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公開番号
2025101810
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023218842
出願日
2023-12-26
発明の名称
工作機械の安全装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類
B23Q
11/00 20060101AFI20250701BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】遊び手が発生しない工作機械の安全装置を提供する。
【解決手段】工作機械であるボール盤10は、主軸モータ13の駆動力によって動作することによりワークに対して加工を施すことができるように構成される主軸12と、主軸12を操作するために使用者が一方の手で操作可能に構成される主軸昇降レバー14と、使用者が他方の手で接触可能に構成されるタッチセンサ17と、主軸モータ13の動作を制御する制御装置18と、を備え、安全装置20は、タッチセンサ17に使用者の他方の手が接触していないと判定した場合、主軸モータ13の動作を停止する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動力源の駆動力によって動作し、ワークに対して加工を施す加工部と、
前記加工部の操作時に使用者が一方の手で操作する第一操作部材と、
を備える工作機械の安全装置であって、
前記使用者の他方の手の接触を検知する接触センサと、
前記加工部の前記駆動力源による動作を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記接触センサに前記使用者の前記他方の手が未接触状態の場合、前記加工部の前記駆動力源による動作を停止する、工作機械の安全装置。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の工作機械の安全装置であって、
前記接触センサは、静電容量方式のタッチセンサである、工作機械の安全装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の工作機械の安全装置であって、
前記工作機械は、前記使用者が前記他方の手で操作する第二操作部材を備え、
前記接触センサは、前記第二操作部材に設けられる、工作機械の安全装置。
【請求項4】
請求項3に記載の工作機械の安全装置であって、
前記工作機械は、主軸の移動時に前記使用者が操作する主軸昇降レバーと、前記主軸の停止と回転とを切替える起動レバーと、を備えるボール盤であり、
前記主軸が前記加工部であり、
前記主軸昇降レバーが前記第一操作部材であり、
前記起動レバーが前記第二操作部材である、工作機械の安全装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械の安全装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、使用者が手動操作するための操作部材を備える工作機械が公知である。例えば、特許文献1には、メインスイッチと、主軸・送りモータ用スイッチと、主軸と、主軸昇降レバーとを備えるボール盤が開示されている。特許文献1に開示されるボール盤は、メインスイッチがONされ、かつ、主軸・送りモータ用スイッチがONにされることにより、主軸が回転するように構成される。そして、使用者は、操作部材である主軸昇降レバーを操作して主軸を下降させることによりワークを加工できる。
【0003】
このようなボール盤は、一方の手(右手)で主軸昇降レバーを操作するように構成されている。このような構成においては、一例として使用者が一方の手で主軸昇降レバーを操作すると、他方の手(左手)が遊び手となる。このため、加工中に遊び手が主軸、主軸に装着された工具、またはワークなどに触れるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-8020号公報
【発明の概要】
【0005】
(発明が解決しようとする課題)
上記実情に鑑み、本発明の目的の1つは、動作中(加工中ということもできる)に遊び手が発生しない工作機械の安全装置を提供することである。
【0006】
(課題を解決するための手段)
本発明に係る工作機械の安全装置は、
駆動力源の駆動力によって動作し、ワークに対して加工を施す加工部と、
前記加工部の操作時に使用者が一方の手で操作する第一操作部材と、
を備える工作機械の安全装置であって、
前記使用者の他方の手の接触を検知する接触センサと、
前記加工部の前記駆動力源による動作を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記接触センサに前記使用者の前記他方の手が未接触状態の場合、前記加工部の前記駆動力源による動作を停止するように構成される。
【0007】
本発明によれば、使用者の他方の手が接触センサに触れていない未接触状態である場合、加工部の駆動力源による動作が停止する。このため、使用者は、一方の手(右手)で第一操作部材を操作してワークに対して加工を施すためには、他方の手(左手)を接触センサに触れた状態に維持しなければならない。したがって、遊び手が発生しない工作機械を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る工作機械の安全装置が適用されるボール盤の構成を示す図である。
図2は、本実施形態に係る工作機械の安全装置が適用されるボール盤の構成を示すブロック図である。
図3Aは、起動レバーの構成を示す斜視図である。
図3Bは、起動レバーの構成を示す分解図である。
図4は、制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、「工作機械の安全装置」を「安全装置」と略して記すことがある。また、本実施形態では、安全装置が適用される工作機械として、ボール盤を例に示す。
【0010】
<ボール盤の構成>
図1は、本実施形態に係る安全装置が適用されるボール盤10の構成例を示す図である。図2は、本実施形態に係る安全装置が適用されるボール盤10の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、ボール盤10は、主軸頭11(主軸ヘッド)に設けられる主軸12、主軸モータ13、主軸昇降レバー14、および起動レバー15を備える。さらに、図2に示すように、ボール盤10は、起動スイッチ16、タッチセンサ17、および制御装置18を備える。そして、安全装置20は、制御装置18およびタッチセンサ17を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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