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公開番号
2025114226
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008790
出願日
2024-01-24
発明の名称
蓄電装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
10/6568 20140101AFI20250729BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】複数の蓄電セルを効率よく冷却することが可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置100は、複数の蓄電セル11を含む蓄電モジュール10と、蓄電モジュール10の鉛直方向の上方に配置される冷却器30と、蓄電モジュール10と冷却器30とによって挟まれる熱伝導層40とを備える。冷却器30は、互いにX方向(所定方向)に並んで配置される複数の流路部31と、X方向に並ぶ流路部31同士の間に配置され、流路部31同士を接続する接続部35とを含む。接続部35は、複数の流路部31の各々よりも曲げ剛性が小さい。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
蓄電モジュールと、
前記蓄電モジュールの鉛直方向の上方に配置される冷却器と、
前記蓄電モジュールと前記冷却器とによって挟まれる熱伝導層と、を備え、
前記蓄電モジュールは、所定方向に積層される複数の蓄電セルを含み、
前記冷却器は、
前記所定方向に並んで配置されるとともに前記蓄電セルの長手方向に延びる複数の流路部と、
前記所定方向に並ぶ前記複数の流路部同士の間に配置される少なくとも1つの接続部と、を含み、
前記少なくとも1つの接続部は、前記複数の流路部の各々よりも曲げ剛性が小さい、蓄電装置。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記少なくとも1つの接続部は、前記鉛直方向の上方、または、前記鉛直方向の下方に突出する凸形状を有する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記蓄電モジュールは、前記複数の蓄電セルのうち少なくとも一部の蓄電セル同士の間に配置される断熱部材を含み、
前記断熱部材は、前記少なくとも1つの接続部と前記鉛直方向において重なる位置に配置されている、請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つの接続部は、複数の接続部を含み、
前記複数の接続部は、前記所定方向において、前記複数の蓄電セルのうち所定数の蓄電セルに対応する間隔を隔てて配置されている、請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記所定数は、3である、請求項4に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記複数の流路部の各々は、
前記複数の蓄電セルのうちの一部の複数の蓄電セルに跨がって設けられており、
前記長手方向の一方側から前記長手方向の他方側に冷却液が流通する第1流路と、前記長手方向の他方側から前記長手方向の一方側に冷却液が流通する第2流路とを有する、請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記第1流路は、前記所定方向において、前記複数の流路部の各々の中央部に配置され、
前記第2流路は、前記第1流路から前記所定方向の一方側に分岐される第1分岐流路に接続される一方側流路と、前記第1流路から前記所定方向の他方側に分岐される第2分岐流路に接続される他方側流路と、を有する、請求項6に記載の蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特表2023-529400号公報(特許文献1)には、複数の単電池と、トレイと、均温板と、冷却管路とを備える電池パックが開示されている。複数の単電池は、トレイの収容空間に収容されている。均温板は、トレイの収容空間の上部開口部をカバーしている。冷却管路は、均温板の外表面(収容空間とは反対側の表面)に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2023-529400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1には明記されていないが、均温板(冷却器)と複数の単電池(蓄電セル)との間に熱伝導層が配置される場合がある。また、複数の単電池の高さにばらつきが生じている場合がある。これらの場合、均温板の平坦形状に合わせるために、比較的高さが小さい単電池には比較的厚い熱伝導層を配置(積層)する必要がある。このため、比較的高さが小さい単電池に対する冷却効率が悪化する。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の蓄電セルを効率よく冷却することが可能な蓄電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る蓄電装置は、蓄電モジュールと、蓄電モジュールの鉛直方向の上方に配置される冷却器と、蓄電モジュールと冷却器とによって挟まれる熱伝導層と、を備える。蓄電モジュールは、所定方向に積層される複数の蓄電セルを含む。冷却器は、所定方向に並んで配置されるとともに蓄電セルの長手方向に延びる複数の流路部と、所定方向に並ぶ複数の流路部同士の間に配置される少なくとも1つの接続部と、を含む。上記少なくとも1つの接続部は、複数の流路部の各々よりも曲げ剛性が小さい。
【0007】
本開示の一の局面に係る蓄電装置では、上記のように、上記少なくとも1つの接続部は複数の流路部の各々よりも曲げ剛性が小さい。これにより、上記少なくとも1つの接続部を曲げながら複数の流路部の各々を配置することができる。その結果、複数の蓄電セルの高さにばらつきがある場合に熱伝導層の厚みを蓄電セルの高さに応じて調整しなくても、上記少なくとも1つの接続部を曲げることによって、複数の流路部の各々を熱伝導層に容易に密着させることができる。言い換えると、比較的高さが小さい蓄電セルに比較的厚みが大きい熱伝導層を配置(比較的高さが大きい蓄電セルに比較的厚みが小さい熱伝導層を配置)しなくても、上記少なくとも1つの接続部を曲げることによって、複数の流路部の各々の高さ位置を熱伝導層の高さ位置に合わせる(追従させる)ことができる。その結果、熱伝導層の厚みを均一にすることができる。これにより、複数の蓄電セルを効率よく冷却することができる。
【0008】
上記一の局面に係る蓄電装置において、好ましくは、上記少なくとも1つの接続部は、鉛直方向の上方、または、鉛直方向の下方に突出する凸形状を有する。このように構成すれば、上記少なくとも1つの接続部が平坦形状を有する場合に比べて、上記少なくとも1つの接続部の長さ(線長)を大きくすることができる。その結果、上記少なくとも1つの接続部が平坦形状を有する場合に比べて、上記少なくとも1つの接続部の曲げ剛性を容易に小さくすることができる。
【0009】
上記一の局面に係る蓄電装置において、好ましくは、蓄電モジュールは、複数の蓄電セルのうち少なくとも一部の蓄電セル同士の間に配置される断熱部材を含む。断熱部材は、上記少なくとも1つの接続部と鉛直方向において重なる位置に配置されている。ここで、断熱部材には、熱伝導層を積層させる必要がない。したがって、断熱部材が上記少なくとも1つの接続部と鉛直方向において重なる位置に配置されることによって、熱伝導層が配置されていない位置において上記少なくとも1つの接続部を曲げることができる。これにより、上記少なくとも1つの接続部に熱伝導層が干渉するのを抑制することができるので、上記少なくとも1つの接続部をより容易に曲げることができる。
【0010】
上記一の局面に係る蓄電装置において、好ましくは、上記少なくとも1つの接続部は、複数の接続部を含む。複数の接続部同士は、上記所定方向において、上記複数の蓄電セルのうち所定数の蓄電セルに対応する間隔を隔てて配置されている。このように構成すれば、所定数の蓄電セルごとに接続部を配置することができる。その結果、複数の流路部の各々を、より好適に蓄電セルの高さばらつきに追従させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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