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公開番号2025130444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027607
出願日2024-02-27
発明の名称衝撃判定装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B60R 21/0136 20060101AFI20250901BHJP(車両一般)
要約【課題】例えば加速度センサの検出結果のみに基づき閾値を設定する場合と比べて、車両に対する物体による衝撃をより適切に判定することができる衝撃判定装置を提供する。
【解決手段】衝撃判定装置100は、自車両50の前後方向及び左右方向の各成分を含む加速度を検出する加速度センサを含む内部センサ1と、自車両50の周囲の物体を検知する外部センサ2と、自車両50に対する物体による衝撃を判定するための閾値を設定する閾値設定部12と、成分のそれぞれについて加速度が閾値以上である場合に衝撃を判定する衝撃判定部13を備える。閾値設定部12は、外部センサ2の検出結果に基づいて自車両50に対する物体の衝撃形態を認識し、衝撃形態に応じて閾値を加速度の成分ごとに設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の前後方向及び左右方向の各成分を含む加速度を検出する加速度センサと、
前記車両の周囲の物体を検知する外部センサと、
前記車両に対する前記物体による衝撃を判定するための閾値を設定する閾値設定部と、
前記成分のそれぞれについて前記加速度が前記閾値以上である場合に前記衝撃を判定する衝撃判定部を備え、
前記閾値設定部は、
前記外部センサの検出結果に基づいて前記車両に対する前記物体の衝撃形態を認識し、
前記衝撃形態に応じて前記閾値を前記加速度の前記成分ごとに設定する、衝撃判定装置。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記閾値設定部は、
前記衝撃形態として前記車両に対する前記物体のオフセット衝突を認識し、
前記オフセット衝突のオフセット量に応じて前記閾値を前記加速度の前記成分ごとに設定する、請求項1に記載の衝撃判定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、衝撃判定装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両の前後方向及び左右方向の加速度を検出し、検出した加速度と予め二次元マップとして記憶された衝突形態の判定閾値との比較結果を用いて車両の衝突形態を判定する装置が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-220743号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両の前後方向の前後加速度及び車両の左右方向の左右加速度の検出値と閾値との比較結果に基づいて車両に対する物体による衝撃又は衝突を判定する装置において、車両と物体との衝突形態を考慮して加速度と閾値との関係を適切化することが検討されている。しかしながら、上記従来技術では、衝突形態の判定自体が加速度と閾値との比較のみによってなされるため、異なる観点による改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る衝撃判定装置は、車両の前後方向及び左右方向の各成分を含む加速度を検出する加速度センサと、車両の周囲の物体を検知する外部センサと、車両に対する物体による衝撃を判定するための閾値を設定する閾値設定部と、成分のそれぞれについて加速度が閾値以上である場合に衝撃を判定する衝撃判定部を備え、閾値設定部は、外部センサの検出結果に基づいて車両に対する物体の衝撃形態を認識し、衝撃形態に応じて閾値を加速度の成分ごとに設定する。
【0006】
本開示の一態様に係る衝撃判定装置では、閾値設定部により、外部センサの検出結果に基づいて、車両に対する物体の衝撃形態が認識される。閾値は、衝撃形態に応じて加速度の成分ごとに設定される。これにより、外部センサの検出結果に基づく衝撃形態を考慮して閾値を設定できるため、例えば加速度センサの検出結果のみに基づき認識した衝撃形態を考慮して閾値を設定する場合と比べて、車両に対する物体による衝撃をより適切に判定することができる。
【0007】
一実施形態において、閾値設定部は、衝撃形態として車両に対する物体のオフセット衝突を認識し、オフセット衝突のオフセット量に応じて閾値を加速度の成分ごとに設定してもよい。この場合、オフセット量に応じて加速度の成分ごとに閾値が設定されるため、車両に対する物体による衝撃を判定する精度向上を図ることができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様に係る衝撃判定装置によれば、例えば加速度センサの検出結果のみに基づき閾値を設定する場合と比べて、車両に対する物体による衝撃をより適切に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る衝撃判定装置を含む車両を示すブロック図である。
(a)は、加速度センサの搭載例を示す図である。(b)は、加速度センサの他の搭載例を示す図である。
(a)は、衝撃形態の一例を示す図である。(b)は、衝撃形態の他の例を示す図である。(c)は、衝撃形態の他の例を示す図である。
(a)は、加速度の時系列グラフの例を示す図である。(b)は、(a)の加速度の各成分に応じた二次元平面上での加速度の軌跡及び閾値の例を示す図である。
(a)は、位相差がない加速度の時系列グラフの例を示す図である。(b)は、(a)の加速度を二次元平面上にプロットした軌跡及び閾値の例を示す図である。
(a)は、位相差がある加速度の時系列グラフの例を示す図である。(b)は、(a)の加速度を二次元平面上にプロットした軌跡及び閾値の例を示す図である。
(a)は、位相差がある加速度の時系列グラフの他の例を示す図である。(b)は、(a)の加速度を二次元平面上にプロットした軌跡及び閾値の例を示す図である。
(a)は、図1の衝撃判定ECUの処理の一例を示すフローチャートである。(b)は、(a)の衝撃形態の認識及び閾値の設定の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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