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公開番号
2025092262
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023208033
出願日
2023-12-08
発明の名称
車両用障害物警報装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類
G08G
1/16 20060101AFI20250612BHJP(信号)
要約
【課題】車両が両側に塀のような障害物がある狭い走行路を走行する場合などに、車両が二つの障害物の間の中央に位置して走行しているか否か判断することができる障害物警報装置を提供する。
【解決手段】警報の態様を変更可能な警報発出装置と、車両の周りの障害物と車両との間の距離を計測する測距装置と、障害物と車両との間の距離に応じて、警報の態様を切り替えるよう構成された運転支援ECUと、を含む車両用障害物警報装置であって、運転支援ECUは、第一の障害物と車両の第一の端部との間の第一の距離L1及び第二の障害物と車両の第二の端部との間の第二の距離L2の両方が基準値Lc2以下であるときの警報の態様の切り替え条件が、第一及び第二の距離の一方のみが基準値以下であるときの警報の態様の切り替え条件とは異なるように、警報の態様の切り替え条件を変更する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
警報の態様を変更可能な警報発出装置と、車両の周りの障害物と車両との間の距離を計測する測距装置と、前記測距装置により計測された障害物と前記車両との間の距離に応じて、前記警報発出装置により発出される警報の態様を切り替えるよう構成された制御ユニットと、を含む車両用障害物警報装置において、
前記測距装置は、第一の障害物と前記車両の複数の端部の一つであり前記第一の障害物に最も近い第一の端部との間の第一の距離及び第二の障害物と前記車両の複数の端部の他の一つであり前記第二の障害物に最も近い第二の端部との間の第二の距離を計測し、
前記制御ユニットは、前記第一及び第二の距離の両方が前記基準値以下であるときの前記警報の態様の切り替え条件が、前記第一及び第二の距離の一方のみが前記基準値以下であるときの前記警報の態様の切り替え条件とは異なるように、前記警報の態様の切り替え条件を変更するよう構成された、車両用障害物警報装置。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両用障害物警報装置において、前記制御ユニットは、前記警報の態様の切り替え条件を変更する前においては、前記第一又は第二の距離が第一の基準値以下で第二の基準値よりも大きいときには、前記警報の態様が第一の態様であり、前記第一又は第二の距離が前記第二の基準値以下であるときには、前記警報の態様が第二の態様であるように、前記警報の態様を切り替えるよう構成された、車両用障害物警報装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用障害物警報装置において、前記制御ユニットは、前記第一及び第二の距離の両方が前記第二の基準値以下になったときには、前記第二の基準値を小さい値に変更することにより前記警報の態様の切り替え条件を変更するよう構成された、車両用障害物警報装置。
【請求項4】
請求項2に記載の車両用障害物警報装置において、前記制御ユニットは、前記警報の態様の切り替え条件を変更した場合には、前記第一及び第二の距離の差の大きさが差の基準値以下であるときには、前記警報の態様が前記第一の態様であり、前記差の大きさが前記差の基準値よりも大きいときには、前記警報の態様が前記第二の態様であるように、前記警報の態様を切り替えるよう構成された、車両用障害物警報装置。
【請求項5】
請求項1に記載の車両用障害物警報装置において、前記制御ユニットは、前記警報の態様の切り替え条件を変更するときには、前記警報の態様の切り替え条件の変更を運転者に帆報知するよう構成された、車両用障害物警報装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車などの車両のための障害物警報装置に係る。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車などの車両のための障害物警報装置の一つとして、障害物と車両との間の距離が基準値以下であると判定されると、警報を発出するよう構成された障害物警報装置が知られている。例えば、下記の特許文献1には、障害物と車両との間の距離に応じて警報の態様を変更すると共に、車両が障害物に接近する場合と車両が障害物から遠ざかる場合とで警報の音圧を変えるよう構成された障害物警報装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-103647号公報
【発明の概要】
【0004】
〔発明が解決しようとする課題〕
上記特許文献1に記載された装置のような従来の障害物警報装置においては、障害物と車両との間の距離が基準値以下であり且つ距離が変化しない場合には、警報も変化しない。例えば、車両が両側に塀のような障害物がある狭い走行路を走行する場合には、少なくとも一方の障害物と車両との間の距離が基準値以下である限り、警報が発出される。よって、車両が両側の障害物の一方にのみ接近して走行する場合も車両が両側の障害物の両方に接近して走行する場合も、警報が同一になる。そのため、運転者は警報を認識しても、車両が両側の障害物の一方にのみ接近して走行しているのか車両が両側の障害物の両方に接近して走行しているのか、即ち車両が二つの障害物の間の中央に位置して走行しているか否か判断することができない。
【0005】
なお、上記の問題は、周囲に複数の車両が駐車している駐車場において、自車両を駐車する場合や自車両を発進させる場合のように、自車両の前後に他車両や塀のような障害物が存在する状況において自車両が移動する場合にも発生する。
【0006】
本発明は、車両がその両側に存在する二つの障害物の間にて走行する場合に、車両が二つの障害物の間の中央に位置して走行しているか否かを運転者が判断することができるよう改良された障害物警報装置を提供する。
〔課題を解決するための手段及び発明の効果〕
【0007】
本発明によれば、警報の態様を変更可能な警報発出装置(52)と、車両(102)の周りの障害物と車両との間の距離を計測する測距装置(ソナー装置16)と、測距装置により計測された障害物と車両との間の距離に応じて、警報発出装置により発出される警報の態様を切り替えるよう構成された制御ユニット(運転支援ECU10)と、を含む車両用障害物警報装置(100)が提供される。
【0008】
測距装置(ソナー装置16)は、第一の障害物と車両の複数の端部の一つであり第一の障害物に最も近い第一の端部との間の第一の距離(L1)及び第二の障害物と車両の複数の端部の他の一つであり第二の障害物に最も近い第二の端部との間の第二の距離(L2)を計測し、
制御ユニット(運転支援ECU10)は、第一及び第二の距離の両方(L1及びL2)が基準値(Lc2)以下であるときの警報の態様の切り替え条件(S80、S85)が、第一及び第二の距離の一方(L1又はL2)のみが基準値以下であるときの警報の態様の切り替え条件(S30、S50)とは異なるように、警報の態様の切り替え条件を変更する(S80、S85)よう構成される。
【0009】
上記の構成によれば、第一及び第二の距離の両方が基準値以下であるときの警報の態様の切り替え条件は、第一及び第二の距離の一方のみが基準値以下であるときの警報の態様の切り替え条件とは異なる。よって、車両がその両側に存在し間隔が一定で小さい二つの障害物の間にて走行する状況においても、警報の態様の切り替え条件が適切に変更されることにより、車両が一方の障害物にのみ接近しているのか車両が両方の障害物に接近しているのかを判断することができる。
〔発明の態様〕
【0010】
本発明の一つの態様においては、制御ユニット(運転支援ECU10)は、警報の態様の切り替え条件を変更する前においては、第一又は第二の距離が第一の基準値(Lc1)以下で第二の基準値(Lc2)よりも大きいときには、警報の態様が第一の態様(S40)であり、第一又は第二の距離が第二の基準値以下であるときには、警報の態様が第二の態様(S60)であるように、警報の態様を切り替えるよう構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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