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公開番号2025134122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024031815
出願日2024-03-04
発明の名称光学読取装置
出願人株式会社デンソーウェーブ
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類G06K 7/015 20060101AFI20250909BHJP(計算;計数)
要約【課題】光学読取装置に対する表示媒体の位置関係をユーザに知らせるための技術を提供する。
【解決手段】光学読取装置は、筐体と、前記筐体の表面に露出している撮像部と、前記筐体の前記表面に固定されているアンテナと、情報コードを表示する表示媒体が前記表面に近づいている状況において、前記アンテナが前記表面上に発生させる磁束が減少していることが検知される場合に、前記表示媒体が前記撮像部に近づいていることを示す第1の通知音を出力する第1の出力部と、前記撮像部が前記表示媒体に表示されている前記情報コードを撮像する場合に、前記撮像部によって撮像された前記情報コードから情報を読み取るための処理を実行する処理実行部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
光学読取装置であって、
筐体と、
前記筐体の表面に露出している撮像部と、
前記筐体の前記表面に固定されているアンテナと、
情報コードを表示する表示媒体が前記表面に近づいている状況において、前記アンテナが前記表面上に発生させる磁束が減少していることが検知される場合に、前記表示媒体が前記撮像部に近づいていることを示す第1の通知音を出力する第1の出力部と、
前記撮像部が前記表示媒体に表示されている前記情報コードを撮像する場合に、前記撮像部によって撮像された前記情報コードから情報を読み取るための処理を実行する処理実行部と、
を備える、光学読取装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1の出力部は、前記磁束がさらに減少していることが検知される場合に、前記表示媒体が前記撮像部にさらに近づいていることを示す第2の通知音であって、前記第1の通知音と異なる前記第2の通知音を出力する、請求項1に記載の光学読取装置。
【請求項3】
前記第1の出力部は、前記磁束が減少した後に前記磁束が増大していることが検知される場合に、前記表示媒体が前記撮像部から遠ざかっていることを示す第3の通知音であって、前記第1の通知音と異なる前記第3の通知音を出力する、請求項1に記載の光学読取装置。
【請求項4】
前記光学読取装置は、さらに、
前記第1の通知音が出力された後に、前記撮像部の画角内に前記情報コードの一部が含まれる場合に、前記撮像部の画角内に前記情報コードの全体を含めるために前記表示媒体を移動させる方向である移動方向を示す第1の案内音声を出力する第2の出力部を備える、請求項1に記載の光学読取装置。
【請求項5】
前記光学読取装置は、さらに、
前記筐体の前記表面に露出しており、前記撮像部に隣接して配置されている近接センサと、
前記第1の通知音が出力された後に、前記撮像部の画角内に前記情報コードの特徴を示す画像が含まれず、かつ、前記近接センサが前記表示媒体の存在を検知する場合に、前記表示媒体を前記撮像部に近づけることを促す第2の案内音声を出力する第3の出力部と、
を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の光学読取装置。
【請求項6】
前記光学読取装置は、さらに、
前記筐体の前記表面に露出している近接センサと、
前記近接センサの出力値が所定の値域外である場合に、前記表面に対する前記表示媒体の高さを調整することを促す第3の案内音声を出力する第4の出力部と、
を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の光学読取装置。
【請求項7】
前記アンテナは、2個以上の部分アンテナを含み、
前記2個以上の部分アンテナは、前記表面に並んで配置されており、
前記第1の出力部は、前記2個以上の部分アンテナのうちの特定の部分アンテナが前記表面上に発生させる前記磁束が減少していることが検知される場合に、前記表示媒体を前記2個以上の部分アンテナのうちの残りの部分アンテナが存在する方向へ案内する音声を含む前記第1の通知音を出力する、請求項1から4のいずれか一項に記載の光学読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、情報コードから情報を光学的に読み取る光学読取装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、前面と裏面との双方に表示部を有する携帯端末が開示されている。裏面の表示部には、情報コードが表示される。前面の表示部には、裏面に配置されたカメラが撮像した画像が表示される。当該画像には、情報コードから情報を読み取るコード読取装置の画像が含まれており、携帯端末のユーザは、前面の表示部内の画像を見て、携帯端末とコード読取装置との位置関係を知る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-016061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
引用文献1の技術では、前面と裏面の双方に表示部を有する特殊な携帯端末を前提とする。本明細書では、特殊な携帯端末を前提とすることなく、光学読取装置に対する表示媒体の位置関係をユーザに知らせるための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書で開示する光学読取装置は、筐体と、前記筐体の表面に露出している撮像部と、前記筐体の前記表面に固定されているアンテナと、情報コードを表示する表示媒体が前記表面に近づいている状況において、前記アンテナが前記表面上に発生させる磁束が減少していることが検知される場合に、前記表示媒体が前記撮像部に近づいていることを示す第1の通知音を出力する第1の出力部と、前記撮像部が前記表示媒体に表示されている前記情報コードを撮像する場合に、前記撮像部によって撮像された前記情報コードから情報を読み取るための処理を実行する処理実行部と、を備える。
【0006】
発明者は、撮像部とアンテナが筐体の表面に配置されている構成に着目した。この構成では、表示媒体が表面を覆うほどアンテナが表面上に発生する磁束が減少する。表示媒体が表面を覆うことは、表示媒体が撮像部に近づいていることを意味する。上記の構成によれば、アンテナによる磁束の減少に基づいて、第1の通知音が出力される。ユーザは第1の通知音を聞いて、表示媒体が撮像部に近づいていることを知ることができる。表示媒体が撮像部に近づくことで、表示媒体に表示されている情報コードの撮像を促すことができる。なお、上記のアンテナは、例えば、ICチップ等の記憶媒体から情報を読み出すための部品であり、近年では、情報コードだけでなく記憶媒体からも情報を読み出し可能な多機能の装置が登場している。このような多機能の装置は、撮像部とアンテナの双方を有する。本明細書に開示の技術は、このような多機能の装置の改良により実現可能である。
【0007】
前記第1の出力部は、前記磁束がさらに減少していることが検知される場合に、前記表示媒体が前記撮像部にさらに近づいていることを示す第2の通知音であって、前記第1の通知音と異なる前記第2の通知音を出力してもよい。
【0008】
上記の構成によれば、ユーザは、第1の通知音と異なる第2の通知音を聞いて、表示媒体が撮像部にさらに近づいていることを知ることができる。
【0009】
前記第1の出力部は、前記磁束が減少した後に前記磁束が増大していることが検知される場合に、前記表示媒体が前記撮像部から遠ざかっていることを示す第3の通知音であって、前記第1の通知音と異なる前記第3の通知音を出力してもよい。
【0010】
上記の構成によれば、ユーザは、第3の通知音を聞いて、一度近づいた表示媒体が撮像部から遠ざかったことを知ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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