は、ケース内での発熱の促進を抑制することが可能な蓄電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一局面に従った蓄電装置は、第1方向に沿って並ぶように配置された複数の蓄電モジュールと、前記複数の蓄電モジュールを収容するケースと、前記ケースに設けられており、前記ケース内の圧力を開放する圧力開放弁と、前記ケースに設けられており、前記ケース内と前記ケース外との間の気体の通過を許容することによって前記ケース内の圧力を調整する呼吸膜と、を備え、前記複数の蓄電モジュールの各々は、ガスを排出する排気口を有し、前記呼吸膜と前記圧力開放弁との間の距離は、前記排気口と前記圧力開放弁との間の距離よりも小さい。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ケース内での発熱の促進を抑制することが可能な蓄電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態における蓄電装置を概略的に示す斜視図である。
図1に示される蓄電装置からアッパーカバー及び被覆板が取り外された状態を概略的に示す斜視図である。
蓄電装置からアッパーカバー及び被覆板が取り外された状態を概略的に示す平面図である。
図3におけるIV-IV線での断面図である。
図3におけるV-V線での断面図である。
蓄電装置の変形例を概略的に示す断面図である。
蓄電装置の変形例を概略的に示す平面図である。
蓄電装置の変形例を概略的に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一又はそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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