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公開番号
2025111218
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005513
出願日
2024-01-17
発明の名称
ステータ
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02K
3/04 20060101AFI20250723BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】 磁路を広く設ける。
【解決手段】 ステータであって、コイルの第1線部が、第1軸線部と、第1軸線部に接続されている第1傾斜部とを有する。第1軸線部が、軸方向に沿って伸びており、第1ティースと第2ティースの間に配置されている。第1傾斜部が、第1軸線部に対して周方向において第1ティースに向かう方へ傾斜しており、複数のティースの第1端面から突出している。径方向に沿って見た場合に、第1線部と対向する位置において第1ティースの側面に沿って伸びる直線と第1端面に沿って伸びる直線とが交差する点を第1交点とし、第1線部と対向する位置において第2ティースの側面に沿って伸びる直線と第1端面に沿って伸びる直線とが交差する点を第2交点としたときに、第1交点と第1ティースとの最短距離が第2交点と第2ティースとの最短距離よりも大きい。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
軸方向に延びる中心軸に対して環状のコアと、
前記コアに巻回されているコイル、
を有し、
前記コアが、
円筒形状を有するバックヨークと、
前記バックヨークの内周面から突出しており、前記軸方向に沿って伸びており、周方向に間隔を開けて配置されている複数のティース、
を有し、
複数の前記ティースが、
第1ティースと、
前記第1ティースに対して前記周方向に間隔を空けて配置されている第2ティース、
を有し、
前記コイルが、第1軸線部と、前記第1軸線部に接続されている第1傾斜部とを有する第1線部を有し、
前記第1軸線部が、前記軸方向に沿って伸びており、前記第1ティースと前記第2ティースの間に配置されており、
前記第1傾斜部が、前記第1軸線部に対して前記周方向において前記第1ティースに向かう方へ傾斜しており、複数の前記ティースの前記軸方向における一方の端面である第1端面から突出しており、
径方向に沿って見た場合に、前記第1線部と対向する位置において前記第1ティースの側面に沿って伸びる直線と前記第1端面に沿って伸びる直線とが交差する点を第1交点とし、前記第1線部と対向する位置において前記第2ティースの側面に沿って伸びる直線と前記第1端面に沿って伸びる直線とが交差する点を第2交点としたときに、前記第1交点と前記第1ティースとの最短距離が前記第2交点と前記第2ティースとの最短距離よりも大きい、
ステータ。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記コイルが、第2軸線部と、前記第2軸線部に接続されている第2傾斜部とを有する第2線部を有し、
前記第2軸線部が、前記軸方向に沿って伸びており、前記第1ティースと前記第2ティースの間に配置されており、
前記第1軸線部と前記第2軸線部が、前記径方向に積層されており、
前記第2傾斜部が、前記第2軸線部に対して前記周方向において前記第2ティースに向かう方へ傾斜しており、前記第1端面から突出しており、
前記径方向に沿って見た場合に、前記第2線部と対向する位置において前記第1ティースの前記側面に沿って伸びる直線と前記第1端面に沿って伸びる直線とが交差する点を第3交点とし、前記第2線部と対向する位置において前記第2ティースの前記側面に沿って伸びる直線と前記第1端面に沿って伸びる直線とが交差する点を第4交点としたときに、前記第4交点と前記第2ティースとの最短距離が前記第3交点と前記第1ティースとの最短距離よりも大きい、
請求項1に記載のステータ。
【請求項3】
前記第1線部と前記第2線部をそれぞれ複数有しており、
前記第1ティースと前記第2ティースの間において、前記第1線部と前記第2線部が前記径方向に交互に積層されている、請求項2に記載のステータ。
【請求項4】
前記第1傾斜部が、前記第1交点と前記第1ティースの間の領域を通過している、請求項1~3のいずれか一項に記載のステータ。
【請求項5】
前記第1ティースの前記側面と前記第1端面の境界部のうちの前記第1傾斜部と対向する部分に段差状の凹部が設けられている、請求項1に記載のステータ。
【請求項6】
前記第1ティースの前記側面と前記第1端面の境界部のうちの前記第1傾斜部と対向する部分に面取部が設けられている、請求項1に記載のステータ。
【請求項7】
前記第1軸線部と前記第1傾斜部との間の屈曲部が前記軸方向において前記凹部または前記面取部の範囲内に配置されている、請求項5または6に記載のステータ。
