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公開番号2025088532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203296
出願日2023-11-30
発明の名称回転電機
出願人ニデック株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 5/22 20060101AFI20250604BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】制御部の動作を安定させつつ、モータおよび電源部を収容する筐体の電位が高くなりすぎることを抑制できる回転電機を提供する。
【解決手段】本発明の回転電機は、モータ部と、モータ部に電流を供給する電源部と、モータ部および電源部を収容する筐体と、接地され、且つ、筐体と接続される接地ラインと、接地ラインに設けられる中継部と、を備える。接地ラインは、筐体と中継部とを接続する第1接地ライン、および、接地され、且つ、中継部と接続される第2接地ラインを有する。中継部は、筐体の電位が中継電位未満の場合、第1接地ラインと第2接地ラインとを電気的に遮断し、筐体の電位が中継電位以上の場合、第1接地ラインと第2接地ラインとを電気的に接続する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
モータ部と、
前記モータ部に電流を供給する電源部と、
前記モータ部および前記電源部を収容する筐体と、
接地され、且つ、前記筐体と接続される接地ラインと、
前記接地ラインに設けられる中継部と、
を備え、
前記接地ラインは、前記筐体と前記中継部とを接続する第1接地ライン、および、接地され、且つ、前記中継部と接続される第2接地ラインを有し、
前記中継部は、
前記筐体の電位が中継電位未満の場合、前記第1接地ラインと前記第2接地ラインとを電気的に遮断し、
前記筐体の電位が前記中継電位以上の場合、前記第1接地ラインと前記第2接地ラインとを電気的に接続する、回転電機。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記筐体は、前記モータ部を収容するモータハウジングを有し、
前記接地ラインは、前記モータハウジングに接続される、請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記電源部は、前記モータ部に供給する電流を生成するパワーモジュール部を有し、
前記筐体は、前記パワーモジュール部の熱を放熱するヒートシンクを有し、
前記接地ラインは、前記ヒートシンクに接続される、請求項1に記載の回転電機。
【請求項4】
前記中継電位は、30V以上、35V以下である、請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機。
【請求項5】
前記中継部は、バリスタ、ツェナーダイオード、継電器、およびフォトカプラの少なくともいずれか1つを有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
インバータ回路から交流電流が供給されるモータを収容する筐体とアースとを接続するアース線にフェライトコアを通すことによって、モータにおいて発生したノイズが、アース線およびアースを介してインバータ回路に伝搬することを抑制するモータ駆動システムが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-83080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなモータ駆動システムでは、例えば周波数が数MHz以下の伝導ノイズがインバータ回路に伝搬することを抑制しづらいため、インバータ回路の動作を制御する制御部に伝導ノイズが伝搬する虞があった。伝導ノイズが制御部に伝搬すると、制御部の動作が不安定になるため、モータに供給される電流が不安定になり、モータの動作が安定しない虞があった。
【0005】
本発明の一つの態様は、制御部の動作を安定させつつ、モータおよび電源部を収容する筐体の電位が高くなりすぎることを抑制できる回転電機を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の回転電機の一つの態様は、モータ部と、前記モータ部に電流を供給する電源部と、前記モータ部および前記電源部を収容する筐体と、接地され、且つ、前記筐体と接続される接地ラインと、前記接地ラインに設けられる中継部と、を備える。前記接地ラインは、前記筐体と前記中継部とを接続する第1接地ライン、および、接地され、且つ、前記中継部と接続される第2接地ラインを有する。前記中継部は、前記筐体の電位が中継電位未満の場合、前記第1接地ラインと前記第2接地ラインとを電気的に遮断し、前記筐体の電位が前記中継電位以上の場合、前記第1接地ラインと前記第2接地ラインとを電気的に接続する。
【発明の効果】
【0007】
本実施形態の回転電機によれば、制御部の動作を安定させつつ、モータおよび電源部を収容する筐体の電位が高くなりすぎることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態の回転電機を示す模式図である。
図2は、比較例の回転電機におけるノイズを示す模式図である。
図3は、一実施形態の回転電機におけるノイズを示す模式図である。
図4は、一実施形態の回転電機における放出電流の流れを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る回転電機について説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面では、各構成をわかり易くするために、実際の構造と縮尺や数等が異なる場合がある。
【0010】
図1は、本実施形態の回転電機10を示す模式図である。回転電機10は、車両に搭載され、車両の車軸を回転させる駆動装置である。回転電機10が搭載される車両は、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、電気自動車(EV)などのモータ部20を動力源とする車両である。本実施形態において、回転電機10は、筐体15と、モータ部20と、電源部30と、制御部26と、接地ライン45と、中継部28と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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