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公開番号
2025114260
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008852
出願日
2024-01-24
発明の名称
駆動装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人服部国際特許事務所
主分類
H02K
5/22 20060101AFI20250729BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】モータ線と基板とを適切に接続可能な駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置1は、モータ10と、基板31と、機電接続部材41と、を備える。モータ10は、モータケース11、モータケース11に固定されるステータ15、ステータ15に巻回されるモータ巻線18、および、モータ巻線18への通電によりステータ15に対して相対回転可能に設けられているロータ16を有する。基板31は、モータ10の軸方向の一方側に設けられ、モータ10の駆動制御に係る電子部品が実装されている。機電接続部材41は、基板31と接続される基板接続端子45を有し、基板31とモータ巻線18とを接続する。基板接続端子45は、一端側が弾性接触により基板31と接続されており、他端側は、モータ軸方向における基板31との接続位置が所定範囲内となるように軸方向内を調整可能な形態にてモータ巻線18と接続されている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
モータケース(11)、前記モータケースに固定されるステータ(15)、前記ステータに巻回されるモータ巻線(18)、前記モータ巻線への通電により前記ステータに対して相対回転可能に設けられているロータ(16)、および、前記モータケースに回転可能に支持されており前記ロータと一体に回転するシャフト(17)を有するモータ(10)と、
前記モータの軸方向の一方側に設けられ、前記モータの駆動制御に係る電子部品が実装されている基板(31)と、
前記基板と接続される基板接続端子(45~48)を有し、前記基板と前記モータ巻線とを接続する機電接続部材(41、410)と、
を備え、
前記基板接続端子は、一端側が弾性接触により前記基板と接続されており、他端側は、モータ軸方向における前記基板との接続位置が所定範囲内となるように軸方向位置を調整可能な形態にて前記モータ巻線と接続されている駆動装置。
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【請求項2】
前記基板接続端子の他端側に接続される部材を他端側接続部材(42、44)とすると、
前記他端側接続部材または前記基板接続端子の一方には、モータ軸方向に延びる挿入部(425)が設けられており、
前記他端側接続部材または前記基板接続端子の他方は、前記挿入部に挿入され、挿入深さに応じた位置で挟持部(426)にて挟持されることで電気的に接続されている請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記挿入部は、前記他端側接続部材に設けられている請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記機電接続部材は、前記モータケースの内部にて前記モータ巻線を相毎に接続する巻線接続部材(42)をさらに有し、
前記基板接続端子の他端側は、前記巻線接続部材と接続されている請求項1~3のいずれか一項に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記機電接続部材は、前記モータケースの内部にて前記モータ巻線を相毎に接続する巻線接続部材(420)、および、前記巻線接続部材と前記基板接続端子とを接続する中間接続部材(44)をさらに有し、
前記中間接続部材と前記基板接続端子とは、前記モータケースの外部で接続されている請求項1~3のいずれか一項に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記巻線接続部材は、ホルダ部材(43)に保持されており、前記ホルダ部材から前記基板側に突出する端子接続部(423)が形成されており、
前記端子接続部は、前記基板と反対側の面において、前記ホルダ部材と当接している請求項4に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記基板接続端子を保持するターミナルホルダ(51)を備え、
前記ターミナルホルダは、前記基板側から前記モータケースに設けられる孔部(131)に挿入されており、軸方向側の面にて前記モータケースと当接している請求項1に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記基板接続端子(45、46、48)は、前記ターミナルホルダにインサート成形されている請求項7に記載の駆動装置。
【請求項9】
前記基板接続端子(47)は、前記ターミナルホルダから前記モータと反対側に突出する肩部(471)が形成されており、前記ターミナルホルダにアウトサートされている請求項7に記載の駆動装置。
【請求項10】
前記基板接続端子の他端側の接続箇所は、前記ターミナルホルダをモータ軸方向に投影した投影領域内である請求項7に記載の駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置に関する。
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【背景技術】
【0002】
従来、回転電機と当該回転電機を駆動制御するコントローラとを備える駆動装置が知られている。例えば特許文献1では、モータ線は、モータ線接続端子を介して基板にプレスフィット接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-36243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プレスフィット接続の場合、高さ方向における位置のばらつきの許容範囲が小さく、例えばステータ高さにばらつきがある場合、適切に接続できない虞がある。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、モータ線と基板とを適切に接続可能な駆動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の駆動装置は、モータ(10)と、基板(31)と、機電接続部材(41、410)と、を備える。モータは、モータケース(11)、モータケースに固定されるステータ(15)、ステータに巻回されるモータ巻線(18)、モータ巻線への通電によりステータに対して相対回転可能に設けられているロータ(16)、および、モータケースに回転可能に支持されておりロータと一体に回転するシャフト(17)を有する。
【0007】
基板は、モータの軸方向の一方側に設けられ、モータの駆動制御に係る電子部品が実装されている。機電接続部材は、基板と接続される基板接続端子(45~48)を有し、基板とモータ巻線とを接続する。基板接続端子は、一端側が弾性接触により基板と接続されており、他端側は、モータ軸方向における基板との接続位置が所定範囲内となるように軸方向位置を調整可能な形態にてモータ巻線と接続されている。これにより、モータ軸方向における基板と基板接続端子との接続位置のばらつきが抑制され、モータ巻線と基板とを適切に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態によるステアリングシステムの概略構成図である。
第1実施形態による駆動装置の断面図である。
第1実施形態による駆動装置の側面図である。
第1実施形態による基板接続端子および接触接続部を示す平面図である。
第1実施形態による基板接続端子および接触接続部を示す斜視図である。
第1実施形態による基板接続端子および接触接続部の接続状態を示す模式図である。
第1実施形態による基板接続端子および接触接続部の接続状態を示す模式図である。
第1実施形態において、基板接続端子および基板を組み付ける前の状態を示す断面図である。
第1実施形態において、基板接続端子および基板を組み付けた状態を示す断面図である。
第2実施形態による基板接続端子を示す模式図である。
第3実施形態による基板接続端子を示す模式図である。
第4実施形態による駆動装置を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明による駆動装置を図面に基づいて説明する。以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0010】
(第1実施形態)
第1実施形態を図1~図9に示す。図1に示すように、駆動装置1は、モータ10と、ECU30と、を備え、電動パワーステアリング装置8に適用される。図1は、電動パワーステアリング装置8を備えるステアリングシステム90の構成を示す。ステアリングシステム90は、操舵部材であるステアリングホイール91、ステアリングシャフト92、ピニオンギア96、ラック軸97、車輪98、および、電動パワーステアリング装置8等を備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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