【請求項8】
前記第1線部が、前記第1傾斜部の反対側で前記第1軸線部に接続されている第3傾斜部を有しており、
前記第3傾斜部が、前記第1軸線部に対して前記周方向において前記第2ティースに向かう方へ傾斜しており、複数の前記ティースの前記第1端面と反対側の第2端面から突出しており、
前記径方向に沿って見た場合に、前記第1線部と対向する位置において前記第1ティースの前記側面に沿って伸びる直線と前記第2端面に沿って伸びる直線とが交差する点を第5交点とし、前記第1線部と対向する位置において前記第2ティースの前記側面に沿って伸びる直線と前記第2端面に沿って伸びる直線とが交差する点を第6交点としたときに、前記第6交点と前記第2ティースとの最短距離が前記第5交点と前記第1ティースとの最短距離よりも大きい、
請求項1~3のいずれか一項に記載のステータ。
【請求項9】
前記第1交点と前記第1ティースとの最短距離及び前記第4交点と前記第2ティースとの最短距離が、前記径方向において内側に位置する箇所ほど大きい、請求項3に記載のステータ。
【請求項10】
前記第1交点と前記第1ティースとの最短距離及び前記第4交点と前記第2ティースとの最短距離が、前記径方向において内側に位置する箇所ほど小さい、請求項3に記載のステータ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、ステータに関する。
続きを表示(約 3,800 文字)
【0002】
特許文献1には、電気モータのステータが開示されている。このステータでは、複数のティースの間にコイルの線部が配置されている。各線部は、軸方向に沿って伸びる軸線部と、軸線部に対して周方向に傾斜する傾斜部を有している。傾斜部は、各ティースの端面から突出している。このステータでは、各ティースの肩部(すなわち、各ティースの端面と側面の境界部分)に段差状の凹部が形成されている。各ティースに凹部が設けられていることで、各傾斜部と各ティースの間に間隔が確保されている。したがって、コイルエンドの高さを低くすることができ、ステータを軸方向において小型化することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-077125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、各ティースの全ての肩部に凹部が設けられており、各ティースにおける磁路が狭い。本明細書では、ステータの小型化が可能であるとともに、各ティースにおいて磁路を広く設けることが可能な技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する構成1のステータは、軸方向に延びる中心軸に対して環状のコアと、前記コアに巻回されているコイル、を有する。前記コアが、バックヨークと複数のティースを有している。前記バックヨークは、円筒形状を有している。複数の前記ティースは、前記バックヨークの内周面から突出しており、前記軸方向に沿って伸びており、周方向に間隔を開けて配置されている。複数の前記ティースが、第1ティースと、前記第1ティースに対して前記周方向に間隔を空けて配置されている第2ティース、を有している。前記コイルが、第1軸線部と、前記第1軸線部に接続されている第1傾斜部とを有する第1線部を有している。前記第1軸線部が、前記軸方向に沿って伸びており、前記第1ティースと前記第2ティースの間に配置されている。前記第1傾斜部が、前記第1軸線部に対して前記周方向において前記第1ティースに向かう方へ傾斜しており、複数の前記ティースの前記軸方向における一方の端面である第1端面から突出している。径方向に沿って見た場合に、前記第1線部と対向する位置において前記第1ティースの側面に沿って伸びる直線と前記第1端面に沿って伸びる直線とが交差する点を第1交点とし、前記第1線部と対向する位置において前記第2ティースの側面に沿って伸びる直線と前記第1端面に沿って伸びる直線とが交差する点を第2交点としたときに、前記第1交点と前記第1ティースとの最短距離が前記第2交点と前記第2ティースとの最短距離よりも大きい。
【0006】
このステータでは、第1傾斜部が傾斜している方向に位置する第1ティースにおいて、第1交点と第1ティースの最短距離が大きい。このため、第1傾斜部と第1ティースの間の距離を確保しながら、第1傾斜部を軸方向において第1ティースに近い位置に配置することができる。したがって、コイルエンドの高さを低くすることができ、ステータを小型化できる。また、第1傾斜部が傾斜している方向とは反対側に位置する第2ティースにおいては、第2交点と第2ティースの最短距離が小さい。このため、第2ティースの磁路を広く確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例のステータの斜視図。
ステータコアの斜視図。
導体セグメントの斜視図。
