TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025127663
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024494
出願日
2024-02-21
発明の名称
通信装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04L
9/32 20060101AFI20250826BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】エラー情報が消失によるものであるか否かを判断することができる通信装置を提供する。
【解決手段】フレッシュネス値の第1要素を管理する通信装置は、第1要素を示す情報を他の通信装置に送信する。他の通信装置は、受信した第1要素を記憶する。メッセージを送信する通信装置である送信装置10は、記憶している第1要素を組み込んだフレッシュネス値を含んだメッセージを送信する。メッセージを受信する通信装置である受信装置20は、受信したメッセージに含まれるフレッシュネス値と、自身が記憶している第1要素を組み込んだ前記フレッシュネス値と、を比較してメッセージの認証を試みる。受信装置20は、認証に失敗した場合に、認証に失敗したことを示すエラー情報を記憶する。送信装置10は、記憶していた第1要素が消失した後、かつ、第1要素を示す情報を受信する前に、消失が発生したことを示す情報を記憶する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の通信装置により構成され、複数の通信装置間で、第1要素と第2要素とにより構成されるフレッシュネス値を含んだメッセージを送受信しており、
複数の通信装置のうち、前記第1要素を管理する通信装置が、前記第1要素を示す情報を他の通信装置に送信し、
前記第1要素を示す情報を受信した通信装置が、当該情報が示す前記第1要素を記憶し、
前記メッセージを送信する送信側の通信装置が、自身が記憶している前記第1要素を組み込んだ前記フレッシュネス値を含んだ前記メッセージを送信し、
前記メッセージを受信する受信側の通信装置が、受信した前記メッセージに含まれる前記フレッシュネス値と、自身が記憶している前記第1要素を組み込んだ前記フレッシュネス値と、を比較して受信した前記メッセージの認証を試みた結果、前記認証に失敗したときに前記認証に失敗したことを示す情報を記憶する、ように構成された通信ネットワークシステムにおける、
前記送信側の通信装置であり、
処理装置を備え、
記憶していた前記第1要素が消失した後、かつ、前記第1要素を示す情報を受信する前に、
前記処理装置が、
前記消失が発生したことを示す情報を記憶することを実行する
通信装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
複数の通信装置により構成され、複数の通信装置間で、第1要素と第2要素とにより構成されるフレッシュネス値を含んだメッセージを送受信しており、
複数の通信装置のうち、前記第1要素を管理する通信装置が、前記第1要素を示す情報を他の通信装置に送信し、
前記第1要素を示す情報を受信した通信装置が、当該情報が示す前記第1要素を記憶し、
前記メッセージを送信する送信側の通信装置が、自身が記憶している前記第1要素を組み込んだ前記フレッシュネス値を含んだ前記メッセージを送信し、
前記メッセージを受信する受信側の通信装置が、受信した前記メッセージに含まれる前記フレッシュネス値と、自身が記憶している前記第1要素を組み込んだ前記フレッシュネス値と、を比較して受信した前記メッセージの認証を試みた結果、前記認証に失敗したときに前記認証に失敗したことを示す情報を記憶する、ように構成された通信ネットワークシステムにおける、
前記受信側の通信装置であり、
処理装置を備え
前記送信側の通信装置から、前記送信側の通信装置が記憶していた前記第1要素の消失が発生したことを示す通知を受信したときに、
前記処理装置が、
前記送信側の通信装置において前記消失が発生したことを示す情報を記憶することを実行する
通信装置。
【請求項3】
複数の通信装置により構成され、複数の通信装置間で、第1要素と第2要素とにより構成されるフレッシュネス値を含んだメッセージを送受信しており、
複数の通信装置のうち、前記第1要素を管理する通信装置が、前記第1要素を示す情報を他の通信装置に送信し、
前記第1要素を示す情報を受信した通信装置が、当該情報が示す前記第1要素を記憶し、
前記メッセージを送信する送信側の通信装置が、自身が記憶している前記第1要素を組み込んだ前記フレッシュネス値を含んだ前記メッセージを送信し、
