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公開番号
2025090121
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205152
出願日
2023-12-05
発明の名称
2重シールドティグ溶接方法
出願人
株式会社ダイヘン
代理人
主分類
B23K
9/29 20060101AFI20250610BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】2重シールドティグ溶接方法において、ブローホールの発生を抑制すること。
【解決手段】インナーガス7を噴出させるインナーノズル4及びアウターガス9を噴出させるアウターノズル5を備えた溶接トーチWTを使用し、電極1と母材2との間にアーク3を発生させ溶接電流Iwを通電させて溶接する2重シールドティグ溶接方法において、母材2の材質がアルミニウム及びその合金であるときは、アウターノズル9の先端部の位置を、インナーノズル7の先端部の位置と同一位置又は先端側に突出した位置とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用し、
電極と母材との間にアークを発生させ溶接電流を通電させて溶接する2重シールドティグ溶接方法において、
前記母材の材質がアルミニウム及びその合金であるときは、
前記アウターノズルの先端部の位置を、前記インナーノズルの先端部の位置と同一位置又は先端側に突出した位置とする、
ことを特徴とする2重シールドティグ溶接方法。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記母材の材質が鉄鋼であるときは、
前記アウターノズルの先端部の位置を、前記インナーノズルの先端部の位置よりも奥側に後退した位置とする、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法。
【請求項3】
前記インナーガスの流量を、前記アークが発生した時点からの初期期間中は前記インナーガスの流速が前記アウターガスの流速の±20%以内になるように設定する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の2重シールドティグ溶接方法。
【請求項4】
前記溶接電流は電極マイナス極性期間中の電極マイナス極性電流及び電極プラス極性期間中の電極プラス極性電流から形成されており、
前記電極プラス極性電流は第1電極プラス極性期間中の第1電極プラス極性電流及び第2電極プラス極性期間中の第2電極プラス極性電流から形成されており、
前記第1電極プラス極性電流の値は前記第2電極プラス極性電流のピーク値の20%~60%である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の2重シールドティグ溶接方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、2重シールドティグ溶接方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用し、溶接電流を通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法が慣用されている(例えば、特許文献1参照)。インナーガス及びアウターガスとしては、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスが使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-15048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
2重シールドティグ溶接方法では、2系統のガスを使用するために、ガスの流れが乱れることを起因として、ブローホールが発生しやすいという問題がある。特に、アルミニウム及びその合金を溶接する場合にブローホールが発生しやすい。
【0005】
そこで、本発明では、ブローホールが発生することを抑制することができる2重シールドティグ溶接方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用し、
電極と母材との間にアークを発生させ溶接電流を通電させて溶接する2重シールドティグ溶接方法において、
前記母材の材質がアルミニウム及びその合金であるときは、
前記アウターノズルの先端部の位置を、前記インナーノズルの先端部の位置と同一位置又は先端側に突出した位置とする、
ことを特徴とする2重シールドティグ溶接方法である。
【0007】
請求項2の発明は、
前記母材の材質が鉄鋼であるときは、
前記アウターノズルの先端部の位置を、前記インナーノズルの先端部の位置よりも奥側に後退した位置とする、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法である。
【0008】
請求項3の発明は、
前記インナーガスの流量を、前記アークが発生した時点からの初期期間中は前記インナーガスの流速が前記アウターガスの流速の±20%以内になるように設定する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の2重シールドティグ溶接方法である。
【0009】
請求項4の発明は、
前記溶接電流は電極マイナス極性期間中の電極マイナス極性電流及び電極プラス極性期間中の電極プラス極性電流から形成されており、
前記電極プラス極性電流は第1電極プラス極性期間中の第1電極プラス極性電流及び第2電極プラス極性期間中の第2電極プラス極性電流から形成されており、
前記第1電極プラス極性電流の値は前記第2電極プラス極性電流のピーク値の20%~60%である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の2重シールドティグ溶接方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る2重シールドティグ溶接方法によれば、ブローホールの発生を抑制して、良好な溶接品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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