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公開番号
2025092130
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207809
出願日
2023-12-08
発明の名称
封口体の製造方法及び封口体
出願人
トヨタバッテリー株式会社
,
トヨタ自動車株式会社
,
プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H01M
50/566 20210101AFI20250612BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池端子周辺の樹脂部材での不具合の発生を抑えられ、バスバ溶接面へのバスバ溶接時における溶接不良の発生を抑えられる二次電池を実現可能な封口体の製造方法を提供する。
【解決手段】蓋体13を金型内に配置するとともに、電池端子NSを、蓋体13の取付口15内に位置し、且つ平面部31の表面側が金型の内面に当接するように金型内に配置した状態で、金型内に樹脂を充填し、絶縁部材40を取付口15と電池端子NSとの間を埋めるように蓋体13及び電池端子NSと一体となった状態で成形するインサート成形工程と、インサート成形工程後に、絶縁部材40の側壁部42における延出方向下流側の端面42aがバスバ溶接面よりも突出した状態となるように電池端子NSにおける平面部31の表面側に加工処理を施す溶接面処理工程とを含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
表裏に貫通した取付口が形成された蓋体と、
表面がバスバ溶接面である平面部を有し、当該バスバ溶接面が前記蓋体の一方の面の側に配置されるように前記蓋体の前記取付口に取り付けられる電池端子と、
前記電池端子の前記平面部に沿って前記蓋体から離反する方向に延びる側壁部を有し、前記蓋体と前記電池端子とを絶縁する樹脂製の絶縁部材と、を備えた密閉型二次電池用の封口体の製造方法であって、
前記蓋体を金型内に配置するとともに、前記電池端子を、前記蓋体の前記取付口内に位置し、且つ前記平面部の表面側が前記金型の内面に当接するように金型内に配置した状態で、金型内に樹脂を充填し、前記絶縁部材を前記取付口と前記電池端子との間を埋めるように前記蓋体及び前記電池端子と一体となった状態で成形するインサート成形工程と、
前記インサート成形工程後に、前記絶縁部材の前記側壁部における延出方向下流側の端面が前記バスバ溶接面よりも突出した状態となるように前記電池端子における前記平面部の表面側に加工処理を施す溶接面処理工程と、を含む、封口体の製造方法。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記溶接面処理工程では、前記加工処理によって凹凸形状を有した前記バスバ溶接面を形成する、請求項1に記載の封口体の製造方法。
【請求項3】
前記溶接面処理工程における前記加工処理は、レーザによる加工処理である、請求項2に記載の封口体の製造方法。
【請求項4】
前記溶接面処理工程における前記加工処理は、ショットブラストによる加工処理である、請求項2に記載の封口体の製造方法。
【請求項5】
筐体の開口に取り付けられる密閉型二次電池用の封口体であって、
表裏に貫通した取付口が形成された蓋体と、
表面がバスバ溶接面である平面部を有し、当該バスバ溶接面が前記蓋体の一方の面の側に配置された状態で前記蓋体の前記取付口に取り付けられた電池端子と、
前記電池端子の前記平面部に沿って前記蓋体から離反する方向に延びる側壁部を有し、前記蓋体と前記電池端子とを絶縁する樹脂製の絶縁部材と、を備えており、
前記絶縁部材は、インサート成形によって前記取付口と前記電池端子との間を埋めるように前記蓋体及び前記電池端子と一体となった状態で形成されており、前記側壁部における延出方向下流側の端面が前記バスバ溶接面よりも突出している封口体。
【請求項6】
前記バスバ溶接面は、凹凸形状を有している、請求項5に記載の封口体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、封口体の製造方法及び封口体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電気自動車やハイブリッド自動車などの電源として、ニッケル水素蓄電池やリチウムイオン蓄電池などの二次電池が用いられている。この種の二次電池として、例えば、特許文献1に開示された密閉型電池が開示されている。
【0003】
特許文献1記載の密閉型電池は、電池ケースや当該電池ケースの内部に収容された電極体などを備えている。この密閉型電池において、電池ケースを構成する蓋体は、取付穴が形成された封口板と、封口板の取付穴に取り付けられた正極端子部材及び負極端子部材と、封口板と各端子部材の間に配置され、各端子部材と封口板とを絶縁し、且つ電池内部の気密性を保つためのシール材とを有している。
【0004】
特許文献1記載の密閉型電池においては、シール材がインサート成形によって封口体及び各端子部材と一体になった状態で成形されている。そのため、端子が加締めによって接合される2つの部材で構成されるものと比較して、電池に使用される部品点数の削減によって製造コストの削減を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-86245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、二次電池を電動車両の電源などに用いる場合、一般的に、二次電池が複数電気的に接続され、充放電容量及び出力電力を高められた電池モジュールが用いられる。そして、この種の電池モジュールにおいて、複数の二次電池は、例えば、隣接する二次電池の正負極端子を繋ぐように溶接されたバスバを介して電気的に接続される。
【0007】
ここで、特許文献1記載の密閉型電池では、各端子部材の上端部がシール材の上端部よりも突出している。そのため、各端子部材の上端部にバスバを溶接する場合、各端子部材の上端面にバスバが密着した状態となる。これにより、バスバからの伝熱によって、各端子部材の周辺に配設されたシール材などの樹脂部材の溶融や熱へたりなどといった不具合が発生する虞がある。
【0008】
また、特許文献1記載の密閉型電池のように、シール材がインサート成形によって封口板及び各端子部材と一体となった状態で成形される場合、インサート成形時に各端子部材の上端面と金型内面との間への溶融樹脂の潜り込みが発生する虞がある。そして、溶融樹脂の潜り込みが発生すると、バスバが溶接される各端子部材の上端面にバリが発生し、当該上端面へのバスバ溶接時に溶接不良が発生し易くなる。
【0009】
本発明は以上の実情に鑑みなされたものであり、電池端子周辺の樹脂部材での不具合の発生を抑えられ、バスバ溶接面へのバスバ溶接時における溶接不良の発生を抑えられる二次電池を実現可能な封口体の製造方法及び封口体の提供を、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための本発明に係る封口体の製造方法の特徴構成は、
表裏に貫通した取付口が形成された蓋体と、
表面がバスバ溶接面である平面部を有し、当該バスバ溶接面が前記蓋体の一方の面の側に配置されるように前記蓋体の前記取付口に取り付けられる電池端子と、
前記電池端子の前記平面部に沿って前記蓋体から離反する方向に延びる側壁部を有し、前記蓋体と前記電池端子とを絶縁する樹脂製の絶縁部材と、を備えた密閉型二次電池用の封口体の製造方法であって、
前記蓋体を金型内に配置するとともに、前記電池端子を、前記蓋体の前記取付口内に位置し、且つ前記平面部の表面側が前記金型の内面に当接するように金型内に配置した状態で、金型内に樹脂を充填し、前記絶縁部材を前記取付口と前記電池端子との間を埋めるように前記蓋体及び前記電池端子と一体となった状態で成形するインサート成形工程と、
前記インサート成形工程後に、前記絶縁部材の前記側壁部における延出方向下流側の端面が前記バスバ溶接面よりも突出した状態となるように前記電池端子における前記平面部の表面側に加工処理を施す溶接面処理工程と、を含む点にある。
(【0011】以降は省略されています)
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