前記メッセージを受信する受信側の通信装置が、受信した前記メッセージに含まれる前記フレッシュネス値と、自身が記憶している前記第1要素を組み込んだ前記フレッシュネス値と、を比較して受信した前記メッセージの認証を試みた結果、前記認証に失敗したときに前記認証に失敗したことを示す情報を記憶する、ように構成された通信ネットワークシステムにおける、
前記複数の通信装置のうち、前記送信側の通信装置でも前記受信側の通信装置でもない通信装置であり、
処理装置を備え、
前記送信側の通信装置から、前記送信側の通信装置が記憶していた前記第1要素の消失が発生したことを示す通知を受信したときに、
前記処理装置が、
前記送信側の通信装置において前記消失が発生したことを示す情報を記憶することを実行する
通信装置。
【請求項4】
前記処理装置は、
前記消失が発生したことを示す情報に加えて、
前記消失が発生した時刻を記憶することを実行する
請求項1~請求項3の何れか一項に記載の通信装置。
【請求項5】
前記処理装置は、
前記送信側の通信装置から、前記送信側の通信装置が記憶していた前記第1要素の前記消失が発生したことを示す通知として、前記消失が発生したこと及び前記消失が発生した時刻を示す通知を受信した際に、
受信した通知が示す前記時刻が、当該通知よりも前に受信した通知が示す前記時刻よりも後の時間を示しているときに、
前記消失が発生したことを示す情報と、前記消失が発生した前記時刻と、を記憶することを実行する
請求項2または請求項3に記載の通信装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は通信装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の通信装置により構成される通信ネットワークシステムが記載されている。通信装置は、他の通信装置に向けて、第1要素と第2要素とによって構成されるフレッシュネス値を含んだメッセージを送信する。通信ネットワークシステムは、通信装置として、送信装置と、受信装置と、管理装置と、を備える。
【0003】
通信ネットワークシステムにおいて、管理装置は、フレッシュネス値の第1要素を管理する。管理装置は、送信装置及び受信装置に向けてフレッシュネス値の第1要素となる値を送信する。
【0004】
通信ネットワークシステムにおいて、送信装置は、フレッシュネス値を含んだメッセージを送信する。このとき、フレッシュネス値の第1要素は、管理装置から受信した値である。また、フレッシュネス値の第2要素は、送信装置自身が設定した値である。
【0005】
通信ネットワークシステムにおいて、受信装置は、送信装置からメッセージを受信する。受信装置は、メッセージに含まれるフレッシュネス値に基づいて、受信したメッセージを検証する。受信装置は、メッセージの検証の結果、当該メッセージの認証に成功した場合に、受信したメッセージを受理する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-38365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
送信装置は、管理装置から受信した、フレッシュネス値の第1要素となる値を一時的に記憶している。通信ネットワークシステムにおいて、送信装置に電源の瞬断などが発生すると、送信装置が記憶していたフレッシュネス値が消失してしまう可能性がある。そのため、送信装置は、記憶していた値の消失の後、かつ、管理装置からフレッシュネス値の第1要素を受信する前に、メッセージを送信しようとすると、第1要素が不完全なフレッシュネス値を設定することになる。この場合、受信装置は、メッセージの認証に失敗する可能性がある。
【0008】
受信装置は、メッセージの認証に失敗した場合、認証に失敗したことを示すエラー情報を記憶装置に記録する。受信装置に記録されているエラー情報を確認することにより、認証に失敗したことを知ることができる。しかし、エラー情報だけでは、認証の失敗が、送信装置が記憶していたフレッシュネス値が消失したことによるものなのか、サイバー攻撃等、消失以外の事象によるものなのかを判別することはできない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための通信装置は、通信ネットワークシステムにおいて、メッセージを送信する送信側の通信装置である。通信ネットワークシステムは、複数の通信装置により構成される。通信ネットワークシステムにおいては、複数の通信装置間で、第1要素と第2要素とにより構成されるフレッシュネス値を含んだメッセージを送受信している。通信ネットワークシステムは、複数の通信装置のうち、前記第1要素を管理する通信装置が、前記第1要素を示す情報を他の通信装置に送信するように構成されている。