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公開番号2025081962
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195101
出願日2023-11-16
発明の名称電力変換装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類H02M 7/48 20070101AFI20250521BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電子部品が実装された複数の基板について導電部材を用いて適正に支持可能な電力変換装置を提供する。
【解決手段】電力変換装置Bは、複数の電子部品T,16,20,21をそれぞれ実装した複数の基板14,20と、複数の基板14,20を支持する支持プレート12と、支持プレート12と交差するように配置された導電性の支柱25と、を備え、支柱25は、支持プレート12の一方側にある基板20と支持プレート12の他方側にある基板14とを電気的に接続した状態で支持プレート12に固定された固定部28を有し、支柱25は、一方側にある基板20に実装された複数の電子部品21,22の総重量が他方側にある基板14に実装された複数の電子部品T,16の総重量よりも大きいとき、固定部28から一方側にある基板20までの長さが固定部28から他方側にある基板14までの長さよりも短い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される電力変換装置であって、
複数の電子部品をそれぞれ実装した複数の基板と、
複数の前記基板を支持する支持プレートと、
前記支持プレートと交差するように配置された導電性の支柱と、を備え、
前記支柱は、前記支持プレートの一方側にある前記基板と前記支持プレートの他方側にある前記基板とを電気的に接続した状態で前記支持プレートに固定された固定部を有し、
前記支柱は、前記一方側にある前記基板に実装された複数の前記電子部品の総重量が前記他方側にある前記基板に実装された複数の前記電子部品の総重量よりも大きいとき、前記固定部から前記一方側にある前記基板までの長さが前記固定部から前記他方側にある前記基板までの長さよりも短い、電力変換装置。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記一方側にある前記基板は、前記他方側にある前記基板よりも下側に位置している請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記一方側にある前記基板は、フィルタ基板を含み、前記他方側にある前記基板は、オンボードチャージャーを含む請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記支持プレートは、複数の前記電子部品の荷重を受けており、
前記固定部は、前記支持プレートのうち前記荷重の相対的に少ない領域に配置されている請求項1又は2に記載の電力変換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、走行駆動源としてモータを備えた自動車(ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等)が普及している。これらの自動車は、モータ等を駆動する車両駆動装置が設けられ、この車両駆動装置には複数の電子部品を有する電力変換装置が備えられている。
【0003】
下記に出典を示す特許文献1には、電力変換装置が記載されている。この電力変換装置には、上下に離間して配置された2枚の基板を導電部材によって支持する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-190245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電力によって走行可能に構成されたハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)等では、車両性能の向上に伴い、小型かつ高性能な電力変換システムが要求されている。
【0006】
このように電力によって走行可能に構成される車両では、電動モータ、減速ギヤ等をケースに収容した車両駆動装置を備える構成が多く採用されている。また、このように車両駆動装置を備える車両では、電動モータに供給する電力変換装置を必要とする。
【0007】
電力変換装置は、例えば、高電圧系のコンポーネントの1パッケージ化が進んでおり、そのコンポーネントとしてインバータ、DC-DCコンバータ、充電器(OBC)等の電源モジュールを備えている。この電力変換装置には、フィルタや、トランスなどの重量部品が含まれ、装置内で重心バランスを取る必要がある。
【0008】
例えば、電力変換装置において、上下に配置された2つの基板にそれぞれ実装された複数の電子部品を導電部材によって接続しつつ2つの基板を支持することがある。この場合、電子部品を含む2つの基板において重量が異なれば、導電部材は重量が大きい基板を支持する側において負荷を大きく受ける。このため、導電部材は負荷を大きく受けた部分が破損するおそれがある。特許文献1の電力変換装置では、複数の電子部品を含む2つの基板が導電部材を用いて支持されているが、複数の電子部品を含む2つの基板の重量差は何ら考慮されていない。そのため、電力変換装置において、電子部品を含む基板の支持に際し改善の余地があった。
【0009】
そこで、電子部品が実装された複数の基板について導電部材を用いて適正に支持可能な電力変換装置が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る電力変換装置の一つの実施形態は、車両に搭載される電力変換装置であって、複数の電子部品をそれぞれ実装した複数の基板と、複数の前記基板を支持する支持プレートと、前記支持プレートと交差するように配置された導電性の支柱と、を備え、前記支柱は、前記支持プレートの一方側にある前記基板と前記支持プレートの他方側にある前記基板とを電気的に接続した状態で前記支持プレートに固定された固定部を有し、前記支柱は、前記一方側にある前記基板に実装された複数の前記電子部品の総重量が前記他方側にある前記基板に実装された複数の前記電子部品の総重量よりも大きいとき、前記固定部から前記一方側にある前記基板までの長さが前記固定部から前記他方側にある前記基板までの長さよりも短い。
(【0011】以降は省略されています)

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