TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025091711
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207129
出願日
2023-12-07
発明の名称
電力システム
出願人
株式会社ダイヘン
代理人
個人
,
個人
主分類
H02J
3/46 20060101AFI20250612BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】処理装置の演算負荷を低減することができる電力システムを提供する。
【解決手段】電力システムS1は、電力系統Dに接続され、一次調整力を供出する。電力システムS1は、複数の電力制御装置B1と、処理装置A1と、を備える。処理装置A1は、接続点電力の値および全体目標を用いて制御情報を生成する生成部13を含む。複数の電力制御装置B1の各々は、初期調整幅を算出する調整幅算出部22と、初期調整幅から補正後調整幅を算出する補正部29と、制御情報に補正後調整幅を加味して調整前制御値を算出する制御値算出部23と、調整前制御値を用いて誘導指令値を算出する指令値算出部24と、誘導指令値を用いて出力基準値を算出する基準値算出部25と、出力基準値に初期調整幅を加味して機器目標を算出する目標算出部26と、電力制御装置B1の出力電力が機器目標となるように電力機器Xを制御する電力制御部27と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電力系統に接続され、前記電力系統に一次調整力を供出する電力システムであって、
接続点を介して前記電力系統に接続され、且つ、接続された電力機器の出力制御を行う複数の電力制御装置と、
前記複数の電力制御装置の各々と通信可能な処理装置と、
を備え、
前記接続点における電力である接続点電力は、前記一次調整力と、前記一次調整力を供出しない場合の前記電力システムの出力電力であるシステム電力とを含み、
前記処理装置は、
前記システム電力の目標値である全体目標および前記接続点電力の値を用いて制御情報を生成する生成部と、
前記制御情報を前記複数の電力制御装置の各々に送信する送信部と、を含み、
前記複数の電力制御装置の各々は、
前記一次調整力の供出のために調整する電力値である初期調整幅を算出する調整幅算出部と、
前記初期調整幅から補正後調整幅を算出する補正部と、
前記制御情報を受信する受信部と、
前記制御情報に前記補正後調整幅を加味して調整前制御値を算出する制御値算出部と、
前記調整前制御値を用いて誘導指令値を算出する指令値算出部と、
前記誘導指令値を用いて、前記システム電力を前記全体目標にするための出力基準値を算出する基準値算出部と、
前記出力基準値に前記初期調整幅を加味して、対応する前記電力制御装置の出力電力の目標値である機器目標を算出する目標算出部と、
対応する前記電力制御装置の出力電力が前記機器目標となるように当該電力機器を制御する電力制御部と、を含み、
前記補正部は、自装置に接続される電力機器の定格容量である個別容量に対する、前記複数の電力制御装置の各々に接続される前記電力機器の定格容量の合計である総容量の割合を、前記初期調整幅に乗算することで、前記補正後調整幅を算出する、電力システム。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記処理装置は、前記複数の電力制御装置の各々から前記個別容量の情報を受信し、受信した前記個別容量の情報から前記総容量を算出して、前記複数の電力制御装置の各々に送信する、請求項1に記載の電力システム。
【請求項3】
前記複数の電力制御装置の各々に接続される前記電力機器の定格容量は、同じであり、
前記補正部は、前記個別容量に対する前記総容量の割合として、前記電力機器の台数を用いる、請求項1に記載の電力システム。
【請求項4】
前記複数の電力制御装置の各々は、前記一次調整力における周波数変動よりも急峻な変動成分を除去するフィルタ部を含み、
前記複数の電力制御装置の各々において、前記調整幅算出部は、前記フィルタ部を介して、前記補正部に前記初期調整幅を出力する、請求項1に記載の電力システム。
【請求項5】
前記複数の電力制御装置の各々は、前記電力機器として蓄電池が接続され、当該蓄電池の充放電を制御する、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電力システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電力システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
電力系統に接続された複数の電力制御装置を管理して、電力系統からの受電を制御する電力システムが普及しつつある。例えば、特許文献1には、複数の電力制御装置と処理装置とを備えた電力システムの一例が開示されている。処理装置は、所定の調整対象電力を目標電力に制御するための誘導指令値を算出する。各電力制御装置は、処理装置が算出した誘導指令値を用いて、分散的に出力電力を制御している。このとき、各電力制御装置は、誘導指令値を用いた最適化問題に基づいて、出力電力の目標値を算出する。そして、出力電力が当該目標値となるように、出力電力を制御する。このようにして、電力システムのエネルギー管理を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-150690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の電力システムでは、複数の電力制御装置の各々が、誘導指令値を用いて、個別に出力電力の目標値を算出する。