ステータコアのコイルエンドの側面図(コア20を側方から透視した図)。
接続された複数の導体セグメントを周方向に沿って示す図。
軸方向に沿って見たティース24とスロット30の拡大平面図。
第1線部S1の位置において周方向に沿ってティース24を切断した断面図。
ティース24の端面20a側の端部を示す斜視図。
第1線部S1と端面20aを含む位置において周方向に沿ってティース24を切断した断面を径方向に沿って見た拡大断面図。
第2線部S2と端面20aを含む位置において周方向に沿ってティース24を切断した断面を径方向に沿って見た拡大断面図。
第1線部S1と端面20bを含む位置において周方向に沿ってティース24を切断した断面を径方向に沿って見た拡大断面図。
第2線部S2と端面20bを含む位置において周方向に沿ってティース24を切断した断面を径方向に沿って見た拡大断面図。
変形例1のティース24の図9に対応する断面図。
変形例2のティース24の図9に対応する断面図。
変形例3のティース24の図6に対応する拡大平面図。
変形例4のティース24の図6に対応する拡大平面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
上記構成1に続き、本明細書が開示するステータの追加的な構成について以下に説明する。
【0009】
(構成2)
前記コイルが、第2軸線部と、前記第2軸線部に接続されている第2傾斜部とを有する第2線部を有し、
前記第2軸線部が、前記軸方向に沿って伸びており、前記第1ティースと前記第2ティースの間に配置されており、
前記第1軸線部と前記第2軸線部が、前記径方向に積層されており、
前記第2傾斜部が、前記第2軸線部に対して前記周方向において前記第2ティースに向かう方へ傾斜しており、前記第1端面から突出しており、
前記径方向に沿って見た場合に、前記第2線部と対向する位置において前記第1ティースの前記側面に沿って伸びる直線と前記第1端面に沿って伸びる直線とが交差する点を第3交点とし、前記第2線部と対向する位置において前記第2ティースの前記側面に沿って伸びる直線と前記第1端面に沿って伸びる直線とが交差する点を第4交点としたときに、前記第4交点と前記第2ティースとの最短距離が前記第3交点と前記第1ティースとの最短距離よりも大きい、
構成1のステータ。
(構成3)
前記第1線部と前記第2線部をそれぞれ複数有しており、
前記第1ティースと前記第2ティースの間において、前記第1線部と前記第2線部が前記径方向に交互に積層されている、構成2に記載のステータ。
(構成4)
前記第1傾斜部が、前記第1交点と前記第1ティースの間の領域を通過している、構成1~3のいずれか一項に記載のステータ。
(構成5)
前記第1ティースの前記側面と前記第1端面の境界部のうちの前記第1傾斜部と対向する部分に段差状の凹部が設けられている、構成1~4のいずれか一項に記載のステータ。
(構成6)
前記第1ティースの前記側面と前記第1端面の境界部のうちの前記第1傾斜部と対向する部分に面取部が設けられている、構成1~4のいずれか一項に記載のステータ。
(構成7)
前記第1軸線部と前記第1傾斜部との間の屈曲部が前記軸方向において前記凹部または前記面取部の範囲内に配置されている、構成5または6に記載のステータ。
(構成8)
前記第1線部が、前記第1傾斜部の反対側で前記第1軸線部に接続されている第3傾斜部を有しており、
前記第3傾斜部が、前記第1軸線部に対して前記周方向において前記第2ティースに向かう方へ傾斜しており、複数の前記ティースの前記第1端面と反対側の第2端面から突出しており、
前記径方向に沿って見た場合に、前記第1線部と対向する位置において前記第1ティースの前記側面に沿って伸びる直線と前記第2端面に沿って伸びる直線とが交差する点を第5交点とし、前記第1線部と対向する位置において前記第2ティースの前記側面に沿って伸びる直線と前記第2端面に沿って伸びる直線とが交差する点を第6交点としたときに、前記第6交点と前記第2ティースとの最短距離が前記第5交点と前記第1ティースとの最短距離よりも大きい、
構成1~7のいずれか一項に記載のステータ。
(構成9)
前記第1交点と前記第1ティースとの最短距離及び前記第4交点と前記第2ティースとの最短距離が、前記径方向において内側に位置する箇所ほど大きい、構成3に記載のステータ。
(構成10)
前記第1交点と前記第1ティースとの最短距離及び前記第4交点と前記第2ティースとの最短距離が、前記径方向において内側に位置する箇所ほど小さい、構成3に記載のステータ。
(構成11)
前記第1ティースと前記第2ティースの間において、前記径方向において2つの前記第1線部と2つの前記第2線部が積層されている、構成2または3に記載のステータ。
【0010】
構成2~3によれば、ステータを小型化しながら、より広い磁路を確保できる。
(【0011】以降は省略されています)
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