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公開番号2025101146
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217771
出願日2023-12-25
発明の名称サブマージアーク溶接機
出願人株式会社ダイヘン
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B23K 9/18 20060101AFI20250630BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】レール上に堆積したフラックスをレール上から容易に除去する。
【解決手段】サブマージアーク溶接機1は、被溶接物3の溶接予定箇所4の周囲を覆うようにフラックス7を供給しつつ被溶接物3を溶接する。サブマージアーク溶接機1は、走行部50と、少なくとも1つのエア噴射口140とを備える。走行部50は、溶接予定箇所4に沿って延びるレール5上を走行可能である。少なくとも1つのエア噴射口140は、走行部50に設けられる。少なくとも1つのエア噴射口140は、エア6をレール5上に噴射可能に構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
被溶接物の溶接予定箇所の周囲を覆うようにフラックスを供給しつつ前記被溶接物を溶接するサブマージアーク溶接機であって、
前記溶接予定箇所に沿って延びるレール上を走行可能な走行部と、
前記走行部に設けられる少なくとも1つのエア噴射口とを備え、
前記少なくとも1つのエア噴射口は、エアを前記レール上に噴射可能に構成されている、サブマージアーク溶接機。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記走行部は、
本体部と、
前記本体部を支持し、前記レール上を転がる複数の車輪とを含み、
前記少なくとも1つのエア噴射口は、前記被溶接物を溶接する際の前記走行部の走行方向において前記複数の車輪の内の少なくとも1つの車輪の前方にある前記レール上の位置にエアを噴射可能である、請求項1に記載のサブマージアーク溶接機。
【請求項3】
前記少なくとも1つのエア噴射口は、第1エア噴射口および第2エア噴射口を含み、
前記第1エア噴射口は、前記走行方向において前記複数の車輪より前方にある前記レール上の位置にエアを噴射可能であり、
前記第2エア噴射口は、前記走行方向において前記複数の車輪より後方にある前記レール上の位置にエアを噴射可能である、請求項2に記載のサブマージアーク溶接機。
【請求項4】
前記複数の車輪は、前記レールの前記走行方向に交差する方向に対向する第1車輪および第2車輪を含み、
前記第1車輪は、前記交差する方向において前記第2車輪より前記溶接予定箇所の近くに位置し、
前記少なくとも1つのエア噴射口は、前記走行方向において前記第1車輪の前方にある前記レール上の位置にエアを噴射可能である、請求項2または請求項3に記載のサブマージアーク溶接機。
【請求項5】
前記走行部に搭載され、前記少なくとも1つのエア噴射口にエアを供給するエア供給部をさらに備える、請求項1または請求項2に記載のサブマージアーク溶接機。
【請求項6】
前記溶接予定箇所と前記少なくとも1つのエア噴射口との間を遮るように配置され、前記少なくとも1つのエア噴射口から噴射されたエアが前記溶接予定箇所へ向かうことを妨げる遮断部材をさらに備える、請求項1または請求項2に記載のサブマージアーク溶接機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サブマージアーク溶接機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
未溶融フラックスの回収装置を開示した先行技術文献として、特開平1-241382号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された未溶融フラックスの回収装置は、空気噴射ノズルと、フラックス回収ノズルとを備える。空気噴射ノズルは、凝固スラグ上に残存した未溶融フラックスを噴射された空気によってビード両端近傍に移動させる。フラックス回収ノズルは、ビード両端近傍にそれぞれ吸引口が位置するよう配置され、未溶融フラックスを吸引し、回収する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平1-241382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
サブマージアーク溶接機は、溶接予定箇所に沿うレール上を走行する構成を備える場合がある。この場合、溶接時に溶接予定箇所に供給するフラックスがレール上に堆積することがあり、レール上に堆積したフラックスをレール上から容易に除去することができる余地がある。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、レール上に堆積したフラックスをレール上から容易に除去することができる、サブマージアーク溶接機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に基づくサブマージアーク溶接機は、被溶接物の溶接予定箇所の周囲を覆うようにフラックスを供給しつつ被溶接物を溶接する。サブマージアーク溶接機は、走行部と、少なくとも1つのエア噴射口とを備える。走行部は、溶接予定箇所に沿って延びるレール上を走行可能である。少なくとも1つのエア噴射口は、走行部に設けられる。少なくとも1つのエア噴射口は、エアをレール上に噴射可能に構成されている。
【0007】
この場合、少なくとも1つのエア噴射口から噴射されるエアによってレール上に堆積したフラックスをレール上から容易に除去することができる。
【0008】
本発明の一形態において、走行部は、本体部と、複数の車輪とを含む。複数の車輪は、本体部を支持し、レール上を転がる。少なくとも1つのエア噴射口は、被溶接物を溶接する際の走行部の走行方向において複数の車輪の内の少なくとも1つの車輪の前方にあるレール上の位置にエアを噴射可能である。
【0009】
この場合、少なくとも1つのエア噴射口からエアを噴射することによって、レール上における少なくとも1つの車輪の上記走行方向の前方のフラックスをレール上から除去することができる。これにより、車輪とレールとの間にフラックスが入り込んで車輪が空転することが抑制されるため、走行部がレール上で停止することなく移動することができる。その結果、溶接時に溶接予定箇所を均一に溶接できるため、溶接品質の低下を抑制することができる。
【0010】
本発明の一形態において、少なくとも1つのエア噴射口は、第1エア噴射口および第2エア噴射口を含む。第1エア噴射口は、上記走行方向において複数の車輪より前方にあるレール上の位置にエアを噴射可能である。第2エア噴射口は、上記走行方向において複数の車輪より後方にあるレール上の位置にエアを噴射可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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