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公開番号
2025127809
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024728
出願日
2024-02-21
発明の名称
電気自動車
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
B60L
15/20 20060101AFI20250826BHJP(車両一般)
要約
【課題】トランスミッション車両の挙動を再現可能な電気自動車において、操作のしやすさを保ちながら、トランスミッション車両に近い操作感を体験可能にすること。
【解決手段】電気モータを駆動源として有する電気自動車は、制御装置と、操作量に応じて連続的な指示を出す第1の指示器と、操作毎に相対的な指示を出す第2の指示器と、操作量に応じて連続的な或いは離散的な指示を出す第3の指示器と、を備える。制御装置は、第3の指示器が操作されていない状態での電気モータのトルクである基本トルクと第1の指示器の操作量と電気自動車の車速との関係を、第2の指示器の操作に応じて予め定められた複数の関係の中から切り替えることと、第3の指示器からの指示に応じて電気モータのトルクを基本トルクから低下させることと、第3の指示器の操作量が所定量よりも大きい場合にのみ第2の指示器からの入力を受け付けることと、を実行するように構成される。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
電気モータを駆動源として有する電気自動車であって、
前記電気モータを制御する制御装置と、
前記制御装置に対して操作量に応じて連続的な指示を出す第1の指示器と、
前記制御装置に対して操作毎に相対的な指示を出す第2の指示器と、
前記制御装置に対して操作量に応じて連続的な或いは離散的な指示を出す第3の指示器と、
を備え、
前記制御装置は、
前記第3の指示器が操作されていない状態での前記電気モータのトルクである基本トルクと前記第1の指示器の操作量と前記電気自動車の車速との関係を、前記第2の指示器の操作に応じて、予め定められた複数の関係の中から切り替えることと、
第3の指示器からの指示に応じて、前記電気モータのトルクを前記基本トルクから低下させることと、
前記第3の指示器の操作量が所定量よりも大きい場合にのみ前記第2の指示器からの入力を受け付けることと、を実行するように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電気自動車において、
前記第2の指示器は前記電気自動車のステアリングに設けられる
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項3】
請求項2に記載の電気自動車において、
前記第2の指示器は手動変速機のパドルシフタを模擬した疑似パドルシフタである
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか1項に記載の電気自動車において、
前記電気自動車は、前記電気自動車の車速を測定する車速センサを更に備え、
前記制御装置は、
前記複数の関係のそれぞれに対して定められた適正な車速の範囲を記憶する記憶装置を備え、
前記第2の指示器及び前記第3の指示器が操作された場合、前記車速が、切り替え後の前記基本トルクと前記第1の指示器の操作量と前記車速との関係に対して定められた前記適正な車速の範囲内にあるかどうかを判断することと、
前記車速が、切り替え後の前記基本トルクと前記第1の指示器の操作量と前記車速との関係に対して定められた前記適正な車速の範囲内にない場合、前記第2の指示器の操作を受け付けないことと、を実行するように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項5】
請求項1乃至3の何れか1項に記載の電気自動車において、
仮想的なエンジン回転数である仮想エンジン回転数を表示する表示装置を更に備え、
前記制御装置は、
前記第3の指示器の操作量が最大量の状態で前記第1の指示器が操作された場合、前記第1の指示器の操作量を前記仮想エンジン回転数の表示と関連付ける、
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項6】
請求項1乃至3の何れか1項に記載の電気自動車において、
前記第1の指示器はアクセルペダルである
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項7】
請求項6に記載の電気自動車において、
前記予め定められた複数の関係は、トランスミッション車両の複数の変速比のそれぞれにおける前記アクセルペダルの操作量とエンジントルクとの関係を再現するように予め定められる
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項8】
請求項1乃至3の何れか1項に記載の電気自動車において、
前記制御装置は、
前記電気自動車の運転者の選択に応じて、前記第2の指示器及び前記第3の指示器の操作が無効な第1のモードと、前記第2の指示器及び前記第3の指示器の操作が有効な第2のモードとを切り替えることと、
前記第1のモードから前記第2のモードへ切り替えられた場合、前記基本トルクと前記第1の指示器の操作量と前記車速との関係を前記予め定められた複数の関係の中から前記車速に応じて選択することと、
を更に実行するように構成される
ことを特徴とする電気自動車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気モータを駆動源として有する電気自動車に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許第6787507号公報には、エンジンを動力源とする手動変速機を備えた車両(トランスミッション車両)の挙動を電気モータの制御によって疑似的に再現可能な電気自動車が開示されている。当該電気自動車は、一般的なEV走行を行うEV走行モード(EVモード)の他に、トランスミッション車両の挙動を再現するMT走行モード(MTモード)を備える。運転者はMTモードとEVモードをスイッチ等によって切り替えることができる。MTモードにおいてはトランスミッション車両のシフトポジションも仮想的に再現され、運転者はトランスミッション車両を運転するときのように変速操作を自らの手で行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6787507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の従来技術によれば、トランスミッション車両の操作を電気自動車で体験することができる。このような電気自動車において、操作感をよりトランスミッション車両に近づけることと、操作のしやすさを両立させることを考える。
【0005】
本開示の一つの目的は、トランスミッション車両の挙動を再現可能な電気自動車において、操作のしやすさを保ちながら、同時にトランスミッション車両に近い操作感を体験可能な電気自動車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は電気モータを駆動源として有する電気自動車を提供する。電気自動車は、電気モータを制御する制御装置と、制御装置に対して操作量に応じて連続的な指示を出す第1の指示器と、制御装置に対して操作毎に相対的な指示を出す第2の指示器と、制御装置に対して操作量に応じて連続的な或いは離散的な指示を出す第3の指示器と、を備える。制御装置は、第3の指示器が操作されていない状態での電気モータのトルクである基本トルクと第1の指示器の操作量と電気自動車の車速との関係を、第2の指示器の操作に応じて予め定められた複数の関係の中から切り替えることと、第3の指示器からの指示に応じて電気モータのトルクを基本トルクから低下させることと、第3の指示器の操作量が所定量よりも大きい場合にのみ第2の指示器からの入力を受け付けることと、を実行するように構成される。
【発明の効果】
【0007】
本開示の電気自動車によれば、第3の指示器の操作量が所定量よりも大きい場合にのみ第2の指示器からの入力が受け付けられる。操作量に応じて連続的或いは離散的な指示を出す第3の指示器は、トランスミッション車両におけるクラッチペダルに対応する。操作毎に相対的な指示を出す第2の指示器は、トランスミッション車両におけるシーケンシャルシフタに対応する。すなわち、本開示の電気自動車においては、トランスミッション車両の変速操作を模擬した操作を行うために、クラッチペダルに当たる装置を操作することが必要となる。これにより、操作感をよりトランスミッション車両に近づけることを可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る電気自動車の構成を示す図である。
相対指示型シフト装置の例を示す図である。
相対指示型シフト装置の別の例を示す図である。
相対指示型シフト装置の更に別の例を示す図である。
相対指示型シフト装置の更に別の例を示す図である。
電気自動車の走行制御に関係する制御装置の構成を示す図である。
アップシフトが行われる際の動作の例を示すタイムチャートである。
ダウンシフトが行われる際の動作の例を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面を参照して、本開示の実施の形態を説明する。
【0010】
1.電気自動車の動力系の構成
図1は本開示の実施形態に係る電気自動車100の構成を模式的に示す図である。まず、図1を参照して電気自動車100の動力系の構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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