TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025083789
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197374
出願日
2023-11-21
発明の名称
溶接ロボット
出願人
株式会社ダイヘン
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
B25J
9/22 20060101AFI20250526BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】トーチ本体の屈曲部の近傍にティーチングハンドルを取り付けると、トーチ先端が揺動し、ロボット本体による溶接動作を精度良く教示することは難しい。
【解決手段】溶接用ロボット1は、トーチ本体21をロボット本体10の先端の支持アーム14に連結する連結部22を備える。トーチ先端21tが連結部22に対して揺動自在となるように、接続プラグ21cを介してトーチ基端21pを保持する保持機構25を有している。ティーチングハンドル40は、ブラケット30を介して溶接トーチ20に取り付けられている。ブラケット30は、接続プラグ21cに着脱自在に固定され、トーチ本体21のうちトーチ基端21pから屈曲部21kまでの第1部分20aに間隔をあけて並設されるブラケット本体31と、屈曲部20kに対向した位置に、ティーチングハンドル40のハンドル先端40tが配置されるように、ティーチングハンドル40を支持するハンドル支持部35と有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
多関節のロボット本体と、前記ロボット本体の先端に取り付けられた溶接トーチと、を備えた溶接ロボットであって、
前記溶接トーチは、トーチ本体と、前記トーチ本体を前記ロボット本体の先端に連結する連結部と、を備えており、
前記トーチ本体は、前記トーチ本体のトーチ基端から前記トーチ本体のトーチ先端までの間で、前記トーチ本体を屈曲させた屈曲部を有しており、
前記連結部は、前記トーチ先端が前記連結部に対して揺動自在となるように、接続プラグを介して前記トーチ基端を保持する保持機構を有しており、
前記溶接ロボットは、操作者により把持された状態で、操作者から前記ロボット本体の先端に付与される操作力により、前記トーチ先端の移動する位置に応じた前記ロボット本体の動作を教示するティーチングハンドルをさらに備えており、
前記ティーチングハンドルは、ブラケットを介して、前記溶接トーチに取り付けられており、
前記ブラケットは、
前記接続プラグに着脱自在に固定され、前記トーチ本体のうち前記トーチ基端から前記屈曲部までの第1部分に間隔をあけて並設されるブラケット本体と、
前記屈曲部に対向した位置に、前記ティーチングハンドルのハンドル先端が配置されるように、前記ティーチングハンドルを支持するハンドル支持部と、
を有していることを特徴とする溶接ロボット。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記接続プラグには、樹脂製の固定プレートが固定されており、
前記ブラケット本体は、前記接続プラグに非接触の状態で、前記接続プラグを囲うように、前記固定プレートに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の溶接ロボット。
【請求項3】
前記ティーチングハンドルは、前記トーチ本体および前記ティーチングハンドルを側面視した状態で、前記トーチ本体のうち、前記トーチ基端から前記屈曲部までの第1部分に沿った第1トーチ仮想線を挟んで、前記屈曲部から前記トーチ先端までの第2部分から離れる方向に延在しており、
前記ブラケット本体とは、押込みボタン付きの着脱具により、前記固定プレートを介して前記接続プラグに着脱自在に固定されており、
前記着脱具は、前記押込みボタンの押込みにより、前記固定プレートと前記ブラケット本体との係止が解除されるものであり、
前記押込みボタンの押込み方向が、前記固定プレートに対して、前記ブラケット本体側からの押込み方向となるように、前記着脱具は、前記ブラケット本体と前記固定プレートとに取り付けられていることを特徴とする、請求項2に記載の溶接ロボット。
【請求項4】
前記ブラケット本体には、前記ティーチングハンドル側から前記トーチ本体を視た状態で、前記トーチ本体のうち、前記トーチ基端から前記屈曲部までの第1部分を露出させる開口部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の溶接ロボット。
【請求項5】
前記ブラケット本体は金属製であり、前記ハンドル支持部は、樹脂製であり、
前記ハンドル支持部は、前記ティーチングハンドルを挟み込む一対のクランプ部材からなることを特徴とする請求項1に記載の溶接ロボット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、溶接ロボットに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、作業者の近くで動作するように構成された人協調型ロボットが開発されている。たとえば、特許文献1には、ロボット本体の先端に、部品を把持するハンドを備えたロボットが提案されている。このロボットには、ロボット本体の先端に、ロボットの動作を教示するティーチングハンドルが取り付けられている。ティーチングハンドルは、操作者により把持された状態で、操作者からロボット本体の先端に付与される操作力により、ハンドの移動する位置に応じたロボット本体の動作を教示する際に用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-199174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このようなティーチングハンドルを取り付けたロボットを、溶接ロボットとして用いた場合、ティーチングハンドルは、ロボットの先端に取り付けられているため、ティーチングハンドルの位置が、溶接トーチのトーチ本体から離れている。そこで、ティーチングハンドルを、トーチ本体の屈曲した部分(屈曲部)に直接取り付けることも考えられる。