TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025086397
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200324
出願日2023-11-28
発明の名称燃料電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 8/0265 20160101AFI20250602BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】圧力損失の増加を抑制することができる燃料電池を提供する。
【解決手段】燃料電池であって、前記燃料電池は、発電体と、前記発電体を挟持する一対のセパレータと、を有し、前記セパレータは、ガス流路を有し、前記ガス流路は、流路断面積が小さくなる絞り部を少なくとも1つ備え、前記絞り部は、ガス流れ方向の上流側に位置する上流側傾斜部と、ガス流れ方向の下流側に位置する下流側傾斜部と、を備え、前記上流側傾斜部の傾斜角度は、前記下流側傾斜部の傾斜角度よりも大きい、燃料電池。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池であって、
前記燃料電池は、発電体と、前記発電体を挟持する一対のセパレータと、を有し、
前記セパレータは、ガス流路を有し、
前記ガス流路は、流路断面積が小さくなる絞り部を少なくとも1つ備え、
前記絞り部は、ガス流れ方向の上流側に位置する上流側傾斜部と、ガス流れ方向の下流側に位置する下流側傾斜部と、を備え、
前記上流側傾斜部の傾斜角度は、前記下流側傾斜部の傾斜角度よりも大きい、燃料電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、燃料電池に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1において開示されるような燃料電池に関して様々な技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-175103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、一対のセパレータを備える燃料電池であって、セパレータ上に形成されたガス流路はガス流れ方向に沿って複数の絞り部(流路断面積が小さい第1部分)を備えることが開示されている。また、ガス流れ方向の下流側に行くほど絞り部(第1部分)の密度を多くすることが開示されている。絞り部は流路断面積を小さくすることで発電領域へのガス潜り込み量を増やすことができるが、単純に小さくすると同時に圧力損失も大きくなってしまう。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、圧力損失の増加を抑制することができる燃料電池を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本開示には、以下の態様が含まれる。
<1> 燃料電池であって、
前記燃料電池は、発電体と、前記発電体を挟持する一対のセパレータと、を有し、
前記セパレータは、ガス流路を有し、
前記ガス流路は、流路断面積が小さくなる絞り部を少なくとも1つ備え、
前記絞り部は、ガス流れ方向の上流側に位置する上流側傾斜部と、ガス流れ方向の下流側に位置する下流側傾斜部と、を備え、
前記上流側傾斜部の傾斜角度は、前記下流側傾斜部の傾斜角度よりも大きい、燃料電池。
【発明の効果】
【0007】
本開示の燃料電池は、圧力損失の増加を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、従来の絞り部の形状の一例と本開示の絞り部の形状の一例を示す模式図である。
図2は、絞り部の個数と絞り強度とカソード(Ca)触媒層の酸素濃度との関係の一例を示すグラフである。
図3は、本開示のセパレータのガス流路における絞り部の配置の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示による実施の形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本開示の実施に必要な事柄(例えば、本開示を特徴付けない燃料電池の一般的な構成および製造プロセス)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本開示は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。
また、図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。
本開示において、燃料電池のアノードに供給されるガスは、燃料ガス(アノードガス)であり、燃料電池のカソードに供給されるガスは酸化剤ガス(カソードガス)である。燃料ガスは、主に水素を含有するガスであり、水素であってもよい。酸化剤ガスは、酸素を含有するガスであり、酸素、空気(エア)等であってもよい。本開示においては、燃料ガス及び酸化剤ガスをまとめて反応ガス又はガスと称する。
【0010】
本開示においては、燃料電池であって、
前記燃料電池は、発電体と、前記発電体を挟持する一対のセパレータと、を有し、
前記セパレータは、ガス流路を有し、
前記ガス流路は、流路断面積が小さくなる絞り部を少なくとも1つ備え、
前記絞り部は、ガス流れ方向の上流側に位置する上流側傾斜部と、ガス流れ方向の下流側に位置する下流側傾斜部と、を備え、
前記上流側傾斜部の傾斜角度は、前記下流側傾斜部の傾斜角度よりも大きい、燃料電池を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

APB株式会社
二次電池
1か月前
APB株式会社
二次電池
3日前
株式会社電知
組電池の製造方法
10日前
株式会社東光高岳
変圧器
24日前
株式会社東光高岳
変圧器
24日前
ローム株式会社
チップ部品
27日前
株式会社コロナ
タッチ式操作装置
13日前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
4日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
1か月前
トヨタ自動車株式会社
集合導線
1か月前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
1か月前
株式会社高田製作所
電源切替器
4日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
5日前
CKD株式会社
倣い装置
20日前
株式会社村田製作所
電池
4日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
16日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
16日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
APB株式会社
二次電池セルの製造方法
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
18日前
株式会社ダイヘン
ヒューズ
13日前
株式会社不二越
ソレノイド
9日前
株式会社不二越
ソレノイド
19日前
CKD株式会社
傾き調整装置
20日前
三菱電機株式会社
半導体装置
1か月前
新電元工業株式会社
磁性部品
27日前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池
10日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
26日前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
25日前
トヨタ自動車株式会社
電池昇温装置
20日前
株式会社ニフコ
構造体
3日前
新電元工業株式会社
磁性部品
27日前
トヨタ自動車株式会社
充電システム
1か月前
続きを見る