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公開番号2025128773
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025682
出願日2024-02-22
発明の名称制御ユニット
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H04L 41/06 20220101AFI20250827BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 送信側ECUと受信側ECUとの間の通信に異常が発生しているのか否かを正確に判定することができる技術を提供する。
【解決手段】 制御ユニットは、送信側ECUと、送信側ECUと通信可能な受信側ECUと、制御装置と、を備えている。送信側ECUは、所定のイベントが発生する場合に、第1所定時間毎にインクリメントされるカウンタのカウントを開始するとともに、所定周期毎に、カウンタのカウンタ値を含むイベントフレームを受信側ECUに送信し、受信側ECUは、送信側ECUからイベントフレームを受信する場合に、イベントフレームに含まれるカウンタ値を記憶するとともに、記憶しているカウンタ値が更新されることなく、第2所定時間が経過する場合に、送信側ECUと受信側ECUとの間の通信に異常が発生していると判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される制御ユニットであって、
送信側ECUと、
前記送信側ECUと通信可能な受信側ECUと、
制御装置と、を備え、
前記送信側ECUは、所定のイベントが発生する場合に、第1所定時間毎にインクリメントされるカウンタのカウントを開始するとともに、所定周期毎に、前記カウンタのカウンタ値を含むイベントフレームを前記受信側ECUに送信し、
前記受信側ECUは、前記送信側ECUから前記イベントフレームを受信する場合に、前記イベントフレームに含まれる前記カウンタ値を記憶するとともに、記憶している前記カウンタ値が更新されることなく、第2所定時間が経過する場合に、前記受信側ECUと前記送信側ECUとの間の通信に異常が発生していると判定する、
制御ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、制御ユニットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【0002】
特許文献1に、車両に搭載される制御ユニットが開示されている。この制御ユニットは、送信側ECUと、送信側ECUと通信可能な受信側ECUと、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-158668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の制御ユニットでは、送信側ECUは、所定周期毎に、メッセージを送信するように構成されている。受信側ECUは、送信側ECUからメッセージが受信される場合に、受信カウンタをカウントアップする。受信側ECUは、受信カウンタの値が所定の判定値以上であるのか否かを判定する。受信側ECUは、受信カウンタの値が所定の判定値未満である場合に、送信側ECUとの通信に異常が発生していると判断する。
【0005】
所定のイベントが発生した後にのみ、イベントフレームが受信側ECUに送信される構成が存在する。この場合、所定のイベントが発生する前において、受信側ECUは、イベントフレームを受信しない。このような構成において、特許文献1のように、受信カウンタの値が所定の判定値以上であるのか否かを判定すると、所定のイベントが発生する前は、受信カウンタの値が所定の判定値未満となる。このため、送信側ECUと受信側ECUとの間の通信が正常であるにも関わらず、送信側ECUと受信側ECUとの間の通信に異常が発生していると判定してしまうおそれがある。
【0006】
本明細書では、送信側ECUと受信側ECUとの間の通信に異常が発生しているのか否かを正確に判定することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書が開示する第1の態様では、車両に搭載される制御ユニットは、送信側ECUと、前記送信側ECUと通信可能な受信側ECUと、制御装置と、を備えている。前記送信側ECUは、所定のイベントが発生する場合に、第1所定時間毎にインクリメントされるカウンタのカウントを開始するとともに、所定周期毎に、前記カウンタのカウンタ値を含むイベントフレームを前記受信側ECUに送信し、前記受信側ECUは、前記送信側ECUから前記イベントフレームを受信する場合に、前記イベントフレームに含まれる前記カウンタ値を記憶するとともに、記憶している前記カウンタ値が更新されることなく、第2所定時間が経過する場合に、前記受信側ECUと前記送信側ECUとの間の通信に異常が発生していると判定する。
【0008】
上記の構成によると、受信側ECUは、所定のイベントが発生する前は、送信側ECUから、カウンタ値を含むイベントフレームを受信しない。このため、受信側ECUは、所定のイベントが発生する前は、送信側ECUと受信側ECUとの間の通信に異常が発生しているのか否かを判定しない。そして、受信側ECUは、所定のイベントが発生している間に、記憶済みのカウンタ値が更新されることなく、第2所定時間が経過する場合に、送信側ECUと受信側ECUとの間の通信に異常が発生していると判定する。従って、送信側ECUと受信側ECUとの間の通信に異常が発生しているのか否かを正確に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
車両2に搭載される制御ユニット10の構成を模式的に示す。
送信側ECU20と受信側ECU30との間の通信に異常が発生していると判定されるケースについて説明する。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施例)
図1に示すように、車両2は、制御ユニット10を備える。制御ユニット10は、送信側ECU20及び受信側ECU30を含む複数個のECUを備える。送信側ECU20及び受信側ECU30は、車両2の動作を制御するためのコンピュータである。一例であるが、送信側ECU20及び受信側ECU30は、エンジンECU、トランスミッションECU、ABS-ECUである。送信側ECU20及び受信側ECU30は、Controller Area Network(CAN)通信を実行可能である。複数個のECUは、互いに通信可能に構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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