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公開番号2025123682
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019287
出願日2024-02-13
発明の名称締結用工具
出願人日本精工株式会社
代理人個人,個人
主分類B25B 13/48 20060101AFI20250818BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】部品をボルト締結する際に当該部品を汚染から保護しつつ容易に当該部品を締結することができる締結用工具を提供すること。
【解決手段】固定対象物の貫通孔を貫通するボルトにより前記固定対象物を固定先に締結する締結用工具であって、前記ボルトの頭部に係合する係合部と、前記ボルトが前記固定対象物の前記貫通孔を貫通した状態で、前記固定対象物の少なくとも一部を収容する収容部と、を有する。前記係合部と前記収容部は、前記収容部を前記ボルトの軸回りに回転すると、前記係合部も前記軸回りに回転するように連結されている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
固定対象物の貫通孔を貫通するボルトにより前記固定対象物を固定先に締結する締結用工具であって、
前記ボルトの頭部に係合する係合部と、
前記ボルトが前記固定対象物の前記貫通孔を貫通した状態で、前記固定対象物の少なくとも一部を収容する収容部と、を有し、
前記係合部と前記収容部は、前記収容部を前記ボルトの軸回りに回転すると、前記係合部も前記軸回りに回転するように連結されている締結用工具。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記係合部は前記ボルトの頭部と同じ形状の孔であり、前記締結用工具は、当該孔が形成されて且つ前記ボルトの軸に垂直な部材を有し、当該部材は前記収容部と一体的に形成されている請求項1に記載の締結用工具。
【請求項3】
前記収容部は前記ボルトの軸方向に延びる筒状部材である請求項2に記載の締結用工具。
【請求項4】
前記筒状部材は、前記固定対象物の外周面を覆う請求項3に記載の締結用工具。
【請求項5】
前記筒状部材の外径は、前記筒状部材を手で回転させた場合に前記ボルトを前記軸回りに回転させるトルクを発生できる大きさを有する請求項3に記載の締結用工具。
【請求項6】
前記収容部は前記固定対象物の略全体を収容する請求項1に記載の締結用工具。
【請求項7】
前記固定対象物と前記固定先との間には、前記固定対象物と前記固定先との接触を回避するためのスペーサが設けられる請求項1に記載の締結用工具。
【請求項8】
前記締結用工具は無菌環境下で使用される請求項1~7のいずれかに記載の締結用工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は締結用工具に関し、特にカバー機能を備える締結用工具に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
医療分野などで使用する機器(例えば、医療用インスツルメント)では、診療中の唾液や血液の飛散を防止するために、医療用インスツルメントに汚染防止用カバーを取り付けることがある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-121798号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、医療分野などで使用する機器では定期的な部品の洗浄や交換が必要となる。特に細胞等に触れる部品は高頻度の洗浄・交換が求められると共に、洗浄後の部品取付時や交換部品取付時の汚染を防ぐために当該部品に手が触れてはいけない場合が多い。しかしながら、特許文献1には、部品取付時の汚染を防止するための構成は開示されていない。
【0005】
本開示では、上記した課題を解決するために、部品を取り付ける(ボルト締結する)際に当該部品を汚染から保護しつつ容易に当該部品を固定(締結)することができる締結用工具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一つの態様による締結用工具は、固定対象物の貫通孔を貫通するボルトにより前記固定対象物を固定先に締結する締結用工具であって、前記ボルトの頭部に係合する係合部と、前記ボルトが前記固定対象物の前記貫通孔を貫通した状態で、前記固定対象物の少なくとも一部を収容する収容部と、を有する。前記係合部と前記収容部は、前記収容部を前記ボルトの軸回りに回転すると、前記係合部も前記軸回りに回転するように連結されている。
【0007】
好ましくは、前記係合部は前記ボルトの頭部と同じ形状の孔であり、前記締結用工具は、当該孔が形成されて且つ前記ボルトの軸に垂直な部材を有し、当該部材は前記収容部と一体的に形成されている。
【0008】
好ましくは、前記収容部は前記ボルトの軸方向に延びる筒状部材であり、前記筒状部材は、前記固定対象物の外周面を覆う。
好ましくは、前記筒状部材の外径は、前記筒状部材を手で回転させた場合に前記ボルトを前記軸回りに回転させるトルクを発生できる大きさを有する。
【0009】
前記収容部は前記固定対象物の略全体を収容してよい。
前記固定対象物と前記固定先との間には、前記固定対象物と前記固定先との接触を回避するためのスペーサを設けてもよい。
前記締結用工具は無菌環境下で使用されてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、部品を取り付ける(ボルト締結する)際に当該部品を汚染から保護しつつ容易に当該部品を固定(締結)することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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