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公開番号
2025120833
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024015957
出願日
2024-02-05
発明の名称
モータ
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02K
9/19 20060101AFI20250808BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】 ステータコアの外周面に凸条が設けられているモータにおいて、円環状冷却液流路からの冷却液の漏れを抑制する。
【解決手段】 モータであって、ステータコアが、外周面に前記モータ軸と平行な軸方向に沿って伸びる凸条を有する本体部と、前記凸条の端面から前記軸方向に突出するように配置された延長部を有する。ケースが、前記モータ軸に沿って伸びるとともに前記延長部が挿入されている収容孔と、前記収容孔の周囲に配置されているとともに前記凸条が固定されている座面、を有する。前記ガイドリングが、前記収容孔内に配置されており、前記モータ軸と同心状のリング形状を有する。前記延長部の前記軸方向における端面、前記ケース、及び、前記ガイドリングの外周面によって囲まれた空間によって円環状冷却液流路が構成されている。前記延長部と前記ケースの間にシール部が設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
モータであって、
ステータコアとケースとガイドリングを有し、
前記ステータコアが、
モータ軸と同心状の筒形状を有しており、外周面に前記モータ軸と平行な軸方向に沿って伸びる凸条を有する本体部と、
モータ軸と同心状の筒形状を有しており、前記凸条の端面から前記軸方向に突出するように配置された延長部
を有し、
前記ケースが、
前記モータ軸に沿って伸びており、前記延長部が挿入されている収容孔と、
前記収容孔の周囲に配置されており、前記凸条の前記端面に接しており、前記凸条が固定されている座面、
を有し、
前記ガイドリングが、前記収容孔内に配置されており、前記モータ軸と同心状のリング形状を有し、
前記延長部の前記軸方向における端面、前記ケース、及び、前記ガイドリングの外周面によって囲まれた空間によって円環状冷却液流路が構成されており、
前記延長部と前記ケースの間にシール部が設けられている、
モータ。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記収容孔が、
前記延長部が挿入されている第1部分と、
前記軸方向において前記第1部分に隣接しており、前記第1部分よりも直径が小さく、前記ガイドリングを収容している第2部分と、
前記第1部分の内周面と前記第2部分の内周面とを接続しており、前記延長部の前記端面が接している段差面、
を有し、
前記延長部の前記端面と前記段差面との接触領域によって前記シール部が構成されている、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記段差面が切削面である、請求項2に記載のモータ。
【請求項4】
前記延長部の前記外周面と前記収容孔の内周面の間に設けられたシール部材によって、前記シール部が構成されている、請求項1に記載のモータ。
【請求項5】
前記延長部の前記外周面に溝が設けられており、
前記シール部材が前記溝内に配置されている、
請求項4に記載のモータ。
【請求項6】
前記シール部材に接する範囲内の前記収容孔の前記内周面が切削面である、請求項4または5に記載のモータ。
【請求項7】
前記ケースが、前記延長部の前記端面に対向する対向部を有しており、
前記ガイドリングが、前記延長部の前記端面と前記対向部の間に挟まれて固定されている、
請求項1~5のいずれか一項に記載のモータ。
【請求項8】
前記ステータコアの内部に、前記円環状冷却液流路から供給される冷却液が流れるコア内冷却液流路が設けられている、請求項1~5のいずれか一項に記載のモータ。
【請求項9】
前記ガイドリングの内周側にコイルエンドが配置されており、
前記ガイドリングに、前記ガイドリングを径方向に貫通する冷却液吐出流路が設けられている、
請求項1~5のいずれか一項に記載のモータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、モータに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【0002】
特許文献1に開示のモータは、ステータコアとケースとガイドリングを有している。ステータコアとガイドリングは、円筒形状のケース内に収容されている。ガイドリングは、ステータコアと同心状に配置されており、ステータコアとケースに接している。ステータコアとガイドリングとケースとによって囲まれた空間によって、円環状冷却液流路が構成されている。円環状冷却液流路からケース内の各部に冷却液(例えば、オイル)が供給されることで、モータが冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-204980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ステータコアの外周面に、固定用の凸条が設けられる場合がある。ボルト等によって凸条をケースに固定することで、ステータコアをケースに固定することができる。他方、ステータコアの外周面に凸条が存在すると、ステータコアの外周面をケースに密着させることが困難である。ステータコアとケースの間に隙間が存在すると、当該隙間を介して円環状冷却液流路内の冷却液が漏れ、円環状冷却液流路に適切な流量で冷却液を流すことが困難となる。本明細書では、ステータコアの外周面に凸条が設けられているモータにおいて、円環状冷却液流路からの冷却液の漏れを抑制する技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示するモータは、ステータコアとケースとガイドリングを有する。前記ステータコアが、本体部と延長部を有する。前記本体部は、モータ軸と同心状の筒形状を有しており、外周面に前記モータ軸と平行な軸方向に沿って伸びる凸条を有する。前記延長部は、モータ軸と同心状の筒形状を有しており、前記凸条の端面から前記軸方向に突出するように配置されている。前記ケースが、収容孔と座面を有する。前記収容孔は、前記モータ軸に沿って伸びており、前記延長部が挿入されている。前記座面は、前記収容孔の周囲に配置されており、前記凸条の前記端面に接しており、前記凸条が固定されている。前記ガイドリングが、前記収容孔内に配置されており、前記モータ軸と同心状のリング形状を有する。前記延長部の前記軸方向における端面、前記ケース、及び、前記ガイドリングの外周面によって囲まれた空間によって円環状冷却液流路が構成されている。前記延長部と前記ケースの間にシール部が設けられている。
【0006】
このモータでは、ステータコアが、凸条の端面に対して軸方向に突出する延長部を有する。凸条が設けられていない延長部とケースの間にシール部を設けることで、円環状冷却液流路からの冷却液の漏れを効果的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
モータの分解斜視図。
モータ軸に沿うケースの断面と、ケース50の内部構造を示す図。
ステータコアの斜視図。
モータ軸に沿って見たステータの平面図。
モータ軸に沿うケースの断面図。
実施例1のモータの拡大断面図。
実施例2のモータの拡大断面図。
実施例2の変形例のモータの拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書が開示する一例のモータにおいては、前記収容孔が、第1部分と、第2部分と、段差面を有していてもよい。前記第1部分に、前記延長部が挿入されていてもよい。前記第2部分は、前記軸方向において前記第1部分に隣接しており、前記第1部分よりも直径が小さく、前記ガイドリングを収容していてもよい。前記段差面は、前記第1部分の内周面と前記第2部分の内周面とを接続していてもよい。前記段差面に、前記延長部の前記端面が接していてもよい。前記延長部の前記端面と前記段差面との接触領域によって前記シール部が構成されていてもよい。
【0009】
延長部の端面と段差面を接触させることでこれらの界面を隙間なくシールすることができる。
【0010】
本明細書が開示する一例のモータにおいては、前記段差面が切削面であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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