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公開番号2025081006
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194468
出願日2023-11-15
発明の名称電気接続箱
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/16 20060101AFI20250520BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】設定周波数の切り替える際の作業性を向上可能とした電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱10は、ハウジング11と、設定周波数を切り替えるための切替コネクタ21と、切替コネクタ21に接続された電線22と、ハウジング11の内部に設けられた第1コネクタ嵌合部31および第2コネクタ嵌合部32と、を備える。第1コネクタ嵌合部31および第2コネクタ嵌合部32の各々は、切替コネクタ21を嵌合可能に構成されている。そして、電気接続箱10は、切替コネクタ21を第1コネクタ嵌合部31および第2コネクタ嵌合部32のどちらに嵌合させるかに応じて、設定周波数を切り替え可能に構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングを有する電気接続箱であって、
設定周波数を切り替えるための切替コネクタと、
前記切替コネクタに接続された電線と、
前記ハウジングの内部に設けられた複数のコネクタ嵌合部と、を備え、
前記複数のコネクタ嵌合部の各々は、前記切替コネクタを嵌合可能に構成されており、
前記複数のコネクタ嵌合部のうちのどのコネクタ嵌合部に前記切替コネクタを嵌合させるかに応じて、前記設定周波数を切り替え可能に構成されている、
電気接続箱。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記電気接続箱は、前記電線における可動範囲の長さを可変する結束部材を備える、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記複数のコネクタ嵌合部の数は2つであり、
2つの前記コネクタ嵌合部のうちの1つは、前記切替コネクタに対して電気的に接続される接続端子を有する電気接点部であり、
前記2つのコネクタ嵌合部のうちの1つは、前記切替コネクタに対して電気的に接続されない非電気接点部である、
請求項1に記載の電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気接続箱に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載された蓄電装置の電力によって、家庭用の電気器具などに交流電力の給電を行う機能を備えた車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような給電機能は、野外でのレジャーや災害発生時等において役立つものと考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-56646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば日本向けに出荷される車両においては、電気器具の対応周波数を考慮して、交流電力の周波数を50Hzと60Hzとで切り替える機能を備える必要がある。この場合、交流電力の周波数を切り替えるための周波数切替スイッチを車両の荷室等に設けることが考えられる。しかしながら、周波数切替スイッチを車両の荷室に設けた場合、荷室に置いてある荷物によって、交流電力の周波数を切り替える際の作業がしにくくなるおそれがある。
【0005】
本開示の目的は、設定周波数の切り替える際の作業性を向上可能とした電気接続箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電気接続箱は、ハウジングを有する電気接続箱であって、設定周波数を切り替えるための切替コネクタと、前記切替コネクタに接続された電線と、前記ハウジングの内部に設けられた複数のコネクタ嵌合部と、を備え、前記複数のコネクタ嵌合部の各々は、前記切替コネクタを嵌合可能に構成されており、前記複数のコネクタ嵌合部のうちのどのコネクタ嵌合部に前記切替コネクタを嵌合させるかに応じて、前記設定周波数を切り替え可能に構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の電気接続箱によれば、設定周波数の切り替える際の作業性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態の電気接続箱の一部を拡大して示す平面図である。
図2は、同実施形態において、切替コネクタの嵌合先を第2コネクタ嵌合部に切り替えた後の状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の電気接続箱は、
[1]ハウジングを有する電気接続箱であって、設定周波数を切り替えるための切替コネクタと、前記切替コネクタに接続された電線と、前記ハウジングの内部に設けられた複数のコネクタ嵌合部と、を備え、前記複数のコネクタ嵌合部の各々は、前記切替コネクタを嵌合可能に構成されており、前記複数のコネクタ嵌合部のうちのどのコネクタ嵌合部に前記切替コネクタを嵌合させるかに応じて、前記設定周波数を切り替え可能に構成されている。
【0010】
この構成によれば、電気接続箱に設けられた複数のコネクタ嵌合部のうちのどのコネクタ嵌合部に切替コネクタを嵌合させるかによって、設定周波数を切り替えることが可能となる。電気接続箱は、内部の電気部品のメンテナンスを行う必要があるため、一般的に、車両におけるメンテナンス作業のしやすい場所に設置される。したがって、設定周波数を切り替える切り替え構造を電気接続箱に設けることで、設定周波数の切り替える際の作業性を向上させることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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