これにより、処理装置で各電力制御装置の出力電力の目標値を算出する必要がないので、処理装置の演算負荷が低減される。このような電力システムであっても、処理装置の演算負荷を低減させる上で、未だ改善の余地があった。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みて考え出されたものであり、その目的は、処理装置の演算負荷を低減することができる電力システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電力システムは、電力系統に接続され、前記電力系統に一次調整力を供出する電力システムであって、接続点を介して前記電力系統に接続され、且つ、接続された電力機器の出力制御を行う複数の電力制御装置と、前記複数の電力制御装置の各々と通信可能な処理装置と、を備え、前記接続点における電力である接続点電力は、前記一次調整力と、前記一次調整力を供出しない場合の前記電力システムの出力電力であるシステム電力とを含み、前記処理装置は、前記システム電力の目標値である全体目標および前記接続点電力の値を用いて制御情報を生成する生成部と、前記制御情報を前記複数の電力制御装置の各々に送信する送信部と、を含み、前記複数の電力制御装置の各々は、前記一次調整力の供出のために調整する電力値である初期調整幅を算出する調整幅算出部と、前記初期調整幅から補正後調整幅を算出する補正部と、前記制御情報を受信する受信部と、前記制御情報に前記補正後調整幅を加味して調整前制御値を算出する制御値算出部と、前記調整前制御値を用いて誘導指令値を算出する指令値算出部と、前記誘導指令値を用いて、前記システム電力を前記全体目標にするための出力基準値を算出する基準値算出部と、前記出力基準値に前記初期調整幅を加味して、対応する前記電力制御装置の出力電力の目標値である機器目標を算出する目標算出部と、対応する前記電力制御装置の出力電力が前記機器目標となるように当該電力機器を制御する電力制御部と、を含み、前記補正部は、自装置に接続される電力機器の定格容量である個別容量に対する、前記複数の電力制御装置の各々に接続される前記電力機器の定格容量の合計である総容量の割合を、前記初期調整幅に乗算することで、前記補正後調整幅を算出する。
【0007】
前記電力システムの好ましい実施の形態において、前記処理装置は、前記複数の電力制御装置の各々から前記個別容量の情報を受信し、受信した前記個別容量の情報から前記総容量を算出して、前記複数の電力制御装置の各々に送信する。
【0008】
前記電力システムの好ましい実施の形態において、前記複数の電力制御装置の各々に接続される前記電力機器の定格容量は、同じであり、前記補正部は、前記個別容量に対する前記総容量の割合として、前記電力機器の台数を用いる。
【0009】
前記電力システムの好ましい実施の形態において、前記複数の電力制御装置の各々は、前記一次調整力における周波数変動よりも急峻な変動成分を除去するフィルタ部を含み、前記複数の電力制御装置の各々において、前記調整幅算出部は、前記フィルタ部を介して、前記補正部に前記初期調整幅を出力する。
【0010】
前記電力システムの好ましい実施の形態において、前記複数の電力制御装置の各々は、前記電力機器として蓄電池が接続され、当該蓄電池の充放電を制御する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
太陽光発電システム
2日前
北勢工業株式会社
保護管
今日
株式会社デンソー
電気装置
2日前
株式会社ダイヘン
充電装置
今日
株式会社セイワ
車両用配線カバー
13日前
ダイハツ工業株式会社
ロータ構造
今日
住友電装株式会社
電気接続箱
今日
住友電装株式会社
電気接続箱
今日
個人
バネとクラッチを用いた波浪発電装置
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
株式会社ダイヘン
電力システム
今日
株式会社豊田自動織機
回転電機
9日前
富士電機株式会社
リニアモータ
13日前
三菱電機株式会社
ゲート駆動装置
今日
ダイハツ工業株式会社
コイル組付け装置
10日前
ダイハツ工業株式会社
ステータ製造装置
3日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
9日前
北海道電力株式会社
延線金車
8日前
株式会社エフ・シー・シー
太陽光発電装置
13日前
株式会社明電舎
電動機
1日前
一般財団法人電力中央研究所
電源装置
3日前
株式会社アイシン
巻線界磁式回転電機及び給電装置
3日前
株式会社豊田自動織機
回転電機
9日前
トヨタ自動車株式会社
挿入治具
2日前
トヨタ紡織株式会社
ロータの製造方法
8日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
磁性体薄板の製造方法
2日前
株式会社デンソー
電源切替回路
今日
ニデック株式会社
回転電機
8日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
今日
株式会社アイシン
モータ制御装置
3日前
住友重機械工業株式会社
撹拌軸駆動装置
1日前
東洋電機製造株式会社
電力変換装置
2日前
マツダ株式会社
電力変換装置
1日前
日産自動車株式会社
太陽電池付サンシェード
今日
トヨタ自動車株式会社
自動車用電源システム
9日前
続きを見る
他の特許を見る