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公開番号2025116604
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011121
出願日2024-01-29
発明の名称電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01M 50/533 20210101AFI20250801BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本開示は、高温時の熱衝撃による凸状融着部付近におけるラミネートフィルムの亀裂の発生を抑制することができる電池を提供することを目的とする。
【解決手段】電極積層体、電極積層体の集電箔に接続されている集電端子110、及び電極積層体と集電端子110とを巻回して電極積層体を封止しているラミネートフィルム130を有する電池であって、集電端子110が、電極積層体の側面部と対向することとなる第1の面、上記第1の面と対向する第2の面、並びに上記第1の面及び上記第2の面の外縁に沿う4つの面を有し、集電端子110が、上記4つの面の少なくとも一部に突出部110cを有しており、それによって突出部110cを覆うように、ラミネートフィルム130の融着層同士が融着した凸状融着部130aが形成されている、電池。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電極積層体、
前記電極積層体の集電箔に接続されている集電端子、及び
前記電極積層体と前記集電端子とを巻回して前記電極積層体を封止しているラミネートフィルム
を有する電池であって、
前記集電端子が、前記電極積層体の側面部と対向することとなる第1の面、前記第1の面と対向する第2の面、並びに前記第1の面及び前記第2の面の外縁に沿う4つの面を有し、
前記電池を前記集電端子側から側面視した場合に、前記集電端子の外縁は、前記電極積層体の外縁より内側に位置しており、
前記集電端子が、前記4つの面の少なくとも一部に突出部を有しており、それによって前記突出部を覆うように、前記ラミネートフィルムの融着層同士が融着した凸状融着部が形成されている、
電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電池は、一般的に、正極集電体層、正極活物質層、電解質層、負極活物質層、及び負極集電体層を有する電極積層体を備えている。電池の電極積層体は、例えばラミネートフィルムのような外装材に囲われた内部空間に封止されており、次のような電池が知られている。
【0003】
特許文献1には、電極体と、前記電極体の側面部に配置された側面部材と、前記電極体を覆うラミネートフィルムと、を備える電池であって、前記電池を前記側面部材側から側面視した場合に、前記側面部材の外縁は、前記電極体の外縁より内側に位置し、前記ラミネートフィルムは、前記側面部材の前記外縁を構成する面、および、前記電極体の前記外縁を構成する面を覆うように配置され、前記側面部材上に、前記ラミネートフィルムの内面同士が融着した融着部が配置されている、電池が開示されている。特許文献1の電池によると、密封性の低下を抑制できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-163373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、特許文献1のような電池では、高温時の熱衝撃によりラミネートフィルムの内面同士が融着した融着部(以下、凸状融着部と記載する)付近に亀裂が発生することがある。これは、高温下において、特に凸状融着部付近のラミネートフィルムの融着層の熱膨張が大きくなり、それによってラミネートフィルムの金属層が破断するためであると考えられる。
【0006】
そこで本開示は、高温時の熱衝撃による凸状融着部付近におけるラミネートフィルムの金属層の亀裂の発生を抑制することができる電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、以下の手段によって、上記目的を達成するものである。
【0008】
〈態様1〉
電極積層体、
上記電極積層体の集電箔に接続されている集電端子、及び
上記電極積層体と上記集電端子とを巻回して上記電極積層体を封止しているラミネートフィルム
を有する電池であって、
上記集電端子が、上記電極積層体の側面部と対向することとなる第1の面、上記第1の面と対向する第2の面、並びに上記第1の面及び上記第2の面の外縁に沿う4つの面を有し、
上記電池を上記集電端子側から側面視した場合に、上記集電端子の外縁は、上記電極積層体の外縁より内側に位置しており、
上記集電端子が、上記4つの面の少なくとも一部に突出部を有しており、それによって上記突出部を覆うように、上記ラミネートフィルムの融着層同士が融着した凸状融着部が形成されている、
電池。
〈態様2〉
上記集電端子が、上記4つの面によって形成される少なくとも1つの角部周辺に上記突出部を有する、態様1に記載の電池。
【発明の効果】
【0009】
本開示の電池によると、高温時の熱衝撃による凸状融着部付近におけるラミネートフィルムの金属層の亀裂の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の電池に含まれる電極積層体を説明するための概略図である。
図2は、本開示の電池を説明するための概略図である。
図3は、本開示の電池を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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