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公開番号
2025092224
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207970
出願日
2023-12-08
発明の名称
電源切替回路
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02J
1/00 20060101AFI20250612BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】不具合が生じていない回路の動作を維持できる電源切替回路を提供すること。
【解決手段】電源切替回路101は、第1電源210と第2電源220に接続され、かつ、第1回路310と第2回路320に接続されている。電源切替回路は、第1メイン経路1mと、第2メイン経路2mと、第1切替経路3と、第2切替経路4とを備えている。また、電源切替回路は、第1メイン経路、第2メイン経路、第1切替経路、第2切替経路のそれぞれを導通状態と非導通状態のいずれかに制御することで電力供給経路を形成する制御回路20を備えている。制御回路は、第1回路と第2回路における一方の回路に不具合が生じた場合、他方の回路の動作に影響を与えない電力供給経路を形成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電源(210)と第2電源(220)に接続され、かつ、第1回路(310)と第2回路(320)に接続された電源切替回路であって、
前記第1電源から前記第1回路へ電力を供給するための第1主経路(1m)と、
前記第2電源から前記第2回路へ電力を供給するための第2主経路(2m)と、
前記第1電源が異常の場合に、前記第1回路への電力供給源を前記第1電源から前記第2電源へと切り替えるための第1切替経路(3)と、
前記第2電源が異常の場合に、前記第2回路への電力供給源を前記第2電源から前記第1電源へと切り替えるための第2切替経路(4)と、
前記第1主経路、前記第2主経路、前記第1切替経路、前記第2切替経路のそれぞれを導通状態と非導通状態のいずれかに制御することで電力供給経路を形成する制御回路(20)と、を備え、
前記制御回路は、前記第1回路と前記第2回路における一方の回路に不具合が生じた場合、他方の回路の動作に影響を与えない前記電力供給経路を形成することを特徴とする電源切替回路。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記第1主経路、前記第2主経路、前記第1切替経路、前記第2切替経路は、配線基板の同一平面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電源切替回路。
【請求項3】
前記第1主経路は、ボディダイオードのカソードどうしが接続された二つの第1半導体スイッチング素子(11、12)を備え、一端が前記第1電源に接続され、他端が前記第1回路に接続されており、
前記第2主経路は、ボディダイオードのカソードどうしが接続された二つの第2半導体スイッチング素子(17、18)を備え、一端が前記第2電源に接続され、他端が前記第2回路に接続されており、
前記第1切替経路は、切替用配線(33)を介してボディダイオードのカソードどうしが接続された二つの第3半導体スイッチング素子(14、15)を備え、一端が前記第2電源に接続され、他端が前記第1回路に接続されており、
前記第2切替経路は、前記切替用配線を介してボディダイオードのカソードどうしが接続された二つの第4半導体スイッチング素子(13、16)を備え、一端が前記第1電源に接続され、他端が前記第2回路に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電源切替回路。
【請求項4】
前記制御回路は、前記第1半導体スイッチング素子を制御する第1制御部(21)と、前記第2半導体スイッチング素子を制御する第2制御部(24)と、前記第3半導体スイッチング素子を制御する第3制御部(22)と、前記第4半導体スイッチング素子を制御する第4制御部(23)と、を備えていることを特徴とする請求項3に記載の電源切替回路。
【請求項5】
各制御部は、個別に動作電力が供給されることを特徴とする請求項4に記載の電源切替回路。
【請求項6】
前記制御回路は、前記第1電源と前記第2電源のいずれからも電力供給可能であることを特徴とする請求項4に記載の電源切替回路。
【請求項7】
前記制御回路は、理想ダイオードコントローラであることを特徴とする請求項3に記載の電源切替回路。
【請求項8】
前記制御回路は、前記第1主経路から前記第1切替経路へ切り替える際に、前記第1電源が充電可能な場合、一時的に前記第1回路に前記第1電源と前記第2電源が接続されるように前記電力供給経路を形成し、前記第2主経路から前記第2切替経路へ切り替える際に、前記第2電源が充電可能な場合、一時的に前記第2回路に前記第1電源と前記第2電源が接続されるように前記電力供給経路を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の電源切替回路。
【請求項9】
