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公開番号2025113896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024008289
出願日2024-01-23
発明の名称電動車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250728BHJP(車両一般)
要約【課題】車載部品のレイアウトの自由度を向上させる技術を提供する。
【解決手段】本明細書が開示する電動車は、電動車の駆動輪を駆動する駆動装置と、駆動装置と直接的に接続されない車載部品と、を備える。駆動装置は、電動モータと、電動モータを収容する第1ケーシングと、電動モータと電気的に接続された電力変換装置と、第1ケーシングの上方または下方に位置しており、第1ケーシングに対して固定されているとともに、電力変換装置を収容する第2ケーシングと、を備える。第1ケーシングと第2ケーシングとの間には、駆動装置を車両前後方向に貫通する収容空間が設けられており、車載部品の一部は、収容空間内に位置する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電動車であって、
前記電動車の駆動輪を駆動する駆動装置と、
前記駆動装置と直接的に接続されない車載部品と、
を備え、
前記駆動装置は、
電動モータと、
前記電動モータを収容する第1ケーシングと、
前記電動モータと電気的に接続された電力変換装置と、
前記第1ケーシングの上方または下方に位置しており、前記第1ケーシングに対して固定されているとともに、前記電力変換装置を収容する第2ケーシングと、
を備え、
前記第1ケーシングと前記第2ケーシングとの間には、前記駆動装置を車両前後方向に貫通する収容空間が設けられており、
前記車載部品の一部は、前記収容空間内に位置する、
電動車。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1ケーシングは、第1端面から第2端面まで筒状に延びるハウジングと、前記ハウジングの前記第1端面に取り付けられた第1カバーと、前記ハウジングの前記第2端面に取り付けられた第2カバーと、を備え、
前記第2ケーシングは、前記第1カバー及び前記第2カバーに固定されている、
請求項1に記載の電動車。
【請求項3】
前記第1カバーは、前記第2ケーシングに向けて延びる第1ステーを有し、
前記第2カバーは、前記第2ケーシングに向けて延びる第2ステーを有し、
前記第2ケーシングは、前記第1ステー及び前記第2ステーに固定されている、
請求項2に記載の電動車。
【請求項4】
前記第2ケーシングは、前記第1ケーシングの上方に位置する、請求項1に記載の電動車。
【請求項5】
前記駆動装置は、前記電動モータと機械的に接続された伝達機構と、前記伝達機構を収容する第3ケーシングと、をさらに備え、
前記第3ケーシングは、前記第2ケーシングの上方または下方において、前記第1ケーシングと隣接しており、
前記収容空間の一部は、前記第2ケーシングと前記第3ケーシングとの間に位置する、
請求項4に記載の電動車。
【請求項6】
前記第3ケーシングは、前記第1ケーシングに対して車両前方に位置しており、
前記第1ケーシングと前記第3ケーシングとは、車両前方に向かうにつれて下方に変位する方向に沿って配列されている、
請求項5に記載の電動車。
【請求項7】
前記車載部品は、前記収容空間を車両前後方向に通過するステアリングシャフトを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の電動車。
【請求項8】
前記駆動装置に対して車両後方に位置し、前記ステアリングシャフトの後端に接続されているとともに、運転者によって操作されるステアリングホイールと、
前記駆動装置に対して車両前方に位置し、前記ステアリングシャフトの前端に接続されているとともに、前記ステアリングホイールの回転に応じて前記駆動輪の舵角を変化させるステアリングギヤと、をさらに備える、
請求項7に記載の電動車。
【請求項9】
前記車載部品は、前記収容空間を車両前後方向に通過するとともに、車室を空調する空調装置に接続された熱媒体配管を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の電動車。
【請求項10】
前記駆動装置に対して車両後方に位置し、前記駆動装置のモータへ電力を供給するバッテリと、
前記駆動装置に対して車両前方に位置し、外部電源と着脱可能に接続される充電インレットと、をさらに備え、
前記車載部品は、前記収容空間を車両前後方向に通過するとともに、前記バッテリと前記充電インレットとの間を電気的に接続する電力ケーブルを含む、
請求項1から6のいずれか一項に記載の電動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、電動車に関する。特に、駆動装置を備える電動車に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、回転電機と回転電機の上方に位置するインバータ装置との双方を同一のケーシングに収容する駆動装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-112116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、回転電機とインバータ装置との双方を収容するケーシングが大きくなると、駆動装置と直接的に接続されない車載部品のレイアウトが困難となることがある。本明細書では、車載部品のレイアウトの自由度を向上させる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する電動車は、前記電動車の駆動輪を駆動する駆動装置と、前記駆動装置と直接的に接続されない車載部品と、を備える。前記駆動装置は、電動モータと、前記電動モータを収容する第1ケーシングと、前記電動モータと電気的に接続された電力変換装置と、前記第1ケーシングの上方または下方に位置しており、前記第1ケーシングに対して固定されているとともに、前記電力変換装置を収容する第2ケーシングと、を備える。前記第1ケーシングと前記第2ケーシングとの間には、前記駆動装置を車両前後方向に貫通する収容空間が設けられており、前記車載部品の一部は、前記収容空間内に位置する。
【0006】
上述した電動車では、第1ケーシングと第2ケーシングとの間に位置する収容空間内に、駆動装置と直接的に接続されない車載部品の一部が位置する。このため、駆動装置を含む、電動車に搭載される車載部品のレイアウトの自由度を向上させることができる。
【0007】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例の電動車10のブロック図を示す。
図1の線II-IIに沿った断面図を示す。
図2の線III-IIIに沿った断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本技術の一実施形態では、前記第1ケーシングは、第1端面から第2端面まで筒状に延びるハウジングと、前記ハウジングの前記第1端面に取り付けられた第1カバーと、前記ハウジングの前記第2端面に取り付けられた第2カバーと、を備えてもよい。その場合、前記第2ケーシングは、前記第1カバー及び前記第2カバーに固定されていてもよい。
【0010】
このような構成によると、筒状に延びるハウジングと第2ケーシングとの間に、比較的に幅の広い収容空間を設けることができる。これにより、様々な種類の車載部品の一部又は全部を、収容空間に配置することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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