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公開番号
2025090233
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205345
出願日
2023-12-05
発明の名称
挿入治具
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02K
15/04 20250101AFI20250610BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】座屈を抑えつつ最小限の出代でスロット紙をステータコアのスロットへ円滑に挿入することが可能な挿入治具を提供する。
【解決手段】固定ガイド20と、固定ガイド20に対して近接した閉位置と離隔した開位置との間で移動可能な可動ガイド40と、を備え、連通路10の内側において、固定ガイド20は、テーパ形状の端部固定ガイド面31及び側部固定ガイド面32a,32bを有し、可動ガイド40は、テーパ形状の端部可動ガイド面61及び側部可動ガイド面62を有し、可動ガイド40の閉位置状態で連通路10へ挿し込まれたスロット紙3の端部が端部固定ガイド面31、側部固定ガイド面32a,32b、端部可動ガイド面61及び側部可動ガイド面62によってスロット2の開口部2aへ案内され、可動ガイド40の開位置状態でスロット紙3が開口部2aからスロット2内へ押し込まれて収容される。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
ステータコアに形成されたスロットの開口部に配置され、前記スロットへプッシャによってスロット紙を挿入する際に、前記スロット紙の端部を前記スロットの前記開口部へ案内する挿入治具であって、
前記スロットへ案内する連通路を備えた固定ガイドと、
前記連通路の一部となる溝部を備え、前記固定ガイドに対して近接した閉位置と離隔した開位置との間で移動可能に設けられた可動ガイドと、
を備え、
前記連通路の内側において、前記固定ガイドは、前記スロット紙を前記スロットへ案内するテーパ形状の固定ガイド面を有し、前記可動ガイドは、前記スロット紙を前記スロットへ案内するテーパ形状の可動ガイド面を有し、
前記可動ガイドが前記閉位置に配置された状態で前記スロット紙の端部が前記連通路へ挿し込まれて前記固定ガイド面及び前記可動ガイド面によって前記スロットの開口部へ案内され、
前記可動ガイドが前記開位置に配置された状態で前記プッシャによって前記スロット紙が前記開口部から前記スロットの内部へ押し込まれて収容される、
挿入治具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、挿入治具に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ステータコアのスロットに挿入するスロット紙の成形装置が開示されている。この成形装置は、端部にスロット紙の原紙の一方の面に向かって突出する凸部を含み、原紙の一方の面を押圧する押圧部を有するローラと、凸部に対応する形状を有する凹部を有し、原紙の他方の面を押圧する型とを備え、型は、押圧部よりもローラの軸方向に突出して形成されている。この成形装置によってスロット紙を成形することにより、スロット紙の破れが防がれ、スロット紙の折り曲げ品質が向上される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-93837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、スロット紙は、プッシャに保持させながら、ステータコアに配置させた挿入治具によってスロットへ案内されて挿入されるが、ステータコアのスロットへ挿入する際に、スロット紙の端部がスロットの開口部に引掛り、スロットへ円滑に挿入されないことがある。このため、スロット紙の端部をステータコアのスロットの開口部へガイドするガイド板をステータコアに重ねてスロット紙の挿入作業が行われるが、ガイド板を用いると、このガイド板の厚みの分だけスロット紙がステータコアから突出する出代が生じてしまう。
【0005】
また、スロット紙は、ステータコアのスロットに挿入する際の座屈を抑えるために、腰のあるコーナ部分をプッシャで押すことが望まれるが、この場合、プッシャがスロット紙よりも外側に張り出してしまい、挿入治具に対してプッシャが干渉してしまう。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、座屈を抑えつつ最小限の出代でスロット紙をステータコアのスロットへ円滑に挿入することが可能な挿入治具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の挿入治具は、
ステータコアに形成されたスロットの開口部に配置され、前記スロットへプッシャによってスロット紙を挿入する際に、前記スロット紙の端部を前記スロットの前記開口部へ案内する挿入治具であって、
前記スロットへ案内する連通路を備えた固定ガイドと、
前記連通路の一部となる溝部を備え、前記固定ガイドに対して近接した閉位置と離隔した開位置との間で移動可能に設けられた可動ガイドと、
を備え、
前記連通路の内側において、前記固定ガイドは、前記スロット紙を前記スロットへ案内するテーパ形状の固定ガイド面を有し、前記可動ガイドは、前記スロット紙を前記スロットへ案内するテーパ形状の可動ガイド面を有し、
前記可動ガイドが前記閉位置に配置された状態で前記スロット紙の端部が前記連通路へ挿し込まれて前記固定ガイド面及び前記可動ガイド面によって前記スロットの開口部へ案内され、
前記可動ガイドが前記開位置に配置された状態で前記プッシャによって前記スロット紙が前記開口部から前記スロットの内部へ押し込まれて収容される。
【0008】
この構成の挿入治具によれば、可動ガイドが閉位置に配置された状態では、スロット紙を固定ガイドの固定ガイド面及び可動ガイドの可動ガイド面によってスロットの開口部へ円滑に案内することができる。その後、可動ガイドを開位置に配置させることにより、プッシャとの干渉を回避しつつ、また、スロットの開口部へのスロット紙の引掛かりなく、スロットへスロット紙を円滑に押し込んで収容させることができる。しかも、この挿入治具を用いれば、ステータコアにガイド板を配置させてスロット紙を挿し込む必要がないため、ガイド板の厚さ分の出代が生じることもなく、最小限の出代でスロット紙をスロットへ収容できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の挿入治具によれば、座屈を抑えつつ最小限の出代でスロット紙をステータコアのスロットへ円滑に挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態に係る挿入治具が設置されたステータコア及びプッシャの斜視図である。
図2は、挿通部がスロット紙に挿し込まれたプッシャの先端側から視た模式図である。
図3は、挿入治具の分解斜視図である。
図4は、挿入治具の上面図である。
図5は、挿入治具の連通路に沿う断面図である。
図6は、挿入治具の下面図である。
図7は、可動ガイドを閉位置に配置させた状態の挿入治具の斜視図である。
図8は、可動ガイドを開位置に配置させた状態の挿入治具の斜視図である。
図9は、可動ガイドを開位置に配置させた状態の挿入治具の上面図である。
図10は、可動ガイドを開位置に配置させた状態の挿入治具の連通路に沿う断面図である。
図11は、可動ガイドを開位置に配置させた状態の挿入治具の下面図である。
図12は、挿入治具を用いたスロット紙のスロットへの挿入の仕方を示す挿入方向に沿う断面図である。
図13は、挿入治具を用いたスロット紙のスロットへの挿入の仕方を示す挿入方向に沿う断面図である。
図14は、挿入治具を用いたスロット紙のスロットへの挿入の仕方を示す挿入方向に沿う断面図である。
図15は、参考例に係る挿入治具、ガイド板及びプッシャの斜視図である。
図16は、参考例に係る挿入治具によってスロット紙がスロットに挿入されたステータコアの断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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