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公開番号2025090167
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205238
出願日2023-12-05
発明の名称モータ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02K 5/10 20060101AFI20250610BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】本明細書は、空気抜き孔とドレイン孔を有するがハウジングの構造がシンプルなモータを提供する。
【解決手段】本明細書が開示するモータは、ステータとロータを収容する筒状のハウジングと、ハウジングの開口を塞ぐカバーを備える。ハウジングには冷媒流路が設けられている。カバーの上部と下部のそれぞれに、冷媒流路の内外を連通する孔が設けられている。本明細書が開示するモータは、カバーに2つの孔(空気抜き孔とドレイン孔)を設ける。それゆえ、ハウジングの構造がシンプルになる。さらに、長さの異なるハウジングに対して、空気抜き孔とドレイン孔を備えた共通のカバーが適用できる。長さの異なるハウジングに対して共通のカバーが適用できるので、モータの設計自由度を高めることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ステータとロータを収容する筒状のハウジングと、
前記ハウジングの開口を塞ぐカバーと、
を備えており、
前記ハウジングには冷媒流路が設けられており、
前記カバーの上部と下部のそれぞれに、前記冷媒流路の内外を連通する孔が設けられている、モータ。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記ハウジングと前記カバーの一方に前記冷媒流路の内外を連通する別孔が設けられている、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記別孔が前記カバーに設けられている、請求項2に記載のモータ。
【請求項4】
前記別孔は、上下方向にて、2個の前記孔の間に位置している、請求項3に記載のモータ。
【請求項5】
部品を前記カバーに固定しているボルトが一方の前記孔を塞いでいる、請求項1に記載のモータ。
【請求項6】
前記ハウジングの他方の開口を塞ぐ別カバーを備えている、請求項1に記載のモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術はモータに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
モータは、ステータのコイルを冷却するための冷媒流路を備えている。特許文献1のモータでは、ロータとステータを収容するハウジングに冷媒流路が設けられている。ハウジングには、冷媒流路内の気泡を排除するための空気抜き孔が設けられている。ハウジングには、冷媒流路から冷媒を抜くための孔(ドレイン孔)が設けられることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-341744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
長さの異なるステータには、長さの異なるハウジングが必要になる。長さの異なるハウジングのそれぞれに空気抜き孔やドレイン孔を設けると、ハウジングの構造が複雑になる。本明細書は、空気抜き孔とドレイン孔を有するがハウジングの構造がシンプルなモータを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示するモータは、ステータとロータを収容する筒状のハウジングと、ハウジングの開口を塞ぐカバーを備える。ハウジングには冷媒流路が設けられている。カバーの上部と下部のそれぞれに、冷媒流路の内外を連通する孔が設けられている。本明細書が開示するモータは、カバーに2つの孔(空気抜き孔とドレイン孔)を設ける。それゆえ、ハウジングの構造がシンプルになる。さらに、長さの異なるハウジングに対して、空気抜き孔とドレイン孔を備えた共通のカバーが適用できる。長さの異なるハウジングに対して共通のカバーが適用できるので、モータの設計自由度を高めることができる。
【0006】
なお、2つの孔(空気孔とドレイン孔)の一方が冷媒供給口を兼ねていてもよい。2つの孔の他方が冷媒排出口を兼ねていてもよい。2つの孔に加えて2つの別孔(冷媒供給口と冷媒排出口)が設けられていていてもよい。
【0007】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施例のモータの後面図である。
モータを図1のII-II線でカットした断面図である。
モータを図1のIII-III線でカットした断面図である。
第2実施例のモータの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施例)図1-3を参照して第1実施例のモータ2を説明する。図1はモータ2の後面図である。図2はモータ2を図1のII-II線でカットした断面図である。モータ2は、ロータ3、ステータ4、ハウジング20、一対のカバー10、30を備える。ロータ3とステータ4は、円筒形状のハウジング20に収容されている。ハウジング20の軸線Ax方向の両端は開口している。ハウジング20の一方の開口がカバー10によって塞がれる。カバー10は複数のボルト51でハウジング20に固定される。ハウジング20の他方の開口はカバー30によって塞がれる。カバー30は複数のボルト52でハウジング20に固定される。カバー10とカバー30を区別するために、カバー30は「別カバー」と称してもよい。ステータ4は、ハウジング20の中に固定されている。ロータ3は、カバー10、30が有する軸受によって回転可能に支持されている。
【0010】
モータ2が動作している間、ステータ4のコイル5には高電圧の電流が流れるため、コイル5が発熱する。コイル5を冷却するために、ハウジング20には、冷媒流路21が設けられている。冷媒流路21に液体の冷媒が流れ、コイル5が冷却される。より具体的には、冷媒流路21には冷却水が流れる。
(【0011】以降は省略されています)

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