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公開番号2025092217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207959
出願日2023-12-08
発明の名称非水系リチウムイオン二次電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 10/0585 20100101AFI20250612BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バイポーラ電極を含む複数の電極を備えながら、作動電圧を高くし且つ界面抵抗を低くできる非水系リチウムイオン二次電池を提供する。
【解決手段】バイポーラ電極23を含む複数の電極及び隣り合う電極の間に位置する少なくとも1個のセパレータ25を有し且つ電解液が封入された積層体15と、電極の集電体18の外周縁部を液密状態で覆うシール部材30と、積層体及びシール部材の周囲を覆う正極缶35及び負極缶40と、正極缶と負極缶とを絶縁するガスケット45と、集電体に電気的に接続され、少なくとも一部が正極缶及び負極缶の外側に位置する電圧線50と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
集電体、前記集電体の一方の面に形成された正極活物質層、及び前記集電体の他方の面に形成された負極活物質層を有するバイポーラ電極を含む複数の電極並びに隣り合う前記電極の間に位置する少なくとも１個のセパレータを有し、電解液が封入された積層体と、
前記集電体の外周縁部を液密状態で覆うシール部材と、
前記積層体及び前記シール部材の周囲を覆う正極缶及び負極缶と、
前記正極缶と前記負極缶の間に位置し且つ前記正極缶と前記負極缶とを絶縁するガスケットと、
前記集電体に電気的に接続され、少なくとも一部が前記正極缶及び前記負極缶の外側に位置する電圧線と、
を有する非水系リチウムイオン二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、非水系リチウムイオン二次電池に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１にはコイン型の全固体電池が開示されている。この全固体電池は、バイポーラ電極を含む複数の電極、固体電解質及びセパレータを有する積層体と、積層体の外周縁部を覆うシール部材と、積層体及びシール部材の周囲を覆う正極缶及び負極缶と、正極缶と負極缶の間に位置するガスケットと、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－０４７４４３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記特許文献１の全固体電池は、作動電圧の向上及び界面抵抗の低減に関して改善の余地がある。
【０００５】
本発明は上記事実を考慮し、バイポーラ電極を含む複数の電極を備えながら、作動電圧を高くし且つ界面抵抗を低くできるリチウムイオン二次電池を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１の非水系リチウムイオン二次電池は、集電体、前記集電体の一方の面に形成された正極活物質層、及び前記集電体の他方の面に形成された負極活物質層を有するバイポーラ電極を含む複数の電極並びに隣り合う前記電極の間に位置する少なくとも１個のセパレータを有し、電解液が封入された積層体と、前記集電体の外周縁部を液密状態で覆うシール部材と、前記積層体及び前記シール部材の周囲を覆う正極缶及び負極缶と、前記正極缶と前記負極缶の間に位置し且つ前記正極缶と前記負極缶とを絶縁するガスケットと、前記集電体に電気的に接続され、少なくとも一部が前記正極缶及び前記負極缶の外側に位置する電圧線と、を有する。
【０００７】
請求項１の非水系リチウムイオン二次電池は、バイポーラ電極を含む複数の電極及び隣り合う電極の間に位置する少なくとも１個のセパレータを有し、電解液が封入された積層体を備える。そのため請求項１の非水系リチウムイオン二次電池は、バイポーラ電極の数を増やすことにより、作動電圧を高くすることが可能である。
【０００８】
請求項１の非水系リチウムイオン二次電池では、リチウムイオン等の電荷担体がセパレータを介して電極間を移動する。そのため請求項１の非水系リチウムイオン二次電池は界面抵抗を低くできる。
【発明の効果】
【０００９】
以上説明したように、本発明に係る非水系リチウムイオン二次電池は、バイポーラ電極を含む複数の電極を備えながら、作動電圧を高くし且つ界面抵抗を低くできる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
実施形態に係る非水系リチウムイオン二次電池の模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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