前記制御回路は、前記第1主経路から前記第1切替経路へ切り替える際に、前記第1電源が充電可能でない場合、前記第1回路に前記第1電源と前記第2電源が接続されないように前記電力供給経路を形成し、前記第2主経路から前記第2切替経路へ切り替える際に、前記第2電源が充電可能でない場合、前記第2回路に前記第1電源と前記第2電源が接続されないように前記電力供給経路を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の電源切替回路。
【請求項10】
前記第1切替経路と前記第1回路とを繋ぐ配線は、第1コンデンサ(61)が接続されており、
前記第2切替経路と前記第2回路とを繋ぐ配線は、第2コンデンサ(62)が接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電源切替回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電源切替回路に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
電源切替回路の一例として、特許文献1に開示された複数蓄電池切替回路がある。複数蓄電池切替回路は、複数の蓄電池のいずれか一つを負荷または充電器と選択的に相互接続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2001-513318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電源切替回路は、第1電源から第1回路へ電力供給する第1経路と、第2電源から第2回路へ電力供給する第2経路と、第1電源から第2回路へ電力供給する第3経路と、第2電源から第1回路へ電力供給する第4経路とを備えた構成が考えられる。このような構成では、第1回路が短絡故障した状態で、第2回路に電力供給する場合、第1電源と第2電源の両方から第1回路へと短絡電流が流れてしまう虞がある。よって、電源切替回路は、第2回路に対して電力供給ができず、第2回路の動作を維持できないという問題がある。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、電源切替回路にはさらなる改良が求められている。
【0005】
開示される一つの目的は、不具合が生じていない回路の動作を維持できる電源切替回路を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示された電源切替回路は、
第1電源(210)と第2電源(220)に接続され、かつ、第1回路(310)と第2回路(320)に接続された電源切替回路であって、
第1電源から第1回路へ電力を供給するための第1主経路(1m)と、
第2電源から第2回路へ電力を供給するための第2主経路(2m)と、
第1電源が異常の場合に、第1回路への電力供給源を第1電源から第2電源へと切り替えるための第1切替経路(3)と、
第2電源が異常の場合に、第2回路への電力供給源を第2電源から第1電源へと切り替えるための第2切替経路(4)と、
第1主経路、第2主経路、第1切替経路、第2切替経路のそれぞれを導通状態と非導通状態のいずれかに制御することで電力供給経路を形成する制御回路(20)と、を備え、
制御回路は、第1回路と第2回路における一方の回路に不具合が生じた場合、他方の回路の動作に影響を与えない電力供給経路を形成することを特徴とする。
【0007】
ここに開示された電源切替回路によると、第1回路と第2回路における一方の回路に不具合が生じた場合、他方の回路の動作に影響を与えない電力供給経路を形成する。そのため、電源切替回路は、第1回路と第2回路のうち不具合が生じていない方の動作を維持できる。
【0008】
この明細書において開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態における電源切替回路の概略構成を示す回路図である。
制御回路の処理動作を示す回路図である。
第1実施形態における電源切替回路の概略構成を示す平面図である。
図3のIV-IV線に沿う断面図である。
電源切替回路の動作を示すフローチャートである。
オープン故障を判定する場合の動作を示すフローチャートである。
正常時、電源異常時、短絡時における各MOSFETのオンオフを示す表である。
オープン故障時における各MOSFETのオンオフを示す表である。
正常時における電源切替回路の動作を示すタイミングチャートである。
短絡故障時における電源切替回路の動作を示すタイミングチャートである。
変形例1の電源切替回路における動作を示すフローチャートである。
変形例1の電源切替回路における動作を示すタイミングチャートである。
変形例2の電源切替回路における動作を示すフローチャートである。
第1電源が充電可能な場合における電源切替回路の動作を示すフローチャートである。
第2電源が充電可能な場合における電源切替回路の動作を示すフローチャートである。
第2実施形態における電源切替回路の概略構成を示す回路図である。
第3実施形態における電源切替回路の概略構成を示す回路図である。
第4実施形態における電源切替回路の概略構成を示す回路図である。
正常時における各メカスイッチのオンオフを示す表である。
第4実施形態における電源切替回路の概略構成を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下において、図面を参照しながら、本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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