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公開番号
2025135194
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024032882
出願日
2024-03-05
発明の名称
ステータ
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H02K
3/34 20060101AFI20250910BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】独立した構成である複数の絶縁シートをスロット毎に1枚ずつ挿入する場合に比して、コストダウンする。
【解決手段】ステータ(10)は、放射状に延びる複数のティース部と、複数のティース部の間に形成された複数のスロット(28)とを有するステータコアと、ステータコアに装着されたインシュレータと、複数のティース部にインシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部(18)と、複数のスロットのうちの複数の選択スロットに挿入され、複数の巻線巻回部のうちの隣り合う巻線巻回部の間を絶縁する複数の絶縁部(32A、32B)と、複数の絶縁部を連結する連結部(34)とを有する絶縁部材(30)と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
放射状に延びる複数のティース部(22)と、複数の前記ティース部の間に形成された複数のスロット(28)とを有するステータコア(24)と、
前記ステータコアに装着されたインシュレータ(16)と、
複数の前記ティース部に前記インシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部(18)と、
複数の前記スロットのうちの複数の選択スロットに挿入され、複数の前記巻線巻回部のうちの隣り合う巻線巻回部の間を絶縁する複数の絶縁部(32A、32B、132A、132B、232、332A、332B、432)と、複数の前記絶縁部を連結する連結部(34、134A、134B、234、334A、334B、434A、434B)とを有する絶縁部材(30、130、230、330、430)と、
を備えるステータ(10)。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
複数の前記絶縁部材(30)を備え、
各前記絶縁部材は、複数の前記絶縁部としての第1絶縁部(32A)及び第2絶縁部(32B)を有し、
前記第1絶縁部は、複数の前記選択スロットのうち第1選択スロットに挿入され、
前記第2絶縁部は、複数の前記選択スロットのうち第2選択スロットに挿入され、
前記連結部(34)は、前記ステータコアの軸方向における前記第1絶縁部及び前記第2絶縁部の一方側の端部同士を連結している、
請求項1に記載のステータ。
【請求項3】
前記第2選択スロットは、前記第1選択スロットの隣のスロットである、
請求項2に記載のステータ。
【請求項4】
前記第1絶縁部(32A)は、前記連結部とは反対側に位置する第1先端部(52A)を有しており、
前記第2絶縁部(32B)は、前記連結部とは反対側に位置する第2先端部(52B)を有しており、
前記連結部(34)は、前記ステータコアの軸方向における前記巻線巻回部に対する一方側に配置されており、
前記第1先端部には、前記ステータコアの軸方向における前記巻線巻回部に対する他方側に配置され、前記第2絶縁部側に向けて延出する第1延出部(54A)が形成されており、
前記第2先端部には、前記ステータコアの軸方向における前記巻線巻回部に対する他方側に配置され、前記第1絶縁部側に向けて延出する第2延出部(54B)が形成されている、
請求項2に記載のステータ。
【請求項5】
複数の前記絶縁部材(130)を備え、
各前記絶縁部材は、熱収縮性を有するチューブであり、複数の前記絶縁部としての第1絶縁部(132A)及び第2絶縁部(132B)と、前記連結部としての第1連結部(134A)及び第2連結部(134B)とを有し、
前記第1絶縁部は、複数の前記選択スロットのうち第1選択スロットに挿入され、
前記第2絶縁部は、複数の前記選択スロットのうち第2選択スロットに挿入されており、
前記第1連結部は、前記第1絶縁部及び前記第2絶縁部の第1端部同士を連結し、
前記第2連結部は、前記第1絶縁部及び前記第2絶縁部の第2端部同士を連結している、
請求項1に記載のステータ。
【請求項6】
複数の前記絶縁部材(30)を備え、
複数の前記巻線巻回部は、U相の複数の巻線巻回部と、V相の複数の巻線巻回部と、W相の複数の巻線巻回部とを有し、
複数の前記絶縁部材は、U相の複数の前記巻線巻回部に亘って装着されたU相の絶縁部材と、V相の複数の前記巻線巻回部に亘って装着されたV相の絶縁部材と、W相の複数の前記巻線巻回部に亘って装着されたW相の絶縁部材とを有し、
