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公開番号
2025119363
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024014224
出願日
2024-02-01
発明の名称
ギア構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
F16H
55/18 20060101AFI20250806BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ギアの回転方向が変化する場合であっても、指示通りの速度追従を向上することができるギア構造を提供する。
【解決手段】車両のギア構造1であって、互いに噛み合う第1のギア10に回転方向と回転可能に設けられ、第2のギア20と噛み合った場合に、第2のギア20の歯面によって押圧されて回転する回動部材12と、第1のギア10の回転方向と反対方向に移動可能に回動部材12に接続され、回動部材12によって押圧されて回転方向と反対方向に摺動する摺動部材13と、回転方向に沿って回転可能に設けられ、摺動部材13によって押圧されて第2のギア10の歯面間に突出する突出部材14と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のギア構造であって、
互いに噛み合う一方のギアに回転方向と回転可能に設けられ、他方のギアと噛み合った場合に、前記他方のギアの歯面によって押圧されて回転する回動部材と、
前記一方のギアの回転方向と反対方向に移動可能に前記回動部材に接続され、前記回動部材によって押圧されて前記回転方向と反対方向に摺動する摺動部材と、
前記回転方向に沿って回転可能に設けられ、前記摺動部材によって押圧されて前記他方のギアの歯面間に突出する突出部材と、
を備える、
ギア構造。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のギア構造であって、
前記回動部材、前記摺動部材および前記突出部材の各々は、
前記一方のギアの歯毎に設けられる、
ギア構造。
【請求項3】
車両のギア構造であって、
互いに噛み合う一方のギアに設けられ、他方のギアと噛み合う歯面間に突出可能な突出部と、
前記突出部にチューブを介してオイルを供給し、油圧バルブを開閉制御して前記突出部の油圧を調整するバルブ装置と、
を備え、
前記バルブ装置は、
前記他方のギアおよび前記一方のギアが噛み合った場合に前記突出部を突出させる、
ギア構造。
【請求項4】
請求項3に記載のギア構造であって、
前記一方のギアの回転方向を検出する検出部をさらに備え、
前記突出部は、
前記一方のギアの歯毎に設けられており、
前記バルブ装置は、
前記検出部の検出結果に基づいて、前記油圧バルブを開閉制御する、
ギア構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、小型モビリティに用いられるギア構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ギアガタによって生じる異音の発生を低減するため、シザーズギアおよびシザーズスプリングを備える技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-169152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、低速域で使用される小型モビリティは、ギアでの動力伝達において、制御装置が指示した指示通りに速度追従できることが望まれている。しかしながら、低速域で使用されるギアでの動力伝達では、ギアの回転方向が変化する場合、ギアガタによるギアの空転が生じることで、指示通りの速度追従が悪化するため、改善の余地があった。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、ギアの回転方向が変化する場合であっても、指示通りの速度追従を向上することができるギア構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るギア構造は、車両のギア構造であって、互いに噛み合う一方のギアに回転方向と回転可能に設けられ、他方のギアと噛み合った場合に、前記他方のギアの歯面によって押圧されて回転する回動部材と、前記一方のギアの回転方向と反対方向に移動可能に前記回動部材に接続され、前記回動部材によって押圧されて前記回転方向と反対方向に摺動する摺動部材と、前記回転方向に沿って回転可能に設けられ、前記摺動部材によって押圧されて前記他方のギアの歯面間に突出する突出部材と、を備える。
【0007】
また、本開示に係るギア構造は、車両のギア構造であって、互いに噛み合う一方のギアに設けられ、他方のギアと噛み合う歯面間に突出可能な突出部と、前記突出部にチューブを介してオイルを供給し、油圧バルブを開閉制御して前記突出部の油圧を調整するバルブ装置と、を備え、前記バルブ装置は、前記他方のギアおよび前記一方のギアが噛み合った場合に前記突出部を突出させる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ギアの回転方向が変化する場合であっても、指示通りの速度追従を向上することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態1に係る小型モビリティに用いられるギア構造の概略構成を示す模式図である。
図2は、ギア構造の動作を説明する図である。
図3は、実施の形態2に係る小型モビリティに用いられるギア構造の概略構成を示す模式図である。
図4は、実施の形態2に係る小型モビリティに用いられるギア構造における第1のギアの概略構成を示す模式図である。
図5は、実施の形態2に係る制御部が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態に係る小型モビリティに用いられるギア構造について、図面を参照しながら説明する。なお、下記の実施の形態における構成要素は、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、以下の説明において参照する各図は、本開示の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本開示は、各図で例示された形状、大きさおよび位置関係のみに限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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