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公開番号
2025127914
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024918
出願日
2024-02-21
発明の名称
制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250826BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】車両のイグニッションスイッチがオフの間に補機用バッテリから緊急用バッテリに電力の供給を行っても、補機用バッテリにおける電力不足が起こりにくくなるようにする。
【解決手段】制御装置20は、車両VHに搭載された緊急通報装置10の電源として搭載された緊急用バッテリB2の充電の制御を行う。制御装置20は、車両VHのイグニッションスイッチがオフになったことを検知すると、車両VHの状態を示す車両データに基づいて、緊急用バッテリB2の充電に関する充電条件が満たされるかどうかを判定し、充電条件が満たされると判定された場合に、車両VHに搭載された補機用バッテリB1から緊急用バッテリへB2の電力の供給を開始する制御を行う制御部21を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載された緊急通報装置の電源として搭載された緊急用バッテリの充電の制御を行う制御装置であって、
前記車両のイグニッションスイッチがオフになったことを検知すると、前記車両の状態を示す車両データに基づいて、前記緊急用バッテリの充電に関する充電条件が満たされるかどうかを判定し、前記充電条件が満たされると判定された場合に、前記車両に搭載された補機用バッテリから前記緊急用バッテリへの電力の供給を開始する制御を行う制御部を備える制御装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記車両データは、前記車両の状態として、前記緊急用バッテリの残量、前記補機用バッテリの開放電圧、及び前記緊急用バッテリの周辺温度を示すデータを含み、
前記充電条件は、前記車両データで示される前記残量が第1閾値未満であるという第1条件と、前記開放電圧が第2閾値以上であるという第2条件と、前記周辺温度が所定の範囲内であるという第3条件とを含み、
前記制御部は、前記第1条件、前記第2条件、及び前記第3条件のすべてが満たされる場合に、前記充電条件が満たされると判定する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記補機用バッテリから前記緊急用バッテリへの電力の供給を開始したあと、前記充電条件が満たされるかどうかを監視し、前記充電条件が満たされなくなると、前記補機用バッテリから前記緊急用バッテリへの電力の供給を中止する制御を行う、請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記補機用バッテリから前記緊急用バッテリへの電力の供給を開始したあと、前記緊急用バッテリの残量及び容量に基づいて満充電までの残り時間を算出し、算出された残り時間をカウントすることにより、前記緊急用バッテリが満充電になったかどうかを監視し、
前記制御部は、前記補機用バッテリから前記緊急用バッテリへ電力が供給されている間に前記車両のイグニッションスイッチがオンになったことを検知すると、前記充電条件のうち、前記第2条件以外の条件が満たされるかどうかを監視し、前記第2条件以外の条件が満たされなくなると、前記残り時間のカウントをリセットせずに、前記補機用バッテリから前記緊急用バッテリへの電力の供給を中止する制御を行う、請求項2に記載の制御装置。
【請求項5】
前記緊急通報装置は、当該緊急通報装置に内蔵されたアンテナを備え、
前記緊急用バッテリは、ニッケル水素二次電池である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電気自動車等の車両においては、車両の走行を行うための駆動用のメインバッテリ、車両の各種機能を制御するECU、カーナビゲーション機器をはじめとした車内の機能装備に電力を供給する補機用バッテリのほか、緊急用バッテリを搭載することが一般的である。「ECU」は、Electronic Control Unitの略語である。緊急用バッテリは、緊急通報装置に必要な電力を供給するバックアップバッテリ(BUB)である。緊急用バッテリは、緊急通報装置に内蔵されている。緊急通報装置は、例えば、DCM等の車載通信機である。「DCM」は、Data Communication Moduleの略語である。緊急通報装置は、eCallと呼ばれる車両緊急通報システムのアプリケーションなどの緊急時の動作を行う。
【0003】
一般に、補機用バッテリは、例えば2週間に1度、30分程度を目安に充電する必要があるといわれている。補機用バッテリに蓄えられた電力が不足すると、車両のパワーユニットが起動しなくなる、いわゆる「バッテリ上がり」が起きる。補機用バッテリは、車両のイグニッション(IG)スイッチがオンの間、すなわち、メインバッテリの稼働中に充電される。補機用バッテリの充電に必要な電力は、メインバッテリから供給される。また、緊急用バッテリの充電もイグニッションスイッチがオンの間に行われることが一般的である。緊急用バッテリの充電に必要な電力は、補機用バッテリから供給される。
【0004】
車両のイグニッションスイッチがオンの間に緊急用バッテリの充電を行うのは、次のような理由による。車両のイグニッションスイッチがオンの間、すなわち、車両が走行していてメインバッテリが稼働している間は、メインバッテリから補機用バッテリに電力が供給されるため、電力の供給経路に故障がない限り、走行中に補機用バッテリに蓄えられた電力が不足して「バッテリ上がり」が起きることはほぼない。しかしながら、車両のイグニッションスイッチがオフの間には、メインバッテリから補機用バッテリに電力が供給されない。よって、イグニッションスイッチがオフの間に補機用バッテリから緊急用バッテリに充電を行ってしまうと、補機用バッテリに蓄えられた電力が不足し、その結果パワーユニットが起動しなくなる(「バッテリ上がり」が起きる)おそれがあるためである。
【0005】
特許文献1には、車両の電源スイッチがオフ時に、補助電源からの電力を利用して、車外から受信されたデータを対象の車載機に送信して更新する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-045278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
車両のイグニッションスイッチがオフの間に補機用バッテリから緊急用バッテリに電力の供給を行うと、補機用バッテリにおいて電力不足が起こりやすくなる。
【0008】
本開示の目的は、車両のイグニッションスイッチがオフの間に補機用バッテリから緊急用バッテリに電力の供給を行っても、補機用バッテリにおいて電力不足が起こりにくくなるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る制御装置は、車両に搭載された緊急通報装置の電源として搭載された緊急用バッテリの充電の制御を行う。制御装置は、車両のイグニッションスイッチがオフになったことを検知すると、車両の状態を示す車両データに基づいて、緊急用バッテリの充電に関する充電条件が満たされるかどうかを判定し、充電条件が満たされると判定された場合に、車両に搭載された補機用バッテリから緊急用バッテリへの電力の供給を開始する制御を行う制御部を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、車両のイグニッションスイッチがオフの間に補機用バッテリから緊急用バッテリに電力の供給を行っても、補機用バッテリにおける電力不足が起こりにくくなる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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