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公開番号2025101449
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218295
出願日2023-12-25
発明の名称回転電機用ロータ
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 1/28 20060101AFI20250630BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】工程消費電力を過大とすることなく、しかも、必要な圧入荷重を低減しつつ、ロータコアとロータシャフトとの間に必要な径方向の締め代を確保する。
【解決手段】ロータシャフトと、軸心孔を有し、軸心孔を通るロータシャフトに対して径方向の締め代を有する態様で一体化されるロータコアとを備え、ロータコアは、軸方向に視て円環状の形態を有する円環部位と、軸心孔まわりの周方向に沿って複数設けられ、円環部位の径方向内側の縁部から径方向内側に突出する突出部と、を有し、突出部のそれぞれにおける径方向内側端部は、ロータシャフトの径方向外側の表面に径方向に押圧され、突出部のそれぞれにおいて、径方向内側端部よりも径方向外側に位置する径方向外側部位は、径方向内側端部よりも周方向幅が小さい、回転電機用ロータが開示される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ロータシャフトと、
軸心孔を有し、前記軸心孔を通る前記ロータシャフトに対して径方向の締め代を有する態様で一体化されるロータコアとを備え、
前記ロータコアは、
軸方向に視て円環状の形態を有する円環部位と、
前記軸心孔まわりの周方向に沿って複数設けられ、前記円環部位の径方向内側の縁部から径方向内側に突出する突出部と、を有し、
前記突出部のそれぞれにおける径方向内側端部は、前記ロータシャフトの径方向外側の表面に径方向に押圧され、
前記突出部のそれぞれにおいて、前記径方向内側端部よりも径方向外側に位置する径方向外側部位は、前記径方向内側端部よりも周方向幅が小さい、回転電機用ロータ。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記ロータコアは、前記径方向内側端部よりも径方向外側に、かつ、前記径方向内側端部と重なる周方向範囲内に、軸方向に貫通する貫通孔を有する、請求項1に記載の回転電機用ロータ。
【請求項3】
前記突出部のそれぞれは、前記径方向内側端部と前記円環部位との間に前記径方向外側部位を有し、
前記ロータコアは、前記円環部位における前記径方向外側部位と重なる周方向範囲内に、前記貫通孔を有する、請求項2に記載の回転電機用ロータ。
【請求項4】
前記ロータコアは、前記径方向外側部位に径方向外側から隣接する態様で前記貫通孔を有する、請求項3に記載の回転電機用ロータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転電機用ロータに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ロータコアとロータシャフトの固定方法として、ロータコアとロータシャフトとの間に径方向の締め代が生じる態様で摩擦固定する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-186298号公報
特開2013-074736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような従来技術では、回転電機の高回転化に対応すべく初期の締め代を大きく設定する場合、製造上の問題が生じやすい。例えば、ロータコアとロータシャフトの固定方法が圧入である場合、必要な圧入荷重(=ロータシャフトとロータコア間の面圧)が比較的大きくなり、組付け時にロータコアが破損するおそれがある。あるいは、削られたロータシャフト及びロータコアが凝着し、ロータシャフト側面に突起形状が形成されることで、ロータコアの径方向内側の表面(内周面)をえぐり取る不具合(むしれ)が生じるおそれがある。一方、焼き嵌めを採用する場合、ロータコアの温度を過大な温度まで昇温する必要があり、工程消費電力が過大となり、カーボンニュートラルの観点で望ましくない。
【0005】
そこで、1つの側面では、本開示は、工程消費電力を過大とすることなく、しかも、必要な圧入荷重を低減しつつ、ロータコアとロータシャフトとの間に必要な径方向の締め代を確保することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの側面では、ロータシャフトと、
軸心孔を有し、前記軸心孔を通る前記ロータシャフトに対して径方向の締め代を有する態様で一体化されるロータコアとを備え、
前記ロータコアは、
軸方向に視て円環状の形態を有する円環部位と、
前記軸心孔まわりの周方向に沿って複数設けられ、前記円環部位の径方向内側の縁部から径方向内側に突出する突出部と、を有し、
前記突出部のそれぞれにおける径方向内側端部は、前記ロータシャフトの径方向外側の表面に径方向に押圧され、
前記突出部のそれぞれにおいて、前記径方向内側端部よりも径方向外側に位置する径方向外側部位は、前記径方向内側端部よりも周方向幅が小さい、回転電機用ロータが提供される。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、本開示によれば、工程消費電力を過大とすることなく、しかも、必要な圧入荷重を低減しつつ、ロータコアとロータシャフトとの間に必要な径方向の締め代を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施例によるモータの断面構造を概略的に示す断面図である。
ロータのロータコアの断面図(軸方向に垂直な平面による断面図)である。
図2のQ3部の拡大図である。
突出部の機能の説明図である。
比較例によるロータコアに対する解析結果(コンター図)を示す説明図である。
本実施例によるロータコアに対する解析結果(コンター図)を示す説明図である。
比較例との対比で本実施例におけるロータの回転数と平均面圧との関係を示す表図である。
変形例によるロータのロータコアの断面図(軸方向に垂直な平面による断面図)である。
本変形例によるロータコアに対する解析結果(コンター図)を示す説明図である。
更なる変形例によるロータの断面図(軸方向に垂直な平面による断面図)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。また、図面では、見易さのために、複数存在する同一属性の部位には、一部のみしか参照符号が付されていない場合がある。
【0010】
図1は、一実施例によるモータ1の断面構造を概略的に示す断面図である。図2は、ロータ30のロータコア32の断面図(軸方向に垂直な平面による断面図)である。
(【0011】以降は省略されています)

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