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公開番号2025101922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219022
出願日2023-12-26
発明の名称車体下部構造
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類B62D 25/20 20060101AFI20250701BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】大型化、重量化を抑制しつつ、衝撃吸収機能を有効に機能させる車体下部構造を提供する。
【解決手段】衝突による衝撃を吸収する衝撃吸収部材15と、バッテリBを収容するバッテリケースBCと、を車体に備え、バッテリケースBCから車外方向に張り出す張出部6が、板材に車両下方向に窪む凹と車両上方向に突出する凸とが連続する複数の凹凸部を形成した凹凸構造6Cを有しており、衝撃吸収部材15と凹凸構造6Cとが上下に重なる位置に配置された状態で衝撃吸収部材15とバッテリケースBCとが連結されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
衝突による衝撃を吸収する衝撃吸収部材と、
バッテリを収容するバッテリケースと、を車体に備え、
前記バッテリケースから車外方向に張り出す張出部が、板材に車両下方向に窪む凹と車両上方向に突出する凸とが連続する複数の凹凸部を形成した凹凸構造を有しており、
前記衝撃吸収部材と前記凹凸構造とが上下に重なる位置に配置された状態で前記衝撃吸収部材と前記バッテリケースとが連結されている車体下部構造。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記バッテリケースが前記車体のフロアの下側領域に配置されており、
前記バッテリケースのアッパケースは、上面に複数のクロスメンバが配置されており、
前記クロスメンバの少なくとも一部と前記凹凸構造の少なくとも一部とは、車幅方向で対向している請求項1に記載の車体下部構造。
【請求項3】
前記アッパケースは、車外方向に張り出す固定板を有しており、
前記衝撃吸収部材と、前記衝撃吸収部材の下側に配置された前記固定板と、前記固定板の下側に配置され、前記凹凸構造を有する前記バッテリケースの前記凹凸構造とが共締めにより連結されており、
前記固定板と前記凹凸構造との間にシール材が配置されている請求項2に記載の車体下部構造。
【請求項4】
前記凹凸構造における複数の前記凹凸部の並び方向は、平面視で前記車体の前後方向に沿っている請求項1~3の何れか一項に記載の車体下部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体下部構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、走行駆動源としてモータを搭載した車体のフロアパネルの下側にアンダーカバーを配置し、このフロアパネルとアンダーカバーとの間にバッテリを配置した構造が示されている。
【0003】
この特許文献1では、フロアパネルの左右両側にロッカを設け、このロッカの内部空間に衝撃吸収部材(文献では衝撃吸収材)を収容し、ロッカの車幅方向外側面と衝撃吸収部材とを、ロッカの外側から締結した構造が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-117812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
衝撃吸収部材は、衝突による衝撃荷重を受けたとき、複数の小空間が車幅方向に塑性変形することにより衝撃荷重を吸収するように機能するものである。
【0006】
しかしながら、衝撃吸収部材は、設定された衝撃荷重を吸収するために、設定された衝撃荷重に対応するサイズ、肉厚を必要とすることになり、大型化、重量化を招くことが懸念された。
【0007】
このような理由から、大型化、重量化を抑制しつつ、衝撃吸収機能を有効に機能させる車体下部構造が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る車体下部構造の特徴構成は、衝突による衝撃を吸収する衝撃吸収部材と、バッテリを収容するバッテリケースと、を車体に備え、前記バッテリケースから車外方向に張り出す張出部が、板材に車両下方向に窪む凹と車両上方向に突出する凸とが連続する複数の凹凸部を形成した凹凸構造を有しており、前記衝撃吸収部材と前記凹凸構造とが上下に重なる位置に配置された状態で前記衝撃吸収部材と前記バッテリケースとが連結されている点にある。
【0009】
本構成によると、バッテリケースから車外方向に張り出す張出部が、車両下方向に窪む凹と車両上方向に突出する凸とが連続する複数の凹凸部を形成した凹凸構造を有し、この凹凸構造が衝撃吸収部材と上下に重なる位置関係で連結されている。このため、衝突時には、衝撃吸収部材と凹凸構造とを同時に塑性変形させ衝撃を吸収できる。この構成は、張出部に形成された複数の凹凸部が衝撃吸収機能を有するため、衝撃吸収材の小型化、薄肉化が可能となる。従って、大型化、重量化を抑制しつつ、衝撃吸収機能を有効に機能させる車体下部構造が構成された。特に、この車体下部構造では、バッテリケースのバッテリ収容空間を拡大が可能であるため、車両の航続距離の増大も可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
車体下部構造を示す分解斜視図である。
バッテリケースとアッパケースと衝撃吸収部材とを示す分解斜視図である。
バッテリケースとアッパケースと衝撃吸収部材とを示す斜視図である。
張出部と固定板と衝撃吸収部材との連結状態の縦断正面図である。
張出部と固定板と衝撃吸収部材との連結状態の一部切欠き側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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