TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025087017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201365
出願日2023-11-29
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B60L 53/62 20190101AFI20250603BHJP(車両一般)
要約【課題】外部の給電施設を用いた急速充電時に車載の蓄電装置を精度高く充電する。
【解決手段】ECUは、外部充電が実行される場合(S100にてYES)、要求電流値を算出するステップ(S102)と、最低出力電流が取得され(S104にてYES)、要求電流値が最低出力電流よりも低いと(S106にてYES)、車両内の機器を作動させるステップ(S108)と、要求電流値と機器電流値との和が最低出力電流以上である場合に要求電流値と機器電流値との和を送信するステップ(S112)と、充電が完了していると(S116にてYES)、外部充電を停止するステップ(S118)とを含む、処理を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両外部の電源から供給される電力により充電される蓄電装置と、
前記蓄電装置に供給される電流の要求値を示す要求電流値を決定する制御装置と、
前記蓄電装置に供給される電力を消費する機器とを備え、
前記制御装置は、前記要求電流値と前記機器に供給される機器電流値との和がしきい値未満となる場合、前記機器での消費電力を増加させる、車両。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記しきい値は、前記車両外部の電源から出力される電流の下限値である、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記しきい値は、前記車両外部の電源から出力される電流の下限値の実測値である、請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記制御装置は、前記要求電流値と前記機器電流値との和が前記しきい値未満となる場合、前記要求電流値と前記機器電流値との和が前記しきい値以上となるように前記消費電力を増加させる、請求項1に記載の車両。
【請求項5】
前記車両は、ユーザに予め定められた情報を通知する通知装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記要求電流値と前記機器電流値との和が前記しきい値未満となる場合には、前記機器の動作を開始させることを前記通知装置を用いて前記ユーザに通知する、請求項1に記載の車両。
【請求項6】
前記車両は、ユーザに予め定められた情報を通知する通知装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記要求電流値と前記機器電流値との和が前記しきい値未満となる場合には、前記消費電力を増加させることを前記通知装置を用いて前記ユーザに通知する、請求項1に記載の車両。
【請求項7】
前記車両は、ユーザからの操作を受け付ける入力装置をさらに備え、
前記制御装置は、
前記要求電流値と前記機器電流値との和が前記しきい値未満であり、かつ、前記機器の動作を開始することを許可することを示す第1操作を前記入力装置において受け付けているとき、前記機器の動作を開始させ、
前記要求電流値と前記機器電流値との和が前記しきい値未満であり、かつ、前記機器の動作を開始することを許可しないことを示す第2操作を前記入力装置において受け付けているとき、前記機器を停止させた状態にする、請求項1に記載の車両。
【請求項8】
前記車両は、ユーザからの操作を受け付ける入力装置をさらに備え、
前記制御装置は、
前記要求電流値と前記機器電流値との和が前記しきい値未満であり、かつ、前記消費電力が増加することを許可することを示す第1操作を前記入力装置において受け付けているとき、前記消費電力を増加させ、
前記要求電流値と前記機器電流値との和が前記しきい値未満であり、かつ、前記消費電力が増加することを許可しないことを示す第2操作を前記入力装置において受け付けているとき、前記消費電力を維持または低下させる、請求項1に記載の車両。
【請求項9】
前記制御装置は、前記消費電力を増加させた後、前記要求電流値と前記機器電流値との和が前記しきい値未満となる場合には、前記蓄電装置が満充電状態になる前に前記車両外部の電源からの電力の供給を停止させる、請求項1に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
外部の給電施設を用いて車載の蓄電装置を充電する外部充電時に車両の機器の動作の有無に応じて供給電力を制御する技術が公知である。たとえば、特許文献1(特開2022-063666号公報)には、エアコンの動作の有無によって供給電力を制御する技術が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-063666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような外部充電のうちの特に急速充電時においては、給電施設から車両に供給される電力の下限値が大きい場合がある。そのため、車載の蓄電装置を充電するために車両が要求する電力が給電施設から供給される電力の下限値を下回る場合には、車載の蓄電装置を精度高く充電できない場合がある。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、外部の給電施設を用いた急速充電時に車載の蓄電装置を精度高く充電する車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に係る車両は、車両外部の電源から供給される電力により充電される蓄電装置と、蓄電装置に供給される電流の要求値を示す要求電流値を決定する制御装置と、蓄電装置に供給される電力を消費する機器とを備える。制御装置は、要求電流値と機器に供給される機器電流値との和がしきい値未満となる場合、機器での消費電力を増加させる。
【0007】
このようにすると、要求電流値と機器電流値との和がしきい値未満となる場合に機器での消費電力を増加させることで機器電流値を増加させることができる。そのため、外部電源から供給される電流が大きい場合に蓄電装置に要求電流値を超えて電流が流れないようにすることができる。その結果、蓄電装置を精度高く充電することができる。
【0008】
ある実施の形態においては、しきい値は、車両外部の電源から出力される電流の下限値である。
【0009】
このようにすると、要求電流値と機器電流値との和が車両外部の電源から出力される電流の下限値未満となる場合に機器での消費電力を増加させることで機器電流値を増加させることができる。そのため、蓄電装置に要求電流値を超えて電流が流れないようにして蓄電装置を精度高く充電することができる。
【0010】
さらにある実施の形態においては、しきい値は、車両外部の電源から出力される電流の下限値の実測値である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
カーテント
8日前
個人
車窓用防虫網戸
29日前
個人
警告装置
1か月前
個人
小型EVシステム
1か月前
個人
車輪清掃装置
12日前
日本精機株式会社
ケース
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
今日
井関農機株式会社
作業車両
2日前
個人
アンチロール制御装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
個人
ブレーキシステム
2か月前
個人
ワイパーゴム性能保持具
21日前
井関農機株式会社
収穫作業車両
28日前
個人
自動車ドア開度規制ベルト
1か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
2か月前
株式会社クラベ
ヒータユニット
27日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
2日前
日本精機株式会社
車両用投影装置
2日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
23日前
株式会社ユーシン
照明装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
29日前
帝国繊維株式会社
作業車両
2か月前
株式会社ユーシン
照明装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
個人
農業機械への架線給電システム
2か月前
スズキ株式会社
車両制御装置
2か月前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
2か月前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
19日前
極東開発工業株式会社
荷役車両
2か月前
スズキ株式会社
車体構造
2か月前
スズキ株式会社
車両の制御装置
23日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
29日前
エムケー精工株式会社
固定式洗車装置
2か月前
続きを見る