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公開番号2025129968
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026994
出願日2024-02-26
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 10/02 20060101AFI20250829BHJP(車両一般)
要約【課題】フューエルカット禁止に伴う減速度不足が発生しても、減速走行時の要求減速度を確保できる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】電子制御装置80は、アクセルオフ時に、車両10への減速度が必要な場合は、エンジン制御部82(エンジン12)のフューエルカット制御と連動し、且つLUクラッチ36をスリップ状態に制御して減速度CalDを得る減速フレックスLU制御を行う減速フレックスLU制御部88と、前記フューエルカット制御が禁止状態のため、減速フレックスLU制御が行われず減速度不足が発生する場合は、エンジン補機46の負荷増または自動変速機22のダウンシフトで減速度不足を補填する第1補填制御を行う第1補填制御部94と、第1補填制御により減速度不足が解消されない場合は、ブレーキ44の制動力を制御し減速度不足を補填する第2補填制御を行う第2補填制御部96と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、前記エンジンのトルクを動力源とするエンジン補機と、複数のギヤ段を選択可能な自動変速機と、前記エンジンのトルクを前記自動変速機に伝達するロックアップクラッチ付きのトルクコンバータと、車輪制動用のブレーキと、を備えた車両の、制御装置であって、
アクセルオフ時に、前記車両への減速力である減速度が必要な場合は、前記エンジンのフューエルカット制御と連動し、且つ前記ロックアップクラッチをスリップ状態に制御して減速度を得る減速フレックスロックアップ制御を行う減速フレックスロックアップ制御部と、
前記フューエルカット制御が禁止状態のため、前記減速フレックスロックアップ制御が行われず減速度不足が発生する場合は、前記エンジン補機の負荷増または前記自動変速機のダウンシフトで減速度不足を補填する第1補填制御を行う第1補填制御部と、
前記第1補填制御により減速度不足が解消されない場合は、前記ブレーキの制動力を制御し減速度不足を補填する第2補填制御を行う第2補填制御部と、を含む
ことを特徴とする車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、減速制御を行う車両の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンと、ロックアップクラッチ付きのトルクコンバータと、自動変速機と、を備えた車両において、例えば降坂路などでの減速走行時に、フューエルカットと前記ロックアップクラッチのスリップ制御とを実施し、燃費の向上を図るともに、エンジンブレーキなどで減速力(以下、減速度とする)を確保する技術が知られている。例えば、特許文献1に開示されている「減速フレックスロックアップ制御」がそれである。
【0003】
前記車両においては、エンジンからの機能要求により、フューエルカットが禁止される場合がある。フューエルカット禁止により、前述の「減速フレックスロックアップ制御」も行われなくなるため、減速走行時の要求減速度に対する減速度不足が発生する。この場合、例えば、降坂路などでは下り勾配で増速し、定速走行をするためには運転者がブレーキを踏んで車速コントロールをする必要があり、ドライバビリティが低下する。このような、フューエルカット禁止に伴う減速度不足を補填する技術が、特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-184137号公報
特開平10-280990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献2に記載の技術は、減速度不足を補填する制御を実施するが、不足分に対する充足可否判定が行われていないため、実施した対策制御で要求減速度の確保が保証できないといった課題があった。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、フューエルカット禁止に伴う減速度不足が発生しても、減速走行時の要求減速度を確保できる車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨とするところは、(a)エンジンと、前記エンジンのトルクを動力源とするエンジン補機と、複数のギヤ段を選択可能な自動変速機と、前記エンジンのトルクを前記自動変速機に伝達するロックアップクラッチ付きのトルクコンバータと、車輪制動用のブレーキと、を備えた車両の、制御装置であって、(b)アクセルオフ時に、前記車両への減速力である減速度が必要な場合は、前記エンジンのフューエルカット制御と連動し、且つ前記ロックアップクラッチをスリップ状態に制御して減速度を得る減速フレックスロックアップ制御を行う減速フレックスロックアップ制御部と、(c)前記フューエルカット制御が禁止状態のため、前記減速フレックスロックアップ制御が行われず減速度不足が発生する場合は、前記エンジン補機の負荷増または前記自動変速機のダウンシフトで減速度不足を補填する第1補填制御を行う第1補填制御部と、(d)前記第1補填制御により減速度不足が解消されない場合は、前記ブレーキの制動力を制御し減速度不足を補填する第2補填制御を行う第2補填制御部と、を含むことにある。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、前記制御装置は、アクセルオフ時に、前記車両への減速力である減速度が必要な場合は、前記エンジンのフューエルカット制御と連動し、且つ前記ロックアップクラッチをスリップ状態に制御して減速度を得る減速フレックスロックアップ制御を行う減速フレックスロックアップ制御部と、前記フューエルカット制御が禁止状態のため、前記減速フレックスロックアップ制御が行われず減速度不足が発生する場合は、前記エンジン補機の負荷増または前記自動変速機のダウンシフトで減速度不足を補填する第1補填制御を行う第1補填制御部と、前記第1補填制御により減速度不足が解消されない場合は、前記ブレーキの制動力を制御し減速度不足を補填する第2補填制御を行う第2補填制御部と、を含む。これにより、降坂路などでの減速走行時に、フューエルカット制御が禁止状態で減速フレックスロックアップ制御が行われず減速度不足が発生する場合でも、減速走行時の要求減速度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明が適用された車両の概略構成を説明する図であると共に、車両における各種制御のための制御機能および制御系の要部を説明する図である。
図1の電子制御装置が行う要求減速度確保の制御作動の要部を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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