U相の前記絶縁部材、V相の前記絶縁部材、及びW相の前記絶縁部材は、それぞれ複数の前記絶縁部としての第1絶縁部(32A)及び第2絶縁部(32B)を有し、
U相の前記絶縁部材において、前記第1絶縁部は、U相の前記巻線巻回部とV相の前記巻線巻回部との間に配置され、前記第2絶縁部は、U相の前記巻線巻回部とW相の前記巻線巻回部との間に配置され、
V相の前記絶縁部材において、前記第1絶縁部は、V相の前記巻線巻回部とW相の前記巻線巻回部との間に配置され、前記第2絶縁部は、V相の前記巻線巻回部とU相の前記巻線巻回部との間に配置され、
W相の前記絶縁部材において、前記第1絶縁部は、W相の前記巻線巻回部とU相の前記巻線巻回部との間に配置され、前記第2絶縁部は、W相の前記巻線巻回部とV相の前記巻線巻回部との間に配置されている、
請求項1に記載のステータ。
【請求項7】
前記連結部(234)は、前記ステータコアの周方向に沿ってリング状に形成されている、
請求項1に記載のステータ。
【請求項8】
前記絶縁部材(230)は、シート材によって形成されており、
各前記絶縁部(232)は、前記ステータコアの軸方向から見た場合にV字状に折り曲げられている、
請求項1に記載のステータ。
【請求項9】
前記連結部(230)は、前記ステータコアの周方向に沿って筒状に形成され、前記ステータコアの径方向内側に配置されており、
各前記絶縁部(232)は、前記連結部から前記ステータコアの径方向外側へ延出している、
請求項1に記載のステータ。
【請求項10】
複数の前記巻線巻回部は、U相の複数の巻線巻回部と、V相の複数の巻線巻回部と、W相の複数の巻線巻回部とを有し、
複数の前記絶縁部(232)は、U相の前記巻線巻回部とV相の前記巻線巻回部との間、U相の前記巻線巻回部とW相の前記巻線巻回部との間、及びV相の前記巻線巻回部とW相の前記巻線巻回部との間にそれぞれ配置され、
前記連結部(234)は、前記ステータコアの周方向に沿ってリング状に形成されている、
請求項1に記載のステータ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、ステータに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、放射状に延びる複数のティース部と、複数のティース部の間に形成された複数のスロットとを有するステータコアと、ステータコアに装着されたインシュレータと、複数のティース部にインシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部とを備えるステータがある。また、この種のステータには、隣り合う巻線巻回部を絶縁するために、絶縁シートをスロットに挿入した構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。このステータによれば、隣り合う巻線巻回部間の絶縁性を確保することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-042959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、独立した構成である複数の絶縁シートをスロット毎に1枚ずつ挿入する場合、部品点数及び組付工数が増加するため、コストアップになる。
【0005】
本開示の技術は、上記課題に鑑みてなされたものであって、独立した構成である複数の絶縁シートをスロット毎に1枚ずつ挿入する場合に比して、コストダウンすることができるステータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本開示の技術に係るステータ(10)は、放射状に延びる複数のティース部(22)と、複数の前記ティース部の間に形成された複数のスロット(28)とを有するステータコア(24)と、前記ステータコアに装着されたインシュレータ(16)と、複数の前記ティース部に前記インシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部(18)と、複数の前記スロットのうちの複数の選択スロットに挿入され、複数の前記巻線巻回部のうちの隣り合う巻線巻回部の間を絶縁する複数の絶縁部(32A、32B、132A、132B、232、332A、332B、432)と、複数の前記絶縁部を連結する連結部(34、134A、134B、234、334A、334B、434A、434B)とを有する絶縁部材(30、130、230、330、430)と、を備える。
【0007】
本開示の技術に係るステータによれば、独立した構成である複数の絶縁シートをスロット毎に1枚ずつ挿入する場合に比して、コストダウンすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