しかしながら、トーチ先端と外部との接触時に、トーチ先端が揺動し、トーチ本体に作用する力を逃がすように、トーチ基端でトーチ本体を保持する保持機構が設けられている。このため、教示作業において、ティーチングハンドルを介してトーチ本体に操作力を付与しようとすると、トーチ先端が揺動するようにトーチ本体にモーメントが作用し、ロボット本体に精度良く溶接動作を教示することが難しくなる。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、トーチ本体の屈曲部の近傍にティーチングハンドルを取り付けたとしても、トーチ先端の揺動を抑えつつ、ロボット本体に精度良く溶接動作を教示することができる溶接ロボットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を鑑みて、本発明に係る溶接ロボットは、多関節のロボット本体と、前記ロボット本体の先端に取り付けられた溶接トーチと、を備えた溶接ロボットであって、前記溶接トーチは、トーチ本体と、前記トーチ本体を前記ロボット本体の先端に連結する連結部と、を備えており、前記トーチ本体は、前記トーチ本体のトーチ基端から前記トーチ本体のトーチ先端までの間で、前記トーチ本体を屈曲させた屈曲部を有しており、前記連結部は、前記トーチ先端が前記連結部に対して揺動自在となるように、接続プラグを介して前記トーチ基端を保持する保持機構を有しており、前記溶接ロボットは、操作者により把持された状態で、操作者から前記ロボット本体の先端に付与される操作力により、前記トーチ先端の移動する位置に応じた前記ロボット本体の動作を教示するティーチングハンドルをさらに備えており、前記ティーチングハンドルは、ブラケットを介して、前記溶接トーチに取り付けられており、前記ブラケットは、前記接続プラグに着脱自在に固定され、前記トーチ本体のうち前記トーチ基端から前記屈曲部までの第1部分に間隔をあけて並設されるブラケット本体と、前記屈曲部に対向した位置に、前記ティーチングハンドルのハンドル先端が配置されるように、前記ティーチングハンドルを支持するハンドル支持部と、を有していることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、操作者は、ティーチングハンドルを把持した状態で、ティーチングハンドルから、ロボット本体の先端に操作力を付与し、トーチ先端の移動する位置に応じたロボット本体の動作を教示することができる。本発明では、ブラケットの支持部分は、屈曲部と対向する位置に、ティーチングハンドルのハンドル先端が配置されるように、ティーチングハンドルをトーチ本体に支持している。これにより、教示作業の際には、操作者は、操作者の前方にハンドル先端が位置するようにティーチングハンドルを把持し、把持したティーチングハンドルのハンドル先端を移動させることにより、トーチ本体のトーチ先端を正確かつスムーズに移動させることができる。
【0008】
さらに、ブラケット本体が接続プラグに着脱自在に固定され、ブラケット本体が、トーチ本体のうちトーチ基端から前記屈曲部までの第1部分に間隔をあけて並設されている。これにより、ティーチングハンドルからアーム部分を介して接続プラグに、操作者の力が作用するため、トーチ本体の屈曲部の近傍にティーチングハンドルを取り付けたとしても、トーチ先端の揺動を抑えつつ、ロボット本体に精度良く溶接動作を教示することができる。
【0009】
より好ましい態様としては、前記接続プラグには、樹脂製の固定プレートが固定されており、前記ブラケット本体は、前記接続プラグに非接触の状態で、前記接続プラグを囲うように、前記固定プレートに固定されている。
【0010】
この態様によれば、接続プラグを囲うように、ブラケット本体は、接続プラグに非接触の状態で、樹脂製の支持プレートに固定されているので、接続プラグとブラケット本体との電気的な絶縁を確保することができる。これにより、溶接トーチとティーチングハンドルとの絶縁を確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社ダイヘン
移動体
25日前
株式会社ダイヘン
移動体
5日前
株式会社ダイヘン
ヒューズ
22日前
株式会社ダイヘン
充電装置
5日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
25日前
株式会社ダイヘン
電力システム
5日前
株式会社ダイヘン
溶接ロボット
22日前
株式会社ダイヘン
溶接ロボット
22日前
株式会社ダイヘン
レーザ溶接装置
13日前
株式会社ダイヘン
プラズマ処理装置
1か月前
株式会社ダイヘン
負荷時タップ切換器
5日前
株式会社ダイヘン
ロボット制御システム
25日前
株式会社ダイヘン
パルスアーク溶接制御方法
7日前
株式会社ダイヘン
移動体、及び誘導線検出装置
25日前
株式会社ダイヘン
移動体、及び誘導線検出装置
25日前
株式会社ダイヘン
2重シールドティグ溶接方法
7日前
株式会社ダイヘン
移動体、及び誘導線検出装置
25日前
株式会社ダイヘン
2重シールドティグ溶接方法
7日前
東北電力株式会社
電圧調整装置
6日前
株式会社ダイヘン
処理装置、プログラム、及び処理方法
26日前
株式会社ダイヘン
受電装置及びワイヤレス給電システム
今日
株式会社ダイヘン
フィルタ回路、および、電力変換装置
22日前
株式会社ダイヘン
溶接ロボットおよびティーチングハンドル
22日前
株式会社ダイヘン
双腕装置の制御装置及びロボットシステム
15日前
株式会社ダイヘン
情報処理装置及びそれを用いた機器システム
28日前
株式会社ダイヘン
全体コントローラ、プログラム、及び処理方法
26日前
株式会社ダイヘン
安定度可視化装置及び安定度可視化プログラム
27日前
株式会社ダイヘン
溶接ロボット
22日前
株式会社ダイヘン
溶接ロボット
22日前
日東精工株式会社
電動ドライバ
22日前
株式会社クレスコ
補助吸着具
2か月前
トヨタ自動車株式会社
関節機構
27日前
株式会社ダイヘン
移動体
25日前
株式会社不二越
ロボット
1か月前
東京都公立大学法人
対象物把持装置
1か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
13日前
続きを見る
他の特許を見る