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公開番号2025144599
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024044320
出願日2024-03-20
発明の名称ねじ部材
出願人株式会社デンソー,尾張精機株式会社
代理人個人,個人
主分類F16B 35/00 20060101AFI20250926BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】被締結部材の損傷を低減できるボルトを提供すること。
【解決手段】ボルト100は、ねじ部と、ねじ頭部20と、ねじ頭部20とねじ部10との間に設けられねじ頭部20に対して環状に突出したフランジ部30とを備えている。また、ボルト100は、フランジ部30とねじ部20との間に設けられ、被締結部材200に接する締結面S2を有し、フランジ部30よりも直径が小さい締結部40を備えている。そして、ボルト100は、締結面S2が被締結部材200に接した状態において、被締結部材200とフランジ部30との間に空間A1が形成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ねじ部(10)と、
ねじ頭部(20)と、
前記ねじ頭部と前記ねじ部との間に設けられ、前記ねじ頭部に対して環状に突出したフランジ部(30)と、
前記フランジ部と前記ねじ部との間に設けられ、被締結部材(200)に接する締結面(S2)を有し、前記フランジ部よりも直径が小さい締結部(40)と、を備え、
前記締結面が前記被締結部材に接した状態において、前記被締結部材と前記フランジ部との間に空間が形成されるねじ部材。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記締結部は、前記フランジ部の端部である第1端部(31)と、前記ねじ部の端部である第2端部(12)とを結ぶ仮想直線に接しない位置に設けられている請求項1に記載のねじ部材。
【請求項3】
前記フランジ部の厚さ(T1)は、前記締結部の厚さ(T2)よりも厚い請求項1または2に記載のねじ部材。
【請求項4】
前記締結部の側壁(42)は、テーパ形状を有している請求項1または2に記載のねじ部材。
【請求項5】
前記フランジ部の直径(D1)、前記締結部の直径(D2)、前記ねじ頭部の直径(D3)の関係は、D1>D2≧D3である請求項1または2に記載のねじ部材。
【請求項6】
前記フランジ部の角部(31)は、丸め形状を有している請求項1または2に記載のねじ部材。
【請求項7】
前記締結部の角部(41)は、丸め形状を有している請求項1または2に記載のねじ部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ねじ部材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ねじ部材の一例として、特許文献1に開示されたボルトがある。特許文献1のボルトは、頭部の座面の周囲に、座面よりも段差をもって後退した押圧面が形成されている。また、ボルトは、座面の周囲からフランジ部の先端まで押圧面を覆うように形成された環状部分を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-133446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のボルトは、環状部材を有しているため、部品点数および製造工程が増える。ところで、ねじ部材には、頭部と、頭部から環状に突出したフランジと、フランジから突出したねじ部を備えた構成が考えられる。フランジにおけるねじ部側の表面は、被締結部材に接する締結面となる。
【0005】
しかしながら、ねじ部材は、製造工程における打痕に伴ってフランジが変形することがある。また、ねじ部材は、フランジの変形によって、締結面に突起が形成されることがある。そのため、ねじ部材は、突起によって被締結部材を傷つけてしまう虞がある。
【0006】
開示される一つの目的は、被締結部材の損傷を低減できるねじ部材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ここに開示されたねじ部材は、
ねじ部(10)と、
ねじ頭部(20)と、
ねじ頭部とねじ部との間に設けられ、ねじ頭部に対して環状に突出したフランジ部(30)と、
フランジ部とねじ部との間に設けられ、被締結部材(200)に接する締結面(S2)を有し、フランジ部よりも直径が小さい締結部(40)と、を備え、
締結面が被締結部材に接した状態において、被締結部材とフランジ部との間に空間が形成される。
【0008】
このように、ねじ部材は、フランジ部と締結部とを備えている。つまり、フランジ部は、締結部よりも突出して設けられている。そのため、ねじ部材は、締結部よりもフランジ部に、製造工程時における突起が形成されやすい。
【0009】
また、ねじ部材は、締結面が被締結部材に接した状態において、被締結部材とフランジ部との間に空間が形成される。そのため、ねじ部材は、フランジ部に突起が形成されたとしても、突起が被締結部材に接することを抑制できる。よって、ねじ部材は、被締結部材の損傷を低減できる。
【0010】
この明細書において開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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