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公開番号2025086932
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201205
出願日2023-11-29
発明の名称電動ポンプ
出願人株式会社アイシン
代理人Knowledge Partners弁理士法人
主分類F04D 29/58 20060101AFI20250603BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】回路基板およびモータで生じた熱を放熱できる可能性を高める電動ポンプを提供する。
【解決手段】回転軸を中心として回転するロータおよび当該ロータに対向して配置されたステータを有するモータと、前記モータを収容する金属性のハウジングと、前記モータを基準として前記回転軸の一方側に配置され、前記モータの駆動力により回転して冷媒を圧送するポンプ部と、前記モータを基準として前記回転軸の他方側に配置され、前記モータを駆動させる回路基板と、を備えた電動ポンプであって、前記ハウジングは、前記ステータに接触し、かつ放熱部材を介して前記回路基板に接触する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸を中心として回転するロータおよび当該ロータに対向して配置されたステータを有するモータと、
前記モータを収容する金属性のハウジングと、
前記モータを基準として前記回転軸の一方側に配置され、前記モータの駆動力により回転して冷媒を圧送するポンプ部と、
前記モータを基準として前記回転軸の他方側に配置され、前記モータを駆動させる回路基板と、
を備えた電動ポンプであって、
前記ハウジングは、前記ステータに接触し、かつ放熱部材を介して前記回路基板に接触する、
電動ポンプ。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記ステータは、
前記ハウジングに対して接触して固定される、
請求項1に記載の電動ポンプ。
【請求項3】
前記回路基板には、電子部品が設けられ、
前記電子部品には配線が電気的接続され、
前記ハウジングは、前記放熱部材、前記配線、を順に介して、前記回路基板に接触している、
請求項1に記載の電動ポンプ。
【請求項4】
前記ステータを前記ハウジングに固定したことにより形成された前記回路基板側の空間に、バスバーが配置されている、
請求項2に記載の電動ポンプ。
【請求項5】
前記金属性の前記ハウジングは、アルミダイカスト製である、
請求項1に記載の電動ポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動ポンプに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モータによってポンプを駆動する電動ポンプが知られている(例えば特許文献1)。この特許文献1に記載れた電動ポンプは、ポンプ部と、ポンプ部を駆動するモータ部と、モータ部を駆動する回路基板と、を備え、回路基板(電子部品を含む)で発熱した熱を、放熱部材を介してモータ部を収容するアルミ合金製のモータハウジングに放熱するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-241565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子部品を含む回路基板等の発熱源で発熱した熱は放熱する必要があり、上述のように、例えば放熱部材を介してモータハウジングに放熱することが知られている。一方、発熱源となる部品は回路基板の他、モータ等が存在するが、特許文献1の電動ポンプにおいては、モータで生じる熱を放熱するには不十分な構成となっている。例えば特許文献1に記載の電動ポンプでは、モータを構成する部品のうち、コイルが設けられたステータで発熱するが、当該ステータは、樹脂製のステータハウジングによって支持されており、ステータで生じた熱を放熱し難い構成となっている。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、回路基板およびモータで生じた熱を放熱できる可能性を高める電動ポンプの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、電動ポンプは、回転軸を中心として回転するロータおよび当該ロータに対向して配置されたステータを有するモータと、前記モータを収容する金属性のハウジングと、前記モータを基準として前記回転軸の一方側に配置され、前記モータの駆動力により回転して冷媒を圧送するポンプ部と、前記モータを基準として前記回転軸の他方側に配置され、前記モータを駆動させる回路基板と、を備え、前記ハウジングは、前記ステータに接触し、かつ放熱部材を介して前記回路基板に接触する。
【0007】
すなわち、ステータは金属性のハウジングに接触している。そのため、ステータで発熱した熱をハウジングに伝熱することにより、ステータで生じた熱を放熱することができる。また、回路基板は放熱部材(例えば放熱グリースなど)を介して金属性のハウジングに接触している。そのため、回路基板で発熱した熱をハウジングに伝熱することにより、回路基板で生じた熱を放熱することができる。つまり、ステータと回路基板とがそれぞれ金属製のハウジングに対して放熱できる構成となっており、その結果、回路基板およびモータで生じた熱を放熱できる可能性を高めることがきる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態における電動ポンプを説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
ここでは、図を参照しつつ、下記の順序に従って本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
(1)電動ポンプの構成:
(2)他の実施形態等:
【0010】
(1) 電動ポンプの構成:
本実施形態において、電動ポンプ1は、例えば車両に搭載されるエンジン、モータ、あるいは、インバータ等を冷却する冷却水(冷媒の一例)を循環させる電動ウォーターポンプ(以下、単に「電動ポンプ」と称する。)である。なお、電動ポンプ1は任意の姿勢で用いることが可能であり、図1に示す例では、回転軸X(紙面の上下方向)を基準として、インペラ9を紙面上側に配置し、回路基板6を紙面下側(すなわちインペラ9とは反対側)に配置している。また、本明細書においては、回転軸Xに沿った方向を「軸方向」と称し、回転軸Xに垂直な方向を「径方向」と称す。
(【0011】以降は省略されています)

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