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公開番号
2025091824
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207303
出願日
2023-12-07
発明の名称
車両用ベルト式無段変速機の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
61/02 20060101AFI20250612BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】レース使用時の最高速までの加速度向上や最高速のアップを図る車両用ベルト式無段変速機の制御装置を提供する。
【解決手段】電子制御装置50は、伝動ベルト30のベルト挟圧のためのセカンダリ圧Poutを算出してセカンダリプーリ28の油圧アクチュエータ28cへの油圧を設定する油圧設定部84と、セカンダリ圧Poutを算出するのに用いる安全率Sを設定する安全率設定部86と、を備え、安全率設定部86は、車両の走行モードがレース用走行モードであり、アクセル開度θaccが所定開度θs以上であり、アクセル開度変化量|Δθacc|が所定変化量Δθt以下であり、且つ車速Vが所定車速Vs以上である場合に、安全率Sを下げる制御を行う。これにより、レース使用時の動力伝達の効率向上、即ち、最高速までの加速度向上や最高速のアップが図られる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
プライマリプーリとセカンダリプーリとの間に伝動ベルトが巻き掛けられた車両用ベルト式無段変速機の、制御装置であって、
前記伝動ベルトのベルト挟圧のための油圧指令値を算出して油圧アクチュエータへの油圧を設定する油圧設定部と、前記油圧指令値を算出するのに用いる安全率を設定する安全率設定部と、を備え、
前記安全率設定部は、車両の走行モードがレース用走行モードであり、アクセル開度が所定開度以上であり、アクセル開度変化量が所定変化量以下であり、且つ車速が所定車速以上である場合に、前記安全率を下げる制御を行うことを特徴とする車両用ベルト式無段変速機の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レース使用時の最高速までの加速度向上や最高速のアップを図る車両用ベルト式無段変速機の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
プライマリプーリとセカンダリプーリとの間に伝動ベルトが巻き掛けられた車両用ベルト式無段変速機が良く知られている。前記ベルト式無段変速機のベルト挟圧を設定する制御においては、路面からの外乱等でベルトが滑って摩耗しないように、一定の安全率をかけた設定値とする制御が行われる。このベルト挟圧の制御に関して、特許文献1には、走行路面判断を行い、走行路面が外乱の少ない良路の場合は、ベルト挟圧の前記安全率を下げ、動力伝達の効率向上を図る技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-269591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前記ベルト式無段変速機をレース用車両に使用する場合においては、耐久性よりも動力伝達の効率向上が優先的に求められる。しかしながら、特許文献1に開示されている、路面判定に基づきベルト挟圧を下げる制御は、アクセル開度が比較的小さい領域でしか実施されないため、アクセル開度の高い領域が殆どであるレースでの動力伝達の効率向上、即ち、レース使用時の最高速までの加速度向上や最高速のアップを図るうえで、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、レース使用時の最高速までの加速度向上や最高速のアップを図る車両用ベルト式無段変速機の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、(a)プライマリプーリとセカンダリプーリとの間に伝動ベルトが巻き掛けられた車両用ベルト式無段変速機の、制御装置であって、(b)前記伝動ベルトのベルト挟圧のための油圧指令値を算出して油圧アクチュエータへの油圧を設定する油圧設定部と、前記油圧指令値を算出するのに用いる安全率を設定する安全率設定部と、を備え、(c)前記安全率設定部は、車両の走行モードがレース用走行モードであり、アクセル開度が所定開度以上であり、アクセル開度変化量が所定変化量以下であり、且つ車速が所定車速以上である場合に、前記安全率を下げる制御を行うことにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、前記制御装置は、前記伝動ベルトのベルト挟圧のための油圧指令値を算出して油圧アクチュエータへの油圧を設定する油圧設定部と、前記油圧指令値を算出するのに用いる安全率を設定する安全率設定部と、を備え、前記安全率設定部は、車両の走行モードがレース用走行モードであり、アクセル開度が所定開度以上であり、アクセル開度変化量が所定変化量以下であり、且つ車速が所定車速以上である場合に、前記安全率を下げる制御を行う。これにより、レース使用時の動力伝達の効率向上、即ち、最高速までの加速度向上や最高速のアップが図れる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用された車両の概略構成を説明する図であると共に、車両における各種制御のための制御機能および制御系の要部を説明する図である。
図1の電子制御装置の作動の要部を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明が適用された車両10の概略構成を説明する図であると共に、車両10における各種制御のための制御機能および制御系の要部を説明する図である。図1において、車両10は、動力源としてのエンジン12、トルクコンバータ14、前後進切替装置16、車両用ベルト式無段変速機(以下、無段変速機とする)18、減速歯車装置20、差動歯車装置22、左右一対の前輪24L、24Rなどを備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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