通信ネットワークシステムは、前記第1要素を示す情報を受信した通信装置が、当該情報が示す前記第1要素を記憶するように構成されている。通信ネットワークシステムは、送信側の通信装置が、自身が記憶している前記第1要素を組み込んだ前記フレッシュネス値を含んだ前記メッセージを送信するように構成されている。通信ネットワークシステムは、前記メッセージを受信する受信側の通信装置が、受信した前記メッセージに含まれる前記フレッシュネス値と、自身が記憶している前記第1要素を組み込んだ前記フレッシュネス値と、を比較して受信した前記メッセージの認証を試みた結果、前記認証に失敗したときに前記認証に失敗したことを示す情報を記憶するように構成されている。送信側の通信装置は、処理装置を備える。送信側の通信装置における処理装置は、記憶していた前記第1要素が消失した後、かつ、前記第1要素を示す情報を受信する前に、前記消失が発生したことを示す情報を記憶することを実行する。
【0010】
上記課題を解決するための通信装置は、通信ネットワークシステムにおいて、メッセージを受信する受信側の通信装置である。通信ネットワークシステムは、複数の通信装置により構成される。通信ネットワークシステムにおいては、複数の通信装置間で、第1要素と第2要素とにより構成されるフレッシュネス値を含んだメッセージを送受信している。通信ネットワークシステムは、複数の通信装置のうち、前記第1要素を管理する通信装置が、前記第1要素を示す情報を他の通信装置に送信するように構成されている。通信ネットワークシステムは、前記第1要素を示す情報を受信した通信装置が、当該情報が示す前記第1要素を記憶するように構成されている。通信ネットワークシステムは、前記メッセージを送信する送信側の通信装置が、自身が記憶している前記第1要素を組み込んだ前記フレッシュネス値を含んだ前記メッセージを送信するように構成されている。通信ネットワークシステムは、受信側の通信装置が、受信した前記メッセージに含まれる前記フレッシュネス値と、自身が記憶している前記第1要素を組み込んだ前記フレッシュネス値と、を比較して受信した前記メッセージの認証を試みた結果、前記認証に失敗したときに前記認証に失敗したことを示す情報を記憶するように構成されている。受信側の通信装置は、処理装置を備える。受信側の通信装置における処理装置は、前記送信側の通信装置から、前記送信側の通信装置が記憶していた前記第1要素の消失が発生したことを示す通知を受信したときに、前記送信側の通信装置において前記消失が発生したことを示す情報を記憶することを実行する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
店内配信予約システム
1か月前
サクサ株式会社
中継装置
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1日前
キヤノン電子株式会社
モバイル装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
5日前
株式会社リコー
画像形成装置
25日前
日本精機株式会社
画像投映システム
1か月前
ヤマハ株式会社
信号処理装置
2か月前
電気興業株式会社
無線中継器
2か月前
ブラザー工業株式会社
読取装置
20日前
株式会社ニコン
撮像装置
1か月前
パテントフレア株式会社
水中電波通信法
29日前
キヤノン電子株式会社
シート材搬送装置
21日前
国立大学法人電気通信大学
小型光学装置
8日前
DXO株式会社
情報処理システム
1か月前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
今日
日本無線株式会社
無線通信システム
7日前
株式会社国際電気
遠隔監視システム
今日
株式会社リコー
画像形成装置
12日前
テックス通信株式会社
電話システム
1か月前
株式会社オーディオテクニカ
受光器
1か月前
株式会社大林組
監視システム
4日前
日本無線株式会社
無線通信システム
14日前
日本無線株式会社
無線通信システム
12日前
個人
外部ヘッダ変換通信装置および通信網
2か月前
住友建機株式会社
表示システム
1か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
21日前
サクサ株式会社
ダウンロード支援装置
21日前
アルプスアルパイン株式会社
音響装置
2か月前
キヤノン株式会社
移動体
2か月前
株式会社村田製作所
高周波回路
5日前
八重洲無線株式会社
無線中継システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
通信装置
今日
続きを見る
他の特許を見る