TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025089705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204493
出願日2023-12-04
発明の名称モータ制御装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類H02P 29/00 20160101AFI20250609BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】消費電力を低減することが可能なモータ制御装置を提供する。
【解決手段】電動機器を駆動するモータMを制御するモータ制御装置1は、モータMに通電する電流の目標電流値を示す目標電流情報を取得する目標電流情報取得部10と、実際にモータMを流れる電流の実電流値を示す実電流情報を取得する実電流情報取得部11と、モータMに印加する電圧の電圧値を設定する電圧値設定部13と、を備え、電圧値設定部13は、実電流値が目標電流値を上回ると電圧値を低くし、実電流値が目標電流値を下回ると電圧値を高くする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電動機器を駆動するモータを制御するモータ制御装置であって、
前記モータに通電する電流の目標電流値を示す目標電流情報を取得する目標電流情報取得部と、
実際に前記モータを流れる電流の実電流値を示す実電流情報を取得する実電流情報取得部と、
前記モータに印加する電圧の電圧値を設定する電圧値設定部と、を備え、
前記電圧値設定部は、前記実電流値が前記目標電流値を上回ると前記電圧値を低くし、前記実電流値が前記目標電流値を下回ると前記電圧値を高くするモータ制御装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記電動機器により駆動される駆動対象に生じるトルクを示すトルク情報を取得するトルク情報取得部を更に備え、
前記電圧値設定部は、前記トルクが正の値であるときは前記電圧値を高くし、前記トルクが負の値であるときは前記電圧値を低くする請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項3】
前記電動機器が、回転軸芯を中心に内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転体と、前記回転軸芯と同軸芯、かつ、前記駆動側回転体の内側に配置され、前記内燃機関の弁開閉用のカムシャフトと一体回転する従動側回転体と、前記駆動側回転体及び前記従動側回転体の相対回転位相を設定する位相調節機構とを備える電動式の弁開閉時期制御装置であって、
前記モータは、前記位相調節機構を駆動する請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
【請求項4】
前記電圧値設定部は、前記相対回転位相が最大となる直前に前記電圧値を低くする請求項3に記載のモータ制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動機器を駆動するモータを制御するモータ制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電動機器を駆動するためにモータが利用されている。このようなモータにより駆動される電動機器として、例えば内燃機関の吸気バルブ及び排気バルブの少なくともいずれか一方の開閉時期を制御する電動式の弁開閉時期制御装置がある。電動式の弁開閉時期制御装置に関する技術として、例えば下記に出典を示す特許文献1に記載のものがある。
【0003】
特許文献1には、内燃機関における可変バルブタイミングの制御システムについて記載されている。この制御システムでは、可変バルブタイミング機構に対して、エンジンに備えられる吸気カム又は/及び排気カムの角度を検出するカム角センサの検出結果に基づいて、カムトルクが負となるカム角度の範囲内で動作に必要な電力のみを通電するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-83155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
複数の気筒を備えている内燃機関の性能を変更するために、当該内燃機関の吸気バルブ及び排気バルブの少なくともいずれか一方の開閉時期が変更される。その際に必要な変換速度を確保するためには電力ないし電流を要する。このような電力ないし電流を低減すべく、例えば、カムトルクが負(カム山を越える前)のタイミングでモータに通電し、カムトルクが正(カム山を越えた後)のタイミングで通電を停止するように制御することが考えられる。しかしながら、このような制御では、消費電力ないし消費電流を低減する上で十分でない。
【0006】
また、電動式の弁開閉時期制御装置の一般的な制御には、変換速度を一定にする変換速度一定制御と、印加電圧を一定にする電圧一定制御とがある。変換速度一定制御では、変換速度が低い場合は電圧ないし電力をあげ、変換速度が高い場合は電圧ないし電力をさげる。特許文献1に記載の制御システムが可変バルブタイミング機構を変換速度一定制御で制御した場合、電圧ないし電力をあげた場合に消費電流が増大する。また、特許文献1に記載の制御システムが可変バルブタイミング機構を電圧一定制御で制御した場合、消費電流がある程度流れる。このため、特許文献1に記載の制御システムでは、消費電力を低減する上で改善の余地がある。
【0007】
そこで、消費電力を低減することが可能なモータ制御装置が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るモータ制御装置の特徴構成は、電動機器を駆動するモータを制御するモータ制御装置であって、前記モータに通電する電流の目標電流値を示す目標電流情報を取得する目標電流情報取得部と、実際に前記モータを流れる電流の実電流値を示す実電流情報を取得する実電流情報取得部と、前記モータに印加する電圧の電圧値を設定する電圧値設定部と、を備え、前記電圧値設定部は、前記実電流値が前記目標電流値を上回ると前記電圧値を低くし、前記実電流値が前記目標電流値を下回ると前記電圧値を高くする点にある。
【0009】
このような特徴構成とすれば、モータの負荷が高くなり、実電流が目標電流値を上回った場合には、モータに印加する印加電圧の電圧値を低くして、モータの出力を下げ、モータの負荷が低くなり、実電流が目標電流値を下回った場合には、モータに印加する印加電圧の電圧値を高くして、モータの出力を上げることができる。これにより、モータの負荷が高くなった場合における消費電力を低減することができると共に、モータの負荷が低くなった場合におけるモータの回転数の低下を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
弁開閉時期制御装置の断面図である。
図1のII-II線の断面図である。
弁開閉時期制御装置の分解斜視図である。
モータ制御装置の構成を示すブロック図である。
モータの特性図である。
本モータ制御装置による制御を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社アイシン
車両制御装置
2日前
株式会社アイシン
動力変換装置
2日前
株式会社アイシン
電子制御装置
3日前
株式会社アイシン
車体下部構造
4日前
株式会社アイシン
電力変換装置
4日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
4日前
株式会社アイシン
燃焼ガス出力装置
3日前
株式会社アイシン
燃料電池システム
4日前
株式会社アイシン
燃料電池システム
4日前
株式会社アイシン
工作機械の安全装置
4日前
株式会社アイシン
ペロブスカイト太陽電池
2日前
株式会社アイシン
電動アシスト自転車用駆動装置
4日前
個人
恒久電源開発の装置
16日前
キヤノン株式会社
電源装置
9日前
株式会社竹中工務店
避雷設備
9日前
トヨタ自動車株式会社
充電方法
2日前
ダイハツ工業株式会社
溶接装置
16日前
サンデン株式会社
モータ制御装置
16日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
16日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
16日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
16日前
株式会社エスイー
上載物の支持装置
9日前
因幡電機産業株式会社
充電システム
16日前
AGC株式会社
太陽電池モジュール
9日前
新電元工業株式会社
充電装置
2日前
三菱電機株式会社
回転子および電動機
9日前
住友金属鉱山株式会社
遮熱装置
3日前
ダイハツ工業株式会社
絶縁紙成型装置
12日前
住友重機械工業株式会社
回転電機
12日前
スズキ株式会社
車両用モータ構造
16日前
株式会社ゲットクリーンエナジー
発電機
9日前
株式会社IJTT
オイル冷却装置
16日前
多摩川精機株式会社
逆起電圧可変モータ
11日前
株式会社ジェイテクト
モータ装置
5日前
日産自動車株式会社
光電変換装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
充電システム
5日前
続きを見る