参考例に係るステータの平面図である。
第1実施形態に係るステータの平面図である。
第1実施形態に係るステータを直線状に展開して示す展開図である。
図3の要部拡大図である。
第1実施形態に係るステータ構成部材に絶縁部材を装着した状態を示す斜視図である。
第1実施形態に係る絶縁部材の斜視図である。
第1実施形態に係るステータ構成部材に絶縁部材を装着する様子を説明する説明図である。
第1実施形態に係るステータ構成部材に絶縁部材を装着した状態を示す平面図である。
第1実施形態に係るステータの要部拡大斜視図である。
第2実施形態に係るステータを直線状に展開して示す展開図であって、要部を示す要部拡大図である。
第2実施形態に係る絶縁部材の斜視図である。
第2実施形態に係るステータ構成部材に絶縁部材を装着する様子を説明する説明図である。
第3実施形態に係るステータを直線状に展開して示す展開図である。
図13の要部拡大図である。
第3実施形態に係るステータ構成部材に絶縁部材を装着した状態を示す斜視図である。
第3実施形態に係る絶縁部材の斜視図である。
第3実施形態に係るステータ構成部材に絶縁部材を装着する様子を説明する説明図である。
第4実施形態に係るステータの平面図である。
第4実施形態に係るステータを直線状に展開して示す展開図である。
第4実施形態に係るステータ構成部材に絶縁部材を装着した状態を示す斜視図である。
第4実施形態に係る絶縁部材の斜視図である。
第4実施形態に係るステータ構成部材に絶縁部材を装着した状態を示す平面図である。
第4実施形態の第1変形例に係るステータの平面図である。
第4実施形態の第1変形例に係るステータ構成部材に絶縁部材を装着した状態を示す斜視図である。
第4実施形態の第1変形例に係る絶縁部材の斜視図である。
第4実施形態の第1変形例に係るステータ構成部材に絶縁部材を装着した状態を示す平面図である。
第4実施形態の第2変形例に係るステータ構成部材に絶縁部材を装着した状態を示す斜視図である。
第4実施形態の第2変形例に係る絶縁部材の斜視図である。
第4実施形態の第3変形例に係るステータ構成部材に絶縁部材を装着した状態を示す斜視図である。
第4実施形態の第3変形例に係る絶縁部材の斜視図である。
第5実施形態に係るステータの平面図である。
第5実施形態に係るステータを直線状に展開して示す展開図である。
第5実施形態に係る絶縁部材の斜視図である。
第5実施形態に係る絶縁部材の平面図である。
第6実施形態に係る絶縁部材の斜視図である。
第6実施形態に係る絶縁部材の平面図である。
第7実施形態に係るステータの平面図である。
第7実施形態に係る絶縁部材の斜視図である。
第7実施形態に係る絶縁部材の平面図である。
第8実施形態に係るステータの平面図である。
第8実施形態に係るステータを直線状に展開して示す展開図である。
第8実施形態に係る絶縁部材の斜視図である。
第8実施形態に係る絶縁部材の平面図である。
第8実施形態の第1変形例に係るステータの平面図である。
第8実施形態の第1変形例に係る絶縁部材の斜視図である。
第8実施形態の第1変形例に係る絶縁部材の平面図である。
第8実施形態の第2変形例に係る絶縁部材の斜視図である。
第8実施形態の第2変形例に係る絶縁部材の平面図である。
第8実施形態の第3変形例に係る絶縁部材の斜視図である。
第8実施形態の第3変形例に係る絶縁部材の平面図である。
第9実施形態に係るステータを直線状に展開して示す展開図である。
第9実施形態に係る絶縁部材の斜視図である。
第9実施形態に係る絶縁部材の平面図である。
第10実施形態に係るステータを直線状に展開して示す展開図である。
第10実施形態に係る絶縁部材の斜視図である。
第10実施形態に係るステータの平面図である。
第11実施形態に係るステータの平面図である。
第11実施形態に係る絶縁部材の斜視図である。
第11実施形態に係る絶縁部材の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[参考例]
はじめに、後述する本開示の技術の第1実施形態から第11実施形態に係るステータの前提となる参考例に係るステータを説明する。
【0010】
図1に示すように、ステータ10は、複数のステータ構成部材12を備える。複数のステータ構成部材12が環状に組み合わされることにより、ステータ10が構成される。図1には、ステータ10の半分の構成が示されている。ステータ10は、ブラシレスモータに適用される。ブラシレスモータは、どのような用途に使用されてもよい。ブラシレスモータとしては、例えば、ファンモータ、ポンプ駆動用モータ、及びコンプレッサ用モータ等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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