TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025117936
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012931
出願日2024-01-31
発明の名称モータ
出願人トヨタ自動車株式会社,国立大学法人秋田大学
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類H02K 1/02 20060101AFI20250805BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】鉄損の低減を図りつつ、容易に製造できるモータを提供する。
【解決手段】アキシャルギャップモータ100は、回転軸110に固定された上側ロータ120及び下側ロータ121と、上側ロータ120及び下側ロータ121の間に配置されるとともに、回転軸110の軸方向において各ロータと隙間をあけて対向配置されたステータ130とを備える。ステータ130は、アモルファス金属の薄帯又はナノ結晶軟磁性材料の薄帯を巻回して構成された巻きコアを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
コイルが巻回されるステータと、前記ステータに対し回転自在に設けられるロータと、前記ロータに固定される回転軸とを備えるモータであって、
少なくとも前記ステータは、アモルファス金属の薄帯又はナノ結晶軟磁性材料の薄帯を巻回して構成された巻きコアを有することを特徴とするモータ。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記モータは、アキシャルギャップモータである請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記巻きコアは、前記アモルファス金属の薄帯又は前記ナノ結晶軟磁性材料の薄帯を前記回転軸の周りに複数巻回することにより形成された巻回体であり、
前記巻回体における前記回転軸の軸方向の両端部には、対称となる溝部がそれぞれ複数形成され、
各溝部には、前記コイルが巻き付けられている請求項2に記載のモータ。
【請求項4】
前記モータは、ラジアルギャップモータである請求項1に記載のモータ。
【請求項5】
前記巻きコアは、前記アモルファス金属の薄帯又は前記ナノ結晶軟磁性材料の薄帯を複数巻回してなる巻回体を周方向と交差する方向でカットすることにより形成されたカットコアである請求項4に記載のモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関し、特にモータのコアの構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モータのコアとして、複数の電磁鋼板を積層して構成されるものが知られている。最近では、鉄損の低減を図るために、アモルファス金属やナノ結晶軟磁性材料からなる薄板が積層されるモータの開発が進んでいる。例えば、下記特許文献1には、台形形状のアモルファス金属箔帯が回転軸の軸方向に積層されたステータを備えるアキシャルギャップモータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-068567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、アモルファス金属やナノ結晶軟磁性材料と呼ばれた材料は、従来の電磁鋼板より鉄損が小さいという利点がある一方、以下の問題がある。まず、電磁鋼板と比べて硬いため、打ち抜き難い。また、電磁鋼板よりも薄いので、積層に必要とする枚数が多い。更に、電磁鋼板と比べて脆いため、取り扱いが難しい。上記特許文献1に記載のアキシャルギャップモータでは、積層構造が採用されるので、アモルファス金属箔帯を数多く切断し、更に積層するには非常に手間がかかり、モータを製造し難い問題が生じる。このような問題は、アキシャルギャップモータだけではなく、積層構造が採用されるラジアルギャップモータにも発生している。
【0005】
本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、鉄損の低減を図りつつ、容易に製造できるモータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るモータは、コイルが巻回されるステータと、前記ステータに対し回転自在に設けられるロータと、前記ロータに固定される回転軸とを備えるモータであって、少なくとも前記ステータは、アモルファス金属の薄帯又はナノ結晶軟磁性材料の薄帯を巻回して構成された巻きコアを有することを特徴とする。
【0007】
本発明に係るモータでは、少なくともステータが巻きコアを有し、該巻きコアはアモルファス金属の薄帯又はナノ結晶軟磁性材料の薄帯を巻回して構成されている。このため、従来のようにアモルファス金属箔帯を切断して積層する構造と比べて、切断作業及び積層作業が不要となるので、モータの製造が容易になる。また、巻きコアがアモルファス金属又はナノ結晶軟磁性材料により形成されるので、従来の電磁鋼板を用いた場合と比べて、鉄損の低減を実現できる。その結果、鉄損の低減を図りつつ、モータを容易に製造することができる。
【0008】
本発明に係るモータにおいて、前記モータはアキシャルギャップモータであることが好ましい。このようにすれば、アキシャルギャップモータを容易に製造することができる。
【0009】
本発明に係るモータにおいて、前記巻きコアは、前記アモルファス金属の薄帯又は前記ナノ結晶軟磁性材料の薄帯を前記回転軸の周りに複数巻回することにより形成された巻回体であり、前記巻回体における前記回転軸の軸方向の両端部には、対称となる溝部がそれぞれ複数形成され、各溝部には、前記コイルが巻き付けられていることが好ましい。このようにすれば、コイルを溝部に巻き付けることで、コイルの巻き付け位置のずれを防止できるので、アキシャルギャップモータを更に容易に製造することができる。
【0010】
また、本発明に係るモータにおいて、前記モータは、ラジアルギャップモータであることが好ましい。このようにすれば、ラジアルギャップモータを容易に製造することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

トヨタ自動車株式会社
方法
19日前
トヨタ自動車株式会社
車両
12日前
トヨタ自動車株式会社
車両
23日前
トヨタ自動車株式会社
車両
22日前
トヨタ自動車株式会社
車両
22日前
トヨタ自動車株式会社
装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
電池
22日前
トヨタ自動車株式会社
装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
車両
7日前
トヨタ自動車株式会社
車両
22日前
トヨタ自動車株式会社
車両
9日前
トヨタ自動車株式会社
電池
20日前
トヨタ自動車株式会社
車両
15日前
トヨタ自動車株式会社
車両
14日前
トヨタ自動車株式会社
電池
20日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
路側装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
溶接装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
積層電池
22日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
7日前
トヨタ自動車株式会社
液系電池
16日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
7日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
7日前
トヨタ自動車株式会社
車両構造
16日前
トヨタ自動車株式会社
水系電池
20日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
更新装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
路側装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
14日前
トヨタ自動車株式会社
通信装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
ステータ
16日前
続きを見る