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公開番号
2025127528
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024265
出願日
2024-02-21
発明の名称
蓄電装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/342 20210101AFI20250826BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】発熱した蓄電セルから排出されるガスに含まれる排出物の飛散を抑制可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置10は、第1方向に並ぶ第1蓄電セル211および第2蓄電セル221と、第1方向に直交する第2方向に沿って延在し、第1蓄電セル211および第2蓄電セル221の間の隙間に配置されるクロス部材40とを備える。第1蓄電セル211は、クロス部材40に向かい合う第1側壁部213を有する。第1側壁部213には、第1排気弁216が設けられている。クロス部材40には、中空部Hが設けられており、かつ、第1側壁部213に対向するように第1開口部47が設けられている。クロス部材40には、中空部Hとクロス部材40の周囲の空間とを連通させる連通部49が設けられている。連通部49は、第1排気弁216と対向しない位置に設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に間隔をあけて並んで配置された第1蓄電セルおよび第2蓄電セルと、
前記第1方向に直交する第2方向に沿って延在し、前記第1蓄電セルおよび前記第2蓄電セルの間の隙間に配置されるクロス部材と、を備え、
前記第1蓄電セルは、前記クロス部材に向かい合う第1側壁部を有し、
前記第1側壁部には、第1排気弁が設けられており、
前記クロス部材には、前記第2方向に垂直となる断面において中空部が設けられており、かつ、前記第1側壁部に対向するように第1開口部が設けられており、
前記クロス部材には、前記中空部と前記クロス部材の周囲の空間とを連通させる連通部が設けられており、
前記連通部は、前記第1排気弁と対向しない位置に設けられている、蓄電装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1開口部は、前記第1排気弁に対向して配置されている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記第2蓄電セルは、前記クロス部材に向かい合う第2側壁部を有し、
前記第2側壁部には、第2排気弁が設けられており、
前記クロス部材には、前記第2側壁部に対向するように第2開口部が設けられている、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記第1開口部および前記第2開口部は、破断可能に設けられた断熱部材によって被覆されている、請求項3に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記断熱部材には、易破断部が設けられている、請求項4に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記第1開口部および前記第2開口部は、前記第1方向から見た場合に、前記第1方向および前記第2方向に直交する鉛直方向にずれて配置されている、請求項3から5のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記連通部は、前記第1方向および前記第2方向に直交する鉛直方向において、前記連通部は、前記第1排気弁よりも上方に設けられている、請求項1から5のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記鉛直方向における前記クロス部材の高さは、前記鉛直方向における前記第1蓄電セルおよび前記第2蓄電セルの高さよりも高く、
前記連通部は、前記第1蓄電セルおよび前記第2蓄電セルよりも上方に設けられている、請求項7に記載の蓄電装置。
【請求項9】
前記クロス部材は、前記鉛直方向の上方側に上壁部を有し、
前記連通部は、前記上壁部に設けられている、請求項7に記載の蓄電装置。
【請求項10】
複数の前記第1蓄電セルが前記第2方向に配列された第1蓄電モジュールと、
複数の前記第2蓄電セルが前記第2方向に配列された第2蓄電モジュールと、を備え、
前記クロス部材は、前記第1蓄電モジュールと前記第2蓄電モジュールとの間に配置されており、
前記第2方向における前記連通部の長さは、前記複数の前記第1蓄電セルが有する各前記第1排気弁のうち前記第2方向の一方側に位置する第1排気弁から前記各前記第1排気弁のうち前記第2方向の他方側に位置する第1排気弁までの前記第2方向における長さ以上である、請求項1から5のいずれか1項に記載の蓄電装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の蓄電装置として、特開2023-165300号公報(特許文献1)には、電池ケース内の空間を複数の領域に区画するクロス部材が設けられており、複数の領域の各々には、蓄電モジュールが配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-165300号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、蓄電モジュールは、各々が排気弁を有する複数の蓄電セルを含んでおり、1つの蓄電セルが発熱した場合には、発熱した蓄電セルの排気弁から排出物が排出される。当該排出物にはガスや電解質等が含まれており、何ら手立てが無い場合には、発熱した蓄電モジュールが配置された領域に、排出物が溜まっていく。これにより、排出物が蓄電モジュールに付着して、当該蓄電モジュールが短絡することが起こり得る。
【0005】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、発熱した蓄電セルから排出される排出物の飛散を抑制可能な蓄電装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づく蓄電装置は、第1方向に間隔をあけて並んで配置された第1蓄電セルおよび第2蓄電セルと、上記第1方向に直交する第2方向に沿って延在し、上記第1蓄電セルおよび上記第2蓄電セルの間の隙間に配置されるクロス部材と、を備える。上記第1蓄電セルは、上記クロス部材に向かい合う第1側壁部を有する。上記第1側壁部には、第1排気弁が設けられている。上記クロス部材には、上記第2方向に垂直となる断面において中空部が設けられており、かつ、上記第1側壁部に対向するように第1開口部が設けられている。上記クロス部材には、上記中空部と上記クロス部材の周囲の空間とを連通させる連通部が設けられている。上記連通部は、上記第1排気弁と対向しない位置に設けられている。
【0007】
上記構成によれば、第1蓄電セルが発熱して第1排気弁から排出物が排出された場合には、第1蓄電セルに対向するようにクロス部材に設けられた第1開口部から当該排出物をクロス部材の中空部に導入することができる。これにより、排出物をクロス部材の内部(中空部)に捕集することができる。この結果、発熱した蓄電セルから排出される排出物の飛散を抑制することができる。
【0008】
また、排出物にはガスが含まれており、第1開口部からクロス部材の内部に導入されたガスを第1排気弁と対向しない位置に設けられた連通部から排出することにより、第1開口部からクロス部材の内部に導入されたガスによって、クロス部材の内圧が過度に上昇することを抑制できる。一般的に、クロス部材の内圧が過度に上昇した場合には、クロス部材の一部が変形したり破損したりし、意図しない箇所からガスが噴出されて、クロス部材内に捕集された排出物が吹き出されることが懸念される。しかしながら、上述のように連通部を設けることで、クロス部材の内圧の過度の上昇を抑制し、上述のような意図しない箇所からの排出物の吹き出しを抑制することができる。このことによっても、発熱した蓄電セルから排出される排出物の飛散を抑制することができる。
【0009】
上記本開示に基づく蓄電装置にあっては、上記第1開口部は、上記第1排気弁に対向して配置されていてもよい。
【0010】
上記構成によれば、第1排気弁から直接第1開口部に向けて排出物が排出されるため、蓄電モジュールの周囲に排出物が拡散されることを抑制しつつ、当該排出物を直接クロス部材の内部に導入することができる。これにより、排出物の飛